通過しませんのでご注意下さい

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    先日、路線バスに乗った時のこと。(録音の)車内アナウンスが、こんなことを言ってました。

     

    「このバスは、国場を通過しませんのでご注意下さい」(国場は例えば)

     

     

    さて、このバスは国場に停まるのか、停まらないのか。

     

    「通過」は通り過ぎるの意味。「通り過ぎることをしません」だから停まるのか?

     

    ところが、国場に停まるのならわざわざアナウンスしないだろうから、これは停まらないってこと(笑)。

     

    最初のうちは「馬鹿なことを言うとんな」と聞き流していたところ、バス停に停まるたびにそれを繰り返すので、だんだんとイライラしてきました。

     

     

    この際、責任の所在を明らかにしておくべきでしょう。

     

    関係者は次の4人。アナウンスの原稿を作成したヒラ社員、それを承認した上司、ナレーター、運転手。カッコ内の数値は責任割合です。

     

    (1)ヒラ社員(10/100)

     

    素直に「国場には停まりません」で良かったんじゃないの?。それを丁寧に、もしくは正確に言ったつもりなのよね。もっとリラックスして仕事をしようよ。

     

    (2)上司(86/100)

     

    マネージャーが自分の個性や常識を仕事に反映させることがあるとしても、その自分を右斜め上空から見つめる客観性が必要です。この例では、自分が理解できたとしても、乗客がどう理解するかという視点。これを持てない人にマネージャーは務まりません。

     

    (3)ナレーター(2/100)

     

    ナレーションのプロなら「これはちょっと分かりづらいかも」くらいは教えてあげればいいのに。だけど、(2)の上司が「生意気なやつには仕事を回さない」と言い出しかねないので、まあ仕方がないか。

     

    (4)運転手(2/100)

     

    運転手が「乗客が間違えた」と報告しても、さっきの上司が「間違えるほうが悪い」と言うだろうから、効果無し。

     


    つまり、この上司が悪い(笑)


    ヘリの墜落

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      一昨日、那覇から粟国島に向かっていた民間ヘリが東シナ海に墜落しました。

       

       

      パイロットは重傷を負ったものの無事救出され、乗客はいませんでした。

       

      ヘリの運行会社は私が沖縄移住するきっかけになった会社。後に千葉の航空会社に吸収されたものの、パイロットや整備士の多くは当時のままです。

       

       

      私が沖縄に来た年のこと。遊覧飛行に便乗させてもらったことがありました。

       

      那覇の空中散歩

       

       

      今回、墜落したヘリ、重傷を負ったパイロットは、この時のヘリとパイロットです。

       

       

      ある年の那覇マラソンの日の翌日、そのパイロットとこんな話になりました。

       

      C「昨日はお疲れ様。ウチの上でホバリングしてたのが見えてたで」

       

      パ「ああ、古波蔵十字路ですね」

       

      C「ベランダから手ぇ振ったのに見えんかったか(笑)」

       

      パ「何を言うてるんですか。Cさんが見えたから、僕も手を振ったじゃないですか」

       

      C「ギャハハ!!。お前、頭ええな」

       

      パ「ちゃんと見て下さいよぉ(笑)」

       

      C「ところで、ホバリング中に、スーッと流れる感じになるけど、あれはピタッと止まれんもんなん?」

       

      パ「またそんなこと。ピタッと止まるのは簡単で、うまくスライドさせるのが腕なんですよ。ああするといい映像が撮れるんです」

       

      C「なるほどなぁ。(頭だけでなくて)腕もいいんやなぁ」

       

       

      真面目な性格で、慎重な操縦をするパイロットでしたから、直感的には機材の故障に思えます。かと言って整備士の責任を問われるのも気の毒だし。何か、操縦でも整備でもない不可抗力のような原因であって欲しいと思います。

       

      粟国島で乗客を乗せて那覇に帰る予定だったとのこと。乗客を乗せる前だったことは、不幸中の幸いでした。


      国場十字路を通るバス

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        国場十字路は昔から交通の要所で、戦前は軽便鉄道の国場駅があり、そこから与那原線と糸満線が分岐していました。

        戦後間も無いこの写真。奥武山、那覇軍港あたりの埋め立てが始まっていますが、それでもまだ漫湖は広く、小禄が半島だと実感できる時代でした。写真右下が国場十字路。



        那覇から南に向かうには、国場川の川幅が狭くなる場所、つまり国場まで迂回する必要がありました。今でも那覇から西と南に向かうバスは国場十字路を通り、沖縄自動車道の開通以降は北へ向かうバスも通るようになりました。


        次の写真は、那覇方面行きの国場バス停から国場十字路方面を写したものです。



        右折が八重瀬。直進が沖縄、与那原。左折が寄宮。那覇から来たバスは三方向に進みます。

        右折するバスは本島南部の中央部と西部に向かう路線。具志頭、百名、糸満などですね。

        直進するバスは、上間十字路を左折して沖縄自動車道に向かう路線と、与那原を右折して本島南部東部に向かう路線、与那原を左折して東海岸をコザ方面に向かう路線。

        左折するバスは那覇の市内便で、おもろまち行きなどの路線があります。

        高速バスは国場に停まりますから、ライカムや具志川、名護に一本で行けて、逆方向の那覇空港にも行けます。

        完璧じゃないですか(笑)。


        これだけあっち向きこっち向きにバスが走っていながら、バスの乗車率は芳しくありません。

        バスを利用するのは、通勤、通学、お年寄りで、いずれも割引運賃です。そのため採算が悪く、便数は減り、運賃は高くなり、それが更なる乗客減を招く悪循環。

        観光客がバスを使って移動してくれればありがたいのですが、あちこち動けば動くほど、レンタカーが安上がり。バス料金を今の半額程度にして、やっと比較の対象になるかもしれないってところです。

        かくして、今日も国場十字路には四方から沢山のバスがやってきて、直進したり曲がったりして賑やかですが、通勤通学朝の時間帯以外は概ね中は空っぽです。

        もったいないですよねぇ。


        東陽バス30系統「泡瀬東線」

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          昨夜、おもろさんと松山で待ち合わせしたので、自宅(国場)からの交通ルートを考えました。

          単純なルートは那覇バスターミナルで乗り継ぎですが、それでは芸がありません。そこで思いついたのが東陽バスの泡瀬東線でした。



          泡瀬東線は泡瀬西線と並ぶ東陽バスの主力路線で、どちらもコザと那覇を結んでいます。東海岸を走る泡瀬東線と西海岸を走る泡瀬西線。


          那覇・コザ線ですから、ナイチで言えば東京・大阪線のようなもん。ところが、終点(始発)が泡瀬って貴方。

          東京駅のホームに立ち「よし、大阪へ行くでっ!!」と意気込んだら、電車の行先表示が「鶴橋」だったみたいなもん。

          「なんで鶴橋なんだ?」

          と言いたくもなります(ならんか)。

          泡瀬東線も西線もコザで停車しますが、終点(始発)は泡瀬。それは泡瀬に東陽バスの車庫があるからですね。

          その点を東陽バスは、

          「コザを終点(始発)にしたら、車庫まで回送になって売上になりませんやん。行き先がわかりづらいかもだけど、わかるよねっ!!」

          と、述べています。


          さて、泡瀬東線の那覇行きは東海岸を南下し、与那原で西に向きを変え、国場を通ります。



          国場を出たバスは、那覇バスターミナルへ直行するかと思いきや、古波蔵十字路を右折し、ひめゆり通りを北上します。そして、与儀十字路を左折して開南へ向かうかと思いきや、そこを直進し、更に北上を続けます。

          初めて乗った人は「このまま泡瀬に帰るつもりなのかな?」と心配になることでしょう(ならんか)。

          バスはひめゆり通りをモノレール安里駅の手前まで北上し、牧志駅と美栄橋駅を経由して、久茂地川に沿って那覇バスターミナルへ向かうのです。

          その点を東陽バスは、

          「え?。那覇バスターミナルに用事があるの?。牧志に用事がある人もいれば、美栄橋に用事のある人もいる。そこのオヤジ(私)は松山交差点へ行くんだけど、久茂地公民館前で降りたらすぐさ〜ね。人生色々、乗客も色々。わかるよねっ!!」

          と、述べてます。


          私がこの路線に詳しいのは、つい最近、国場から北中城村熱田まで利用したばかりだから。所要時間は片道40分。それだけ時間があれば、誰もが泡瀬東線の通になれます。


          さて、おもろさんと別れた帰り道。久茂地公民館前で泡瀬東線最終便を調べると、



          ギョエ〜!!。衝撃の22時7分。

          コザや泡瀬に、その日のうちに着くのかな?。残業でヘロヘロの人達と、酔っ払ってベロベロの人達が、仲良く乗ってるんでしょうねぇ。

          う〜む。あんまり乗りたくないかな(笑)


          このイガグリ頭は小禄高校の新里君(笑)



          ア〜、夜のバスが僕をのせて走る
          ア〜、広い窓もただの黒い壁だ
          なにもかもが闇の中に・・・
          ただ、夜のバスだけが矢の様に走る


          知らんか?(笑)


          糸満バスターミナル再訪

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            糸満前端区の路地探しの合間に、区内にある糸満バスターミナルに寄りました。



            二つ並んだ建物は、沖縄バス(左)と琉球バス(右)の営業所。左の建物が一見新しく見えますが、ペンキを塗り替えただけで、築年数は隣と変わりません。


            十数年前の夏。観光客の私はここにいました。私の記憶にある糸満バスターミナルはこんなです。



            沖縄には数回来ていたものの、真夏は初めて。何も無い埋め立て地の一角でバスを降りたら、バスターミナルがハレーションしてました。建物も地面も空も全てが輝く白。その圧倒的な光の量に私はビビってました。なんともまあ、初々しいこと(笑)


            その時、何をどう考えたのか、私はバスでひめゆりの塔を目指していました。ところが、那覇バスターミナルで乗った糸満行きのバスが北に向かって走り出したのですよ。その後、やっと南を向いたと思ったら今度は東に走り出すし「沖縄のバスは何を考えとるんだ」と思いましたよ。

            そんなことで、バスから眺めるつもりだった海は一度も見えず、20分位で到着するつもりが1時間近くもかかるし、ひめゆりに向かうバスは90分待ち。


            上の写真に緑色のシートが見えますが、あのあたりで私は途方に暮れていました。

            今、その姿が見える(笑)。

            40代で今より少し若い私は、憮然とした顔で「チッ」と舌打ちしながらタクシーに乗り込みました。


            実は、沖縄の各地で観光客の私と会うことがあります。道を曲がった時や、見たことのある店の前で、突然、旅行カバンを手にした私が現れるのですよ。先ほどの話だと、国場十字路を東風平方面に右折するバスの窓に、狼狽えた顔の私。

            映画「異人たちとの夏」を思い出します。



            ちゃぶ台に扇風機、冷えた西瓜、簾、線香花火、父と母の笑い声ー。

            鶴太郎が風間杜夫に声をかけたように、私も観光客の私に声をかけてやりたい。

            「信じてくれんだろうけど、お前は数年後に沖縄で暮らすことになるの。だから、そんなイライラすんな」

            みたいなことですかね(笑)

            と、そんなことを考えつつ、私は路地探しに戻ったのでした。


            中城村新垣集落の散歩(3) 県道開削記念碑

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              昭和の初期。車が通行できる県道の開通は、新垣集落住民の悲願でした。

              こちらは新垣集落を流れる若南川に架かる石橋。



              初めて見た時に、なんとも可愛らしいサイズだなぁと思いました。今になって分かることは、集落内に車道が無かったので、これで充分だったということ。ガーラの水圧に耐え、人や馬が渡ることができればよかったんです。

              集落に県道が通ることは、島に橋が架かることに似ているかもしれません。ところが、島ならば船が使えます。陸の孤島の不便さは、場合によっては離島を上回ると言えるでしょう。


              新垣集落に県道を通す取り組みを始めたのは、新垣出身の伊佐善則でした。

              残念ながら、善則は県道開通を目にすることなくこの世を去りましたが、その遺志を引き継いだ息子の善俊が小学校の校長を辞め、沖縄県議、中城村長となり、県道開通に尽力しました。

              人口数百人の新垣集落のために、崖地に県道を通す事業です。当初、沖縄県は難色を示していたようですが、伊佐親子の働きかけが実を結び、昭和9年に現在の県道35号線(奥間〜普天間)が開通しました。

              新垣集落の住民は県道の開通を祝い、道脇に開削記念碑を建立しました。碑の前で椅子に腰掛けているのが善俊氏のようです。



              その後、県道は拡張され、現在、開削記念碑は新垣公民館前に移されています。



              集落を抜ける県道35号線。



              普天間方面へ向かうこの大きなカーブを新垣集落では「チーマーイ」と呼んでるそうです。ナイチャーの私にとって、大曲がりをチーマーイと呼ばれると、そこに特別な意味を感じてしまいますが、新垣の皆さんにとってチーマーイは単なるチーマーイなんでしょうね(笑)


              さて、2006年6月に大変な出来事がありました。



              左下から右上に崖を登る県道35号線。その上部が長雨で地滑りし、県道は分断され、その復旧に2年半を要しました。

              地滑りした崖地の上を村道が通っていまして、そこの状況がこちらです。



              いや、もうなんか。崖っ淵に家を建てると眺めはいいでしょうけど、やっぱりリスクがありますね。

              県道が復旧した年は、私が沖縄に来た年でした。この近くを通る度に「あそこが地滑りした場所だ」と何人かのウチナーンチュが教えてくれたことを覚えています。

              (続く)


              豊見城、もしくは糸満の岡波(ウカハ)島

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                今朝は、糸満の麩久寿さんへ、湿麩の仕入れに来ました。

                湿麩は車麩を水で戻して冷凍したもの。解凍するだけなので、調理師の手間が省けます。とは言うものの、注文はわずか500g(泣)

                「そんくらいやれませんか?」と言いたい。

                調理師が車麩を水で戻す手間を省くために、糸満の埋め立て地まで往復するってのは、私の人生の浪費と言えましょう。


                たった一度の人生を浪費したくない、かつ、麩久寿さんがまだ開いてないので、私は慶良間を眺めることにしました。



                おお、私は朝の配達の合間に、慶良間を眺めている。これを人生の浪費とは言えません。


                手前に見える島は岡波(ウカハ)島。リーフの端っこが盛り上がっただけなので、岩と呼んでも良いでしょう。かねてより、この島(岩)の領有権を巡って、豊見城と糸満がスルドく対立しています。

                豊「豊見城と糸満のしゃかえをよ。まっしゅぐ延ばすさ。そしたらよ。あの島は豊見城になるわけよね。わかる?」

                糸「ほ〜、境は真っ直ぐ延ばすって決まってんのか。じゃあ、沖縄の市町村はみ〜んな長方形なんやな?」

                豊「しょ、しょんなことはないけろ」

                糸「糸満人はな。先祖代々、あの島に渡って拝んでるわけよ」

                豊「今もね?」

                糸「あっ、今か?。今は知らんけどな」

                みたいな、不毛な議論が長く続きまして、豊見城と糸満は、

                「このままでは、ラチがあかんな」

                ということについて、合意に漕ぎ着けました。今後は問題がある都度、双方誠意を持って協議するってこと。


                さて、今日は岡波島に鳥が何羽いるかの調査です。

                豊「島の北半分はワンがかじょえるからよ。Cさんは南半分をお願いね」

                糸「よし、わかった。あっ!!」

                豊「なっ、なんね」

                糸「そこの鳥が歩いてそっちに行ったけど、もう俺が数えたから、Aさんは数えたらあかんで」

                豊「はい、ろ〜かい。えっ、どっ、どの鳥だったかな?。ハーッシ、網でも張ろうかな」

                糸「あのな。鳥は飛ぶんやで。ヤンバルクイナの調査と思ってんのか?」

                まあ、今はこんな感じかと(笑)


                さて、慶良間も眺めたし、そろそろ市場へ戻るか。

                おっ、そうや。帰りに湿麩をもらわないとな。お〜、忘れるとこやったでぇ(笑)


                機嫌が悪いと何にでも噛み付く男

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                  どちらを見ても年寄りだらけの農連市場。オジぃやオバぁに事を分けて話そうとしても、それは無理と言うもの。話を最後まで聞く集中力が無いのよね。だから、よほど重要な事でない限り「はいはい」で終わるほかありません。

                  とは言うものの「はいはい」で終われないのがこの男(私)。いつかは「はいはい」で終われる男になりたいと思いながらも、これがなかなかねぇ。


                  そうなるとこの男は機嫌が悪くなり、路地の出口を塞いで信号待ちする車に「出られへんやないか、ボケッ!!」となるし、ハザードを点滅させつつも停車しない車には「どうしたいんや、ボケッ!!」と八つ当たりすることになります。


                  で、今朝の八つ当たり相手がこれ。



                  駐車場に「無断駐車2万円」などと書いてありますが、2万円払わされた人は災難です。罰金を課すことができるのは裁判所だけですから、駐車場のオヤジが罰金の額を決めたり徴収したりしてはいけません。

                  同様に、小学校が学校前の市道を駐停車禁止にすることはできません。この道路は駐車禁止だけど、停車禁止じゃないからね。



                  細かいことを言うと、看板の交通標識は駐車禁止です。駐停車禁止にするならバツにしないと。


                  さて、駐停車禁止の看板の向かいにあるのが公園の公衆トイレ。



                  タクシーの運転手をはじめ、このトイレを使う人は、駐停車禁止の看板前に車を停めることになります。

                  元々、この看板は「駐停車はご遠慮下さい」みたいな内容だったかもしれませんが、一向に駐停車が減らず、キツめの表現になったんでしょう。ところが、相手はオシッコを我慢してるんですから、全然、効果ありませんてば。

                  公衆トイレの脇に、1、2台分の駐車スペースを作れば効果があると思いますから、市当局と相談下さい。


                  小学校が迷惑してるんだから、言うことを聞けばいいじゃん。と、お叱りを受けるかもしれませんが、私は「はいはい」で終われないオヤジ。だから、そうもいきません。てば。


                  路線バス「那覇ー糸満線」

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                    琉球王朝の時代から、沖縄から見た海外とは東南アジア。南に開かれた世界を目指す意志が「開南」の由来となりました。



                    現在の開南バス停がアジアに開かれてるとは言い難いものの、そしてややスケールダウンは否めないものの、本島南部に対しては開かれています。例えば、那覇、糸満間を往復する路線バスのすべてが、開南バス停を経由しますからね。


                    那覇バスターミナルを出発した糸満行きのバスは、糸満とは真逆の開南へ向かい、開南交差点を右折、さらに与儀十字路を右折。そして古波蔵十字路で、もう一回右折して那覇バスターミナルに戻るAコースと、左折して津嘉山、東風平方面に向かうBコースに分かれます。

                    Aコースは那覇バスターミナルを出た15分後にもう一度バスターミナルで客を乗せ、それから30分かけて糸満に到着します。これはつまり、大阪駅から京都行きの電車に乗ったら、その電車が大阪環状線を回り始めたようなもの。観光客で沖縄初心者だった頃の私は大いに慌てたものでした。

                    かつては、開南バス停の利用客が多かったんですよねぇ。一見、複雑なルートに見えますが、那覇バスターミナルをバスの車庫と見なし、そこから開南へバスを回送し、「糸満行きのバスはAコース、Bコースともに、開南が始発」と考えれば話がすっきりします。


                    だから昔の開南は偉かった。農連市場の跡地に高層マンションなんか建てずにバスターミナルにすれば良かったんや。

                    現在の開南は昔ほど偉くはないものの、ネームバリューは健在です。いまだに開南を経由してくれてる沖縄のバス会社各社は、なかなか礼儀正しいと言えるでしょう。

                    ところがねぇ。余計なことを言うオヤジが、そろそろ現れはしまいかと心配です。

                    沖縄路線バス経営健全化協議会会長みたいなオヤジが、新那覇バスターミナルの完成式典かなんかで、

                    「利用客が減った開南を経由することに、私はいささか疑問を感じてる次第でございます。路線バスのコストダウンの意味でも、開南交差点の慢性的交通渋滞緩和の意味でも、那覇バスターミナルから糸満へバスを直行させることは、まさに一石二鳥。皆様のご意見をお聞きしたいところでございます」

                    などと言い出しかねません。


                    もう一つの心配は、那覇インターから識名トンネルを抜け、与儀十字路に到達する4車線の道路です。その先の開南本通りは農連市場の再開発に併せて4車線に拡張工事中。つまり、この那覇横断道路みたいな広い道路が開南交差点に突き当たるということ。

                    突き当たると言いながら、交差点ですから道は続いています。開南中央通り。



                    車がすれ違うのがやっとのこの道は、浮島通りと合流し、国際通りに抜けてます。そして、国際通りを横切った先あたりに、新しい市民会館が建つのよねぇ。

                    市民会館建設予定地前の道路は、道幅が狭い上に渋滞が酷く、市民会館が開館したら利用者の苦情が絶えないでしょう。そこでまた別のオヤジが現れて、

                    「いや、市民会館をご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけして甚だ遺憾であります。皆様の不便を解消することが行政の役目。わかりました。開南交差点から国道58号線まで、ズッドーンと4車線を通しましょう」

                    と、いかにも今決めたみたいに言うのよね。よぉ言うわ。苦情が出るのを待ってたくせに。

                    かくして、私が昨日投稿した開南の残り香はキレイに消え去り、開南の名前だけが残ると。

                    結局、自分を気分悪くさせるために投稿したようなものでした。あ〜あ。


                    開南バス停のトックリキワタ

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                      開南バス停のトックリキワタが、バスを待つ人達に木陰を提供しています。



                      1964年。南米ボリビアに出かけた天野さんって方がトックリキワタの種を沖縄に持ち帰り、自宅の庭に蒔きました。その木に花が咲き、以降、トックリキワタは南米桜と呼ばれ、沖縄で親しまれる樹木になりました。天野さんちの庭で開花した原木は、おもろまち駅の近くで今も健在です。

                      そして、昨年秋の開花時に撮った写真がこちら。


                      公設市場の南口、農連市場の北口に位置する開南バス停。かつては多くの人達がここでバスを降り、買い物を済ませてまたバスに乗りました。その頃の混雑は失われたものの、今でも多くのウチナーンチュは開南を交通の要所と見なしています。


                      沖縄のオバぁ達にとって開南は昔も今もお出かけの場所。通い慣れた道順で、馴染みの店に向かいます。若い人達がおもろまちやライカムに向かうようなものか?。

                      オバぁ達がバスに乗る時の決まり文句は「だぁ。このバス、開南通るねっ?」。バスの行き先は見(え)ないし、系統番号なんて覚える気はさらさらありません。大切なのは開南に停まるかどうか。


                      那覇バスターミナルは再開発されてしまい、多くの沖縄ファンをがっかりさせましたが、開南バス停には昔の沖縄の残り香が今も漂っています。


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