沖縄の基地負担軽減への長い道のり(2)

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    沖縄周辺には、米軍が訓練などに使用する制限水域(空域)が設定されています。その水域面積は九州より広く、空域面積は北海道より広いもの。航行の自由が保証されている日本の領海(領空)や公海上でありながら、船舶や航空機はその隙間を縫うように航行しています。もちろん、その水域で魚は獲れません。

     

     

    更に、航空交通管制(嘉手納ラプコン)により、那覇空港発着便の高度が規制されています。

     

     

    つまり、米軍基地を発着する航空機の邪魔にならないように、那覇空港発着便は高度300m以下を飛びなさいというもの。那覇空港へ向かう旅客機が恩納村あたりから海面スレスレを飛行するのはそのためです。

     

    300mって、貴方。東京タワーより低く飛びなさいってことですよ。2010年にこの航空交通管制は那覇空港に移管されましたが、管制業務が移っただけで管制内容はほぼ同じです。

     

     

    もう一つ。 普天間飛行場を辺野古に移設したとしても、直ちに普天間飛行場が返還されるわけではありません。

     

    昨年、当時の稲田防衛相が、つい口走ってしまったように、普天間飛行場返還には日米で合意した8つの条件があります。そのうちの一つがこれ。

     

    「普天間飛行場代替施設では確保されない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善」

     

    普天間飛行場の滑走路が2,700mなのに対して、辺野古の滑走路は1,800mしかないと。だから、辺野古で離着陸できない米軍機のために民間空港を用意せよと言ってるのです。

     

     

    米軍は日本国内13ヶ所の候補地を挙げているようですが、その空港名を私は知りません。

     

    日本政府が「辺野古移設が唯一の解決策」と主張するのなら、こんな条件はさっさとクリアしておくべきところ、そうしないのは、那覇空港を使うつもりだからですね。

     

    2,700mの滑走路なんて、そうあちこちにあるモノではありません。13ヶ所を素直に解釈するなら、国内なら場所は問わないということ。そしたら、羽田でも関空でも使ってもらったらよろしい。

     

    そこで、日本政府が米軍に次のようなことを言ってる姿が目に浮かびます。

     

    「あっ、ちょっと。最初っから那覇空港と言うのはナニかとアレなんで、何ヶ所か候補を挙げて下さいよ。でも那覇空港が便利でしょ。ねっ。だから色々検討した結果『那覇空港が唯一』って言います。ねっ、安心して下さい。それから、辺野古が完成するまでは、あまり、このことには触れないようにお願いします。はい」

     

    緊急時だけだろと言われるかもしれませんが、緊急時かどうかは米軍が決めます。パトカーがサイレンを鳴らしたら緊急時なんです。

     

     

    長々と投稿しましたが、要は、辺野古移設だけが基地問題ではないよってこと。日本政府はいつまで沖縄を騙したり、不意を突いたりしながらナァナァで済まそうとするのか。

     

    基地問題が一応の解決をみるのは、海兵隊基地の国外移設か本土移設しかありません。あっ、本土移設ではありませんでした。「本土へ戻す」。

     

    それが、不十分ながらも日米安保に関わる応分の負担というもの。それじゃあ沖縄が困るだろって、困るどころかいいことずくめですってば。

     

    (終わり)


    沖縄の基地負担軽減への長い道のり(1)

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      在日米軍専用基地の面積は約263㎢で、その約70.3%が沖縄にあります。面積は約185㎢。

       

       

      普天間飛行場の面積は約5㎢。これを辺野古に移設せず、単純に撤去したとしても、沖縄の基地負担率はわずか0.5%しか改善しません。

       

      (185ー5)/(263ー5)

      =0.698

       

       

      日米政府間で、嘉手納以南の米軍専用基地を返還することに合意していますが、その面積は普天間飛行場を含めて15㎢に過ぎず、沖縄の基地負担率は1.8%しか改善しません。

       

      (185ー15)/(263ー15)

      =0.685

       

      もっとも、この合意は嘉手納以南の米軍専用基地を無条件で返還するものではなく、面積最大のキャンプ瑞慶覧は、その大半が残ります。

       

       

      さらに、普天間飛行場は辺野古に、那覇軍港は浦添に移設することなどが返還の条件ですから、沖縄の基地負担は一向に改善されないのです。

       

      ある男が友人から185万円を借りていたところ、早く返せと催促されて、「わかった、少しだけ返そう」と15万円を用意しました。そして「この15万円は返すから、新たに13万円貸してくれ。貸してくれないのなら15万円は返さない」と言うてます(笑)。馬鹿馬鹿しいでしょ?。何を言うてるのか分からんでしょ?。嘉手納以南の返還ってこんな話です。

       

       

      現在のところ、日米政府が合意している沖縄の基地返還プランはそれだけ。

       

      菅官房長官が、

       

      「沖縄県に大きな負担を担ってもらっている現状はとうてい是認できるものではない。政府としてもできることは全て行う、目に見える形で実現するという方針の下、基地負担の軽減へ向けて一つ一つ確実に結果を出していく」

       

      などと述べても、何を言うてるのやらさっぱり分からんのですよ。

       

       

      冒頭の数字を再度確認すると、在日米軍専用基地の面積は約263㎢で、そのうち約185㎢が沖縄にあります。

       

       

      沖縄の米軍専用基地の約7割が海兵隊基地ですから、それを国外に移設したとすれば、沖縄の基地負担率はこうなります。

       

      185*0.3/(263ー185*0.7)

      =41.6%

       

      これでも沖縄の基地負担が大きいことには変わりはありませんが、改善されたとは言えるでしょう。

       

      海兵隊が日本からいなくなると寂しいと思ってる人達のために、海兵隊基地を本土に移設した場合の計算をしてみましょう。

       

      185*0.3/263

      =21.1%

       

      海兵隊基地を受け入れた都道府県の基地負担率は全国一となり、沖縄県は2番目になります。

       

       

      例えば、向こう20年で沖縄の基地負担をこの水準まで改善すると約束するのなら、菅官房長官はさきほどのセリフを言っても良いでしょう。

       

      ところが、ハナから約束を守る気が無いのが安倍政権です。

       

      「わかりました。辺野古を容認していただけるのですね。41.6%になるか21.1%になるかは米国政府と協議しますが、いずれにせよ、沖縄の基地負担は必ずその水準に致します」

       

      と、平気で言うでしょうね。

       

      政府が仲井眞元知事と約束した普天間飛行場の5年以内の運用停止。その期限まで残り4ヶ月ですが、約束を守る守らない以前に、政府は何もやってませんからね。在日米軍にとっては(公式には)聞いたことも無い話です。

       

      (続く)


      県民葬における首相の弔辞

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        先日行われた翁長前知事の県民葬に菅官房長官が参列し、安倍首相の弔辞を代読しました。

         

        その弔辞に反応した一部の参列者から「帰れっ!!」、「嘘つきっ!!」などと罵声が飛びました。招待者席にいた某青果店のお父さんによれば、招待者席の後方、一般参列者席から聞こえたとのこと。

         

        その行為を「葬儀の場で非常識だ」とSNSで発信する人達がいます。他人を非常識と決めつけるからには、さぞ、常識のある人達なんでしょう。

         

         

        首相の弔辞はこんな内容だったようです。

         

         

        「沖縄県に大きな負担を担ってもらっている現状はとうてい是認できるものではない。政府としてもできることは全て行う、目に見える形で実現するという方針の下、基地負担の軽減へ向けて一つ一つ確実に結果を出していく」

         

        この弔辞を一言で評するならば「虚」。一つ一つの言葉の「全てが虚」としか言いようがない。空虚の「虚」。

         

         

        同じくSNSで、「仲が悪かった人が、あえて葬儀にやって来たのだから、それは受け入れるべき」という発信もありました。そのことの是非は、仲が悪かった人の姿勢によるでしょう。

         

        例えばその人が、これまでの非を詫び、頭を下げるようなら美談になりますが、この首相の弔辞で故人が喜び、家族の悲しみが癒されるでしょうか。こんなことを言うために参列したのなら、罵声を浴びせる以前に、門前払いが適当でしょう。

         

         

        一方、玉城知事が弔辞の中で、故人に「ヤッチーサイ(お兄さん)」と語りかけたことが、静かな共感を呼んでいます。

         

        ある人は「(その言葉に)ウチナーの優しさとか苦しみ、悲しみが溢れ出ていた。(故人を)送る心にやっとなれた」と言いました。

         

        故人の遺志を継ぐ意思表示として、これ以上の言葉は無いのではないかとさえ思います。故人や遺族がどれだけ安心したことか。これこそが弔辞。

         

        しかし、罵声を浴びせられたら、そっちを指差して「こんな人達に負けるわけにはいかない」と絶叫する男に、このメンタリティはとうてい理解できないでしょうね。

         

         

        ところで、故人を偲ぶために一般参列者席に座った人達が首相の弔辞に思わず反応し、大声を上げたからと言って、それが非常識と言えるのか?。私なんかは「よく言ってくれた」と思ってます。大声を出させるような弔辞こそが非常識。

         

        もっとも、一般参列者席で罵声を発した人達の中には、政治的な思惑だけで参列した人もいたでしょう。ネトウヨの言葉を借りれば活動家。

         

        「葬儀の場で非常識だ」などとご教示いただけるのなら、この人達にお願いしたい。いい勝負の喧嘩になるでしょうから、人のいない場所でやって下さい。


        ネトウヨやネトウヨ属性を持つ人達の発信例

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          外敵の侵略に対して、いかにして国を守るか。国防は極めて重要な課題です。軍事力をいかに配置し、状況に合わせてどのようなフォーメーションをとるか。それを日本は、同盟国である米国と協議し、日本国内に日米の軍事基地を配置しています。そして、在日米軍専用基地の70%が沖縄に配置される結果になってしまったと。ここが問題なんです。

           

          辺野古の新基地建設に反対する沖縄県民の多くは、本来、日本の国防とは関係の無い米軍基地が、あるいはナイチに置いても機能する米軍基地が、沖縄に配置されていると考えています。簡潔に言えば「海兵隊基地は沖縄に置かなくてもいいだろ」ということ。

           

           

          その状況下で、辺野古に海兵隊の新基地を造ろうとしている日米両政府は、沖縄県民の疑問に答える義務があります。

           

          ところが、日本政府はこの疑問に答えようとしません。て言うか、答えられないのです。その点、米軍は正直で「沖縄の海兵隊は日本の国防を目的としていない」、「海兵隊基地を沖縄に置く必要はない」と明言しています。

           

          それでも、日本政府は沖縄に海兵隊基地を置きたいのですが、その理由が私には、さっぱり理解できません。

           

          以上、辺野古の新基地建設に反対する理由をおさらいした上で、ネトウヨやネトウヨ属性を持つ人達の発信例を検証してみましょう。



           


          (1)「地理学、地政学的に沖縄は軍事基地に適しているんだ。世界地図を逆さまにしてみろ」

          「地理学、地政学的に沖縄は軍事基地に適している」のはその通り。しかし、それが海兵隊基地を沖縄に置く理由にはなりません。

           

          米軍が極東に海兵隊基地を置く理由は、米国本土から見て、地球の裏側まで兵力を送ることが大変だからです。ベトナム戦争で、中東地域の戦争で、沖縄の海兵隊基地は重要な役割を果たし、それは今も変わりません。

           

          つまり、沖縄の海兵隊は日本を守るために沖縄にいるのではないのです。だから、海兵隊基地はグァムに置いても良いし、日本政府が(理解不能ながら)望むならナイチに置いても良いのです。

           

          「いいや、海兵隊は日本の国防に役立つし、基地は沖縄に置くべきだ」と言うのなら、沖縄に海兵隊が必要な軍事局面を、具体的に示して下さい。


          海兵隊は空や海を使って移動はしますが、主戦場は陸地です。その陸地ってどこ?



          (2)「沖縄の基地が無くなったら、たちまち中国に占領されるぞ。ウイグルやチベットみたいになってもいいのか」

          沖縄の全(米軍)基地撤去なんて、誰が言ってるんですか?

           

          それを口にする人がいるとすれば、日米安保に反対し、日本の非武装中立を志向する人達でしょう。とりあえず、福島瑞穂あたりとお茶でも飲んだらどうですか?


          (3)「沖縄はあちこち埋め立てしてるじゃないか。何で辺野古だけがダメなんだ」

          これは確かにその通り。これだけ島中の海に土砂をぶちまけておいて「辺野古の美ら海を守れ」は無いでしょう。どのツラさげて言ってんのかと、私も思います。

           

          しかし、それは沖縄県政の矛盾に対する指摘ですから、言いたいことがあるのなら、県庁へどうぞ。

           

          島中を埋め立てたからこそ、せめて辺野古の海は残したいと考え、新基地建設に反対する人は当然います。沖縄県政の矛盾を理由にその人達を止めることはできません。
           


          内閣支持率45%。へぇ〜。

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            読売新聞によると、最新の内閣支持率は45%だそうです。安倍内閣を支持する人達が有権者の半数近くもいるなんて、俄かには信じられませんけど、いるんですねぇ。へぇ〜。

             

            私は、森内閣末期の8%くらいが適当かと思いますが、45%ねぇ。へぇ〜(笑)

             

             

            少し前に「何故、女性国会議員に右寄りが多いのか?」という記事を読みました。稲田朋美、片山さつき、丸川珠代、杉田水脈などが思い浮かびます。

             

            その記事の要旨は、有力な支持母体を持たない女性議員が政治家であり続けるには、45%の内閣支持層に頼るしかないというもの。なるほどなぁ、と思います。

             

            政治家であり続けるための発信と、本心(もしあるのなら政治信条)とは異なるということ。彼女達がとんでもないことを軽々に口にする理由が分かるというものです。

             

             

            次に、櫻井よしこ、田母神俊雄、ケント・ギルバートなどの、右寄りの立場をウリ(職業)にしている人達がいて、テレビ出演や講演、出版などで稼いでます。かつては左寄りだったのに、それでは食えんからと右寄りに転向した人もいました。45%もの有権者から需要があるのなら、こんな商売が成り立つのも、なるほどなぁです。

             

            私にとっては得体の知れない45%の人達は確かに存在していて、それなりの意思決定をし、一定の世論を形成しているということ。内閣も議員もタレントも、この人達のおかげで、今のポジションにいると言えるでしょう。

             

            私は、この45%のかなりの部分はネトウヨか、ネトウヨと同じ属性を持つ人達ではないかと思ってます。そうでないと、安倍内閣を支持したり、櫻井よしこの文章を読む理由が見つかりませんからね。

             

             

            ネトウヨとは、ネット上の右寄りな情報を鵜呑みにし、それを自分のSNSで発信する人達と言って良いでしょう。そのネトウヨについて、最近、面白い話を聞きました。

             

            例えば、佐藤正久などが「米軍専用基地の74%が沖縄にあると言うが、それは数字(計算)のトリックで、実際は23%に過ぎない」と言えば、さっそくネトウヨ達が佐藤正久が言ったまんまを発信します。そしたら、沢山のネトウヨ達から「いいね」をもらえて、これが快感なんだそうです。もう病みつきになって、すぐに次のネタを探し始めると。

             

            で、例えば「辺野古で反対運動をしてる人達には、2万円の日当が支払われているのだ」と発信します。その発信にまたもや沢山の「いいね」がもらえると、もう、得も言われぬ幸せを感じるようです。

             

            23%の話はさすがに誰も言わなくなり、日当の話もそろそろ下火です。でも大丈夫。櫻井よしこ達がいくらでもネタは供給してくれてますってば。

             

            なお、日当2万円の仕事のクチを実際に知ってる人は、是非私に紹介して下さいな。私は某青果店を辞め、このブログも閉鎖して、明日からでも辺野古へ向かう所存であります(笑)

             

             

            さて、話は変わりまして、写真は琉球新報の塚崎昇平記者。沖縄でちょっとした話題になってる人物です。

             

             

            ナイチャーで、かつてはバリバリのネトウヨだった塚崎さんは琉球大学に進み、在学中にネトウヨを卒業しました。そして今は琉球新報の記者です(笑)。その変遷の過程はネットで調べて下さいね。

             

            ネトウヨの皆さんは、いつものように「琉球新報による偏向報道の影響を受けてこうなってしまったのだ」と発信し、「いいね」を沢山もらって下さい(笑)


            辺野古埋め立て承認を撤回

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              よくまあこんなにズルズルと、延ばしに延ばしたものだと呆れます。辺野古への土砂投入を来月に、また、県知事選を11月にひかえたこの時期に、翁長県知事は仲井真前知事による「辺野古埋め立て承認」を撤回することを決めました。

               

               

              昨日の記者会見で翁長知事は、以下のように述べたようです。

               

              「沖縄防衛局の留意事項違反や処分要件の事後的不充足などが認められるにもかかわらず、公有水面埋立承認処分の効力を存続させることは、公益に適合しえないものであるため、撤回に向けた聴聞の手続きを実施する必要があるとの結論に至ったところです」

               

              これではアカンのよ。これでは「やり方がまずい」と言ってるに過ぎません。

               

              政府は訴訟を起こすでしょうが、仮に沖縄県が勝訴したとしても、政府が留意事項違反や処分要件の事後的不充足を解消すれば、撤回の理由は失われてしまいます。

               

               

              4年前の知事選挙で、翁長知事は仲井真前知事に圧勝し、埋め立て(新基地建設)に反対する沖縄県民の民意は明らかになったのです。

               

              その民意を受けて、翁長知事は直ちに「沖縄県民が望まない埋め立て(新基地建設)の承認は撤回する」と宣言するべきでした。

               

              今回の承認撤回は、時期も内容も、知事が埋め立ての消極的推進派であることの証明であり、単なる選挙対策の一手法にしか過ぎません。

               

              県知事選の保守系候補は佐喜真淳氏や安里繁信氏のようですが、私がこの二人のどちらかに投票することはあり得ないので、口先だけではあっても、埋め立て反対を主張する翁長氏に投票するしかないのか?。

               

              悲しいなぁ。


              さもなくば・・・

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                かつて私は、某ベンチャー企業で企業法務やコンプライアンスを担当しており、数多くの取引先と契約を締結しました。契約条項に漏れや不備があると、後々困ったことになるので、細心の注意をはらったものでした。

                 

                例えば、支払い期日を指定する場合、併せて、期日に遅れた場合の処置を相手に約束させることが大切です。「遅延損害金を支払う」とかですね。

                 

                ところが、代金の支払いが滞るような相手に遅延損害金を課したところで、ほとんど効果はありません。

                 

                「いや、すみません。必ず払います。必ず。はい」

                 

                「困りましたねぇ。来週中には何とかして下さいよ」

                 

                などと、ほとんど意味の無い会話を繰り返すことになり、一向に債権は回収できません。

                 

                そこを、「代金を支払い期日までに現金で支払う。さもなくば、手形で支払う」と定めれば、取引先は何としてでも不渡りは避けようとしますから、早い時期に債権を回収できます。

                 

                つまり、相手にとって「耐えがたい苦痛」を伴う約束でなければ、なかなか守ってもらえないということ。だから、約束する際には「さもなくば」を定めることが大切なのです。

                 

                 

                長くなりましたが、何でこんな話になったかと言いますとこのニュース。

                 

                 

                先週、米軍のF15戦闘機が海に墜落した事故を受け、県副知事が沖縄担当大使と沖縄防衛局長に抗議しました。

                 

                副知事「米軍機については昨年1年間だけでも不時着・炎上、部品落下、緊急着陸など約30件もの事故が発生し、抜本的な見直しを求めているにもかかわらず、このような事故を起こしたことに強い憤りを禁じ得ない」

                 

                沖縄担当大使「我々としても地域に不安を与えることがあってはならない。我が国における米軍機の運用について安全面に最大限配慮するよう求めている」

                 

                副知事は事故の再発防止を求め、沖縄担当大使や沖縄防衛局長は努力すると答えてます。しかし、これでは「さもなくば」どころか、何を約束したのかさえよく分かりません。

                 

                沖縄県にせよ、国にせよ、事故の再発防止を県民に約束する立場にありながら、いったい何をしてるのか。

                 

                それは両者が「さもなくば」、つまり「耐えがたい苦痛」を意識する状況に無いからでしょう。だからこんな世間話のような会話が成り立つってことです。


                「ウーマンラッシュアワー」の漫才

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                  吉本の漫才コンビ「ウーマンラッシュアワー」のネタが話題になってます。(→こちらから)

                   

                   

                   沖縄の基地、原発、北朝鮮、災害復興などを風刺した上で、「本当の危機は、原発問題よりも、基地問題よりも、国民の意識の低さ」と訴える内容のネタ。

                   

                  まったくの正論で、私は彼らの言ってることには大賛成。「米軍基地を沖縄だけに集中させるのではなく全国で負担せよ」あるいは「基地問題に無関心ではいけない」と主張されて反対する理由はありません。

                   

                   

                  ところが、(真偽は不明ながら)そのネタを聴いたウチナーンチュが涙を流して喜んだと聞けば、そのウチナーンチュはナイーブ過ぎると思いますよ。


                  ネタですからね。ウケたら続けるでしょうし、ウケなければやめるでしょう。関係筋から圧力を受けたり、テレビから干されたとしてもこのテのネタを続けると言うのなら話は別ですが、彼らが漫才を職業とするからには、それでは本末転倒というもの。

                   


                  漫才のネタとしては楽しめても、「彼らは沖縄の味方なんだ」とか、「沖縄の救世主になるかもしれない」などと言われると、「それは違うだろ」と言いたくなります。

                   

                  ウーマンラッシュアワーの二人が、何がウケるか(ウケないか)をよく分かっていることは間違いなく、そこは偉いなぁと思います。


                  そして、そう思ったところで私は終わり。それ以上はありません。


                  米軍ヘリの墜落

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                    JUGEMテーマ:地域/ローカル


                    昨日の夕方、東村高江の牧草地に米軍ヘリが墜落、炎上しました。牧場主の自宅から200mの場所だそうです。



                    安倍首相がテレビでこんなことを言うてました。

                    「あってはならないことです。政府は北部訓練場の返還など、沖縄の基地負担軽減に努めてきましたし、これからもそう致します。今回の事故については米軍に厳重抗議し、事故原因の徹底究明と再発防止策の実施を求めます」

                    相変わらずスカスカなことを言いますねぇ。

                    米軍の立場で言えば、高江にヘリパッド(6ヶ所)が必要だから建設させ、北部訓練場の北半分は不要だから返還しただけのこと。安倍さんはそれを「かしこまりました」と言っただけで、彼の手柄なんかじゃありません。それをよくまあ「過去最大規模の返還」などと自慢できたものです。

                    北部訓練場に分散していたヘリパッドが集中した高江住民にとっては、基地負担軽減どころか、生命の危険が増したのです。そこに米軍ヘリが墜落した事態にありながら、まだそんなことを言いますか?

                    高江の住民にとって事故原因の究明なんてことはどうでもよくて、有効な再発防止策はヘリパッドの閉鎖しか無いのです。て言うか事故原因はヘリパッドを建設した日本政府じゃないですか。


                    次に、小野寺防衛相。

                    「いや、あれは墜落じゃありません。ヘリが故障して緊急着陸したら燃えたっていうことなので、墜落ではありません。いずれにせよ、米軍に厳重抗議し、事故原因の徹底究明と再発防止策の実施を求めます」

                    彼にとって、真っ先に口にすべきことがこれなんですね。墜落であろうがなかろうが、高江住民の安全を脅かしたことに変わりはありません。




                    ところで、米軍に厳重抗議し、事故原因の徹底究明と再発防止策の実施を求めるべく米軍へ出向いたのは沖縄防衛局長でした。

                    きっと、こんな会話になってると思いますよ。

                    沖「こんちは〜、抗議に来ましたぁ」

                    米「ああ、本国への報告に忙しいから、今はちょっと無理」

                    沖「えっ?。それはちょっと」

                    米「書面があるんでしょ。そこへ置いといて」

                    沖「わかりました。じゃあ、よろしくお願いしま〜す」

                    とにかく、物事を決めるのは常に米軍で、沖縄防衛局は(日本政府も)それに逆らいません。そして、延々と時間をかけて、県民(国民)への伝え方を考えるのです。

                    沖縄県選出(比例だけど)の自民党国会議員(候補者)は選挙で忙しく、この件で考えてることがあるとすれば、選挙への影響ですかね。特に沖縄3区で立候補してるオバさんは頭を抱えていることでしょう。

                    対米追従を県民(国民)の生命より優先させる国家なんて、呆れるしかありませんね。


                    「弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ」

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                      JUGEMテーマ:地域/ローカル


                      「仁義なき戦い」は私の故郷広島県呉市を舞台にした任侠映画です。



                      凶弾に倒れた坂井鉄也の告別式に、菅原文太演じる広能昌三が現れるシーン。

                      「鉄っちゃん。こんなぁ、こがなことして貰うて満足か?。満足じゃなかろう?。わしもおんなじじゃ」

                      内ポケットから拳銃を取りだし、香炉や供養の花を吹き飛ばす昌三。

                      静まり返った式場で、喪主の山守組長が口を開きます。

                      「広能、おどれは腹くくった上でやっとるんかっ!!」

                      そこでこの名セリフが。

                      「山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ」

                      その言葉に山守組長は黙り込むしかありませんでした。


                      先の県知事選で沖縄を訪れた故菅原文太さんは、この広島弁のセリフを使って沖縄を応援するスピーチをしてくれました。場所はセルラースタジアム那覇。

                      「仁義なき戦い」を観たウチナーンチュは少ないかもしれませんが、それでも菅原文太さんのセリフは確かにウチナーンチュの心に響きました。


                      沖縄が手にした拳銃に弾は残っているのか、いないのか。






                      頼むわぁ、ほんま。


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                      念願の沖縄生活を始めて8年になりました。
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