ヤンバルクイナの日

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    今日はヤンバルクイナの日(917)

     

    写真は先日訪ねた国頭村安田の「やんばるくいな生態展示学習施設」です。

     

     

    ここで暮らすクー太は1歳の若鳥。人に対する警戒心が少ないので、次の写真のように至近距離で観察することができます。

     

     

    2005年頃に700羽まで数を減らしたヤンバルクイナですが、現在では1500羽まで回復し、国頭村だけではなく、大宜味村や東村でも生息が確認されるようになりました。

     

     

    大宜味村塩屋から東村福地までフェンスを張り巡らせたマングース防御ライン(SFライン)。南からの侵入を阻止して、北側に侵入済のマングースを捕獲することが環境省と沖縄県の基本的な戦略です。

     

     

    このあたりの林道を車で走ると、道路脇の木に赤いリボンが巻いてあります。それは近くにマングースの捕獲罠が置いてある目印。

     

    捕獲罠はもちろんマングースを捕獲することが目的ですが、捕獲されたマングースの場所と数から、マングースの生息域を推定することにも利用できます。その結果、県道2号線以北のマングースは排除が完了したようです。

     

    普段、お役所の悪口ばかり言ってる私ですが、マングースの排除に関しては環境省も沖縄県も本当によくやってくれてると思います。是非ともSFライン以北のマングースを絶滅させていただきたい。



    このところヤンバルに出かけることが多い私。ヤンバルクイナのロードキルを防ぐため、安全運転に心がけたいと思います。

     


    本島の在来淡水魚

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      沖縄本島の在来淡水魚はメダカ、フナ、ドジョウ、タイワンキンギョ、タウナギ、アオバラヨシノボリ、キバラヨシノボリの7種。

       

      リュウキュウアユは絶滅した後に島外(奄美大島など)から持ち込まれているので在来種とは呼べません。つまり外来種のブラックバスと同じくくりになるんですね。

       

      ヤマトのアユとリュウキュウアユは100万年前に分岐したそうですが、奄美大島と沖縄本島のアユもある時期に分岐しているので、同じ名前でも違いがあります。

       

       

      リュウキュウアユが本島で復活したことは実に喜ばしいのですが、外来種であるがゆえに在来種のような手厚い保護は期待できません。そしてそれが定着化の壁になっていると聞いてます。

       

      写真は琉球大学魚類研究室のサイトからお借りした、遡上するリュウキュウアユ(写真の右半分にいます)。

       

       

      可愛らしい。と言うかまだシラスじゃないですか。こいつがこの魚道を登るんですねぇ。凄い。

       

       

      以前、沖縄の在来淡水魚を探す番組がありました。

       

      沖縄の淡水在来種 

       

      先ほどの琉球大学の先生が魚の住処をピンポイントで知ってるので、わずか5日のロケで7種類全部を見つけることができました。それぞれ、ある程度の数がいるってことですね。

       

      生息地の多くはダム湖に流れ込む川のようでした。ダム湖の水は飲み水ですから、水を汚すわけにはいきません。人間が川の水質を保つ努力をしているので魚が住みやすい。

       

      本島の在来淡水魚が絶滅の危機を回避できているのはダムのおかげと言えますね。


      源河川の魚道

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        このところヤンバルの清流にハマっているワタクシ。昨日は源河川へ行ってきました。

         

         

         

        これまでは国頭村の川を回ってましたが、源河川は名護市。台風の影響で天気が悪いので近場にしました。ところが予想以上の清流で、これは天気の良い日にもう一度来ないと。

         

         

        さて、この砂防ダムには魚道が設けられています。

         

        このトンネルから水が流れて、

         

         

        歩道橋のように折り返しながらダムの下へ降りていきます。

         

         

        魚道には沢山の突起が付いていて、突起の上側が水の流れが緩やかな湛水域となります。遡上する魚がそこで休めるわけですね。

         

         

         

        ここをリュウキュウアユが遡上すると言うんですから素晴らしいじゃないですか。

         

         

        沖縄本島のリュウキュウアユは乱獲と水質汚染により1980年代に絶滅しました。そんな中、源河集落の住民を中心に「源河川にアユを呼び戻す会」が発足し、アユの放流を始めたんです。

         

        アユは川を下って河口近くで産卵し、稚魚は海で成長し川を遡上します。源河川でこのサイクルは復活したものの、稚魚の放流を続けないと維持できないとのこと。

         

         

        一方、福地ダム、安波ダム、辺野喜ダムでは、アユの陸封化(ダム湖を海に見立てた生息環境作り)に成功しアユが定着しています。


        ダムの水は綺麗なんですよ。飲み水ですからね。ダム湖に流れ込む川の水質にはダムの職員が常に目を光らせています。

         

        源河川に監視員を配置するわけにはいきませんから、大切なのは一人一人のこころがけ。これがなかなか難しいんだよなぁ。


        2度目のヤンバルクイナ

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          昨日、国頭村の安田(アダ)集落で久しぶりにヤンバルクイナに会いました。

           

           

          私がヤンバルクイナと会うのはこれで2度目。それ以外に、車の運転中にチラッと見たのが2、3度。集落内で会うのは昨日が初めてです。

           

           

          ヤンバルクイナは2005年頃、約750羽に数を減らしましたが、現在は約1500羽まで回復しています。国頭村北部に限られていた生息域が国頭村全域、大宜味村や東村の一部まで拡大するなど、環境省や沖縄県の取り組みが実を結びつつあります。

           

          かつては天敵がいなかったヤンバルで、地面のミミズや虫を食べてきたヤンバルクイナは空を飛ぶ必要が無くなりました。そこへ人間が持ち込んだマングースや犬猫がクイナを捕食し、さらに車がクイナを殺傷しました。ヤンバルクイナの数を増やし、絶滅の危機から救い出すのは人間の責任と言えます。

           

           

          ところで、安田集落のはずれ。県道70号線沿いにこんなホテルがあるのをご存知?

           

          アダ・ガーデンホテル沖縄

           

           

          古波蔵の散髪屋「センス」のオジィが「安田で知り合いがホテルをやってる」と言うので地図にマークしておいたもの。

           

          国頭村の東海岸にこんなホテルがあるとは知りませんでした。ここに泊まって朝の散歩に出かければ、かなりの確率でヤンバルクイナに会えるでしょう。先ほどの写真はこのホテルのロビーにあったものです。

           

           

          「で、お前が会ったヤンバルクイナの写真はどうしたのか?」につきましては、ありませんm(_ _)m

           

          ヤンバルクイナの発見前。ヤンバルの人達は当然その存在を知っていて「アガチャー」と呼んだそうです。ウチナーグチで働き者。動きがせわしなくて、足が早いんですよ。

           

          つい最近、相次いで廃校になった国頭村の小学校を、かたちがあるうちに写真を撮りたいと考えてます。昨日は安波小学校と安田小学校を訪ねました。

           

          残りの小学校も順に訪ねるつもりなので、再び、ヤンバルクイナに会えることがあるでしょう。写真はその際に。なんとか(笑)


          ヤンバルの川でタナガー獲り

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            「沖縄の風景」は本島中南部をほぼ網羅したのではないかと。とは言え、恩納村以北の面積は中南部の2倍。まだまだこれからなのであります。

             

            それで私は2週続いてのヤンバル通い。この日はタナガー(テナガエビ)を獲りに来ました。

             

             

            林道の橋のたもとから川へ降りました。

             

             

            飲めるんじゃないかと思うほどの透明度。中南部では湧き水でないとこうはいきません。

             

             

            用意してきたパン粉を水で固めて、川の淀みに投げ込んだら、タナガーが現れました。

             

             

            百均では網を売ってなかったので、代わりに取手付きのザルを買いまして、はい捕まえた。

             

             

            こいつは食われることを覚悟したかもしれませんが、私は食べるものに困ってるわけではないので、写真を撮って逃しました。

             

             

            今日、ヤンバルの写真や動画を調理師達に見せたら、

             

            「キャー!きれい!!」

             

            「タナガーを捕まえたの?。やってみた〜い!!」


            「唐揚げにしたら美味しいのよ」

             

            「行ってみた〜い!!」

             

            などと言うてましたが、言うだけで行かないのがウチナーンチュ。面倒なことはしないんです(笑)

             

             

            一方の私は橋を見上げて、今度来る時はスイカを冷やして食べたいと考えたのでした。夏だからね。

             

             

            やっぱり本島は広いわ。


            行ってみたい人がいるなら道順を案内しますからメールかメッセージを下さい。


            壺屋ガーデンハウスのサガリバナ

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              壺屋ガーデンハウスのサガリバナが満開です。

               

               

               

               

              昨日、午前9時にはほとんど落花していたため、今朝6時に出直して写真を撮りました。

               

              夜の間に咲いた花は朝日と共に落花を始めます。そしてすっかり花が無くなったと思ったら、その日の夜に前日と同じように開花します。

               

              無数の蕾が順序良く、自分が咲くべき夜が分かっているかのように開花する様子は神秘的と言えます。

               


              朝、通勤前に壷屋に寄り道できる方は見に行かれたらいかがでしょう。今週末までは開花を楽しめそうです。

               

              壷屋ガーデンハウスはウィークリーマンションで、一泊から利用できます。住所はホームページを検索して下さい。花を見せていただくんですから、ホームページくらいは見ないとね。


              渡り鳥の群れは消えたのか(2)

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                冬鳥のつぐみ。

                 

                 

                沖縄へは秋に渡来し、春になると繁殖のためにシベリアへ帰ります。

                 

                鳥がさえずるのは繁殖期ですから、沖縄のつぐみはチュンチュンと地鳴きするだけ。それで「口をつぐんでる」と(^^)

                 

                 

                戦前の日本では毎年何万羽ものつぐみが捕獲され、焼鳥になりました(^^)

                 

                焼鶫(つぐみ)うましや飯とともに噛み 山口誓子

                 

                 

                かすみ網はつぐみを一網打尽に根こそぎ捕獲すると言われてます。

                 

                そんな簡単な話なんでしょうか。考えてもごらんなさい。高い空を飛んでるつぐみが、こんな低い網にわざわざ突っ込んで来ませんてば。

                 

                 

                ではどうするのか。

                 

                渡り鳥は毎年同じルートを飛ぶそうで、それを「鳥の道」と呼びます。その鳥の道を見上げる山の斜面の樹木を伐採し、森の入口にかすみ網を仕掛けます。

                 

                で、その開けた斜面につぐみの入った鳥籠を置き、そのつぐみを鳴かすと(^^)

                 

                凄いじゃないですか。口をつぐんでるつぐみを鳴かすんですよ。シベリアに帰らないと鳴かないつぐみを日本で鳴かすんですよ。

                 

                で、つぐみの鳴き声を聞いて、高い所を飛んでいたつぐみが、次々と斜面に舞い降りてきます。

                 

                そこで、大きな音を立てると、つぐみは一斉に森へ逃げようとして、かすみ網にかかると。

                 

                素晴らしい。プロの仕事って感じです。

                 

                 

                さて、戦後すぐにかすみ網の使用は禁止され、その後、つぐみは狩猟の対象からも外れました。

                 

                それならば、沖縄はつぐみで溢れかえっているかと言えば、まったくそんなことはありません。

                 

                何で?ってことよね。


                渡り鳥の群れは消えたのか(1)

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                  子供の頃はよく見た渡り鳥の編隊飛行を、最近は見かけない気がします。

                   

                   

                  世界的に渡り鳥が減少する中、沖縄はどうなのか。

                   

                  沖縄本島の飛来地としては、那覇市の漫湖、うるま市の泡瀬干潟、豊見城市の三角池などが思い浮かびます。

                   

                   

                  漫湖の湿地センターには、漫湖にいかに多くの種類の鳥が飛来するかを示すボードがありますが、鳥を観察するには、かなり注意深く探す必要があります。

                   

                  泡瀬干潟は大規模埋め立て中。

                   

                  三角池は鳥の密度は高いものの、周囲5百メートルほどの小さな池なので、鳥の数は少なめです。

                   

                  沖縄は世界有数の渡り鳥の飛来地らしいですが、鳥はどこにいるんでしょう。

                   

                   

                  かつて、北米大陸に50億羽も住んでいたリョコウバト。その大群が移動する時に、ある街の空を3日 3晩埋め尽くしたことがあるそうです。

                   

                  ところが、このハトの肉が美味だったらしく、白人の乱獲により、あっけなく絶滅してしまいました。

                   

                  インディアンには、繁殖期には捕獲しないなど、ハトの数を減らさない知恵がありましたが、白人はまったくお構いなしに捕り続けたそうです。

                   

                   

                  さて、日本では狩猟できる鳥は28種類と定められていて、それ以外は捕獲できません。また、かすみ網(大量捕獲が可能)の使用が禁じられています。

                   

                   

                  一方、渡り鳥の飛来地の環境保全はどうなのか。

                   

                  沖縄の行政は、干潟を見ると土砂をぶちまけたくなる不治の病を患っているので、渡り鳥の宿営地は減少の一途です。

                   

                  見境なくリョコウバトを乱獲した白人と、干潟を片っ端から埋め立てて渡り鳥の住処を奪う沖縄の行政と、罪の重さは同じと言えるでしょう。

                   

                  (続く)


                  山芋勝負(ヤマンムスーブ)

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                    うるま市石川庁舎で山芋勝負(ヤマンムスーブ)が開催されていました。

                     

                     

                    山芋勝負は山芋一株の総重量を競うもので、優勝株ともなれば、300kgを超えることがあります。

                     

                     

                    この山芋は大薯(ダイジョ)。とろろ(山かけ)にして食べる自然薯(ジネンジョ)や長芋とは種類が異なります。

                     

                     

                    大薯の芋の断面は紫色と白があり、紫色の芋を紅芋と呼びます。つまり、お菓子の「紅芋タルト」の原料がこれ。

                     

                    自然薯に比べると大薯の商品価値は低く、流通量も少なめでしたが、「紅芋タルト」のおかげで、活躍の場が与えられました。

                     

                    なお、紅色のさつま芋を誤って紅芋と呼ぶことがありますが、正しい呼名はむらさき芋です。

                     

                     

                    山芋勝負に出場する大薯を、私は山中で自然の芋を探すものと思ってましたが、ちゃんと栽培してるんでした。山芋勝負の上位に毎年入るような人は、独自の栽培法を確立してるそうで、それは当然に秘密。

                     

                    中には、一枚の畑の中央に山芋一株だけを植え、肥料も水も、その株だけのために与えると。そして、肥料の内容や水やりのタイミングにこだわりにこだわると。

                     

                    そんな人が優勝して、インタビューで「山芋を大きく育てる秘訣は何ですか?」と問われても、「いやぁ、たいしたことは特にやってませんが、よく育ってくれました」と応えるわけですね。

                     

                     

                    この日は読者のおもろさんと飲み会。

                     

                    パレット久茂地のXmasイルミネーションから、

                     

                     

                    泉崎「ちんまーやー」のコースです。

                     


                    那覇の(私的)三大トックリキワタ

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                      那覇市内のトックリキワタ(徳利木綿)が満開です。

                       

                      こちらは開南バス停のトックリキワタ。

                       

                       

                      トックリキワタが南米から沖縄にやって来たのは1964年のこと。おもろまちで原木(天野株)が健在です。そこから挿し木などにより沖縄各地に植えられたので、この人達は天野さんのクローンです(^^)

                       

                      なので、開南バス停のトックリキワタの樹齢はせいぜい50年。復帰前に撮られた開南バス停の写真にこの木は写っていませんでした。

                       

                       

                      続きまして、私の自宅近く。堂々とした姿は国場のトックリキワタ。

                       

                       

                      トックリキワタはスペイン語ではパロボラッチョ(Palo Borracho)。意味は「酔っ払いの木」です。この幹の膨らみが徳利に見えたり、オヤジのビール腹に見えたりするわけですね。

                       

                      私は朝夕、この木の下を通るので、満開のタイミングを逃さないはず。ところが「明日こそ、明日こそ」と思ってるうちにピークを過ぎてしまうと(^^)

                       

                       

                      最後は豊見城城址の近く。石火矢橋のたもとのトックリキワタ。沖縄では南米桜とも呼ばれていて、これなら確かに桜と呼んで良さそうです。

                       

                       

                      ところが、近寄ってみると桜とは似ても似つかぬ花弁にガッカリすることになるので、適度な距離から眺めるのが良いでしょう。

                       

                       

                      トックリキワタの開花期は2、3ヶ月ほど続き、その間、開花を楽しめますが、木によって時期がズレるので、街路樹が一斉に咲かないのが難点です。

                       

                      今年、与儀の「トックリキワタ祭り」は開花の最盛期には早過ぎて、まばらに咲いてる木の下で行われていました(^^)


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                      念願の沖縄生活を始めて10年になりました。
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