滋賀県大津市で起きてしまった事故

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    滋賀県大津市で起きてしまった事故。

     

    事故の現場となった大萱6丁目信号交差点のストリートビューに、散歩中の園児達が写っていると話題になっています。

     

    もちろん過去に撮影したもので、当該保育園の園児か否かも不明です。

     

     

    なるべく車道から離れた場所を歩かせ、園児達の盾になるように引率する保育士達。

     

    私の仕事は園児達が集まっている場所を目がけて、車を乗り入れているようなもの。その経験から言えば、ストリートビューに写った保育士達の姿は、たまたまではなく、まさにこの通り。常に、どんな場所でも園児達に充分な気配りをしています。

     

     

    保育園が記者会見を開いたのは、個別の取材が殺到することを避けるためでしょう。

     

    「危険を感じなかったのか?」とか、「安全対策は十分だったのか?」などと質問する記者達は、会社の指示(あるいはシナリオ)に従って質問をしています。

     

    保育園の責任を追及する論調で番組の視聴率が上がり、新聞や週刊誌が売れると考えているのなら、世も末と言うほかありません。

     

     

    子供の成長を喜び、見守ることが地域社会で暮らす大人の役目です。その役目を忘れ、安全確認を怠った大人がいたから、今回の事故が起きました。

     

    滋賀県警には、事故のあった交差点を、例えば矢印信号に限り車を右折させるなど、安全対策の検討をお願いしたい。

     

    それから、今回の事故に各地の保育園が過剰に反応し、園児の散歩を自粛することになりはしまいかと心配です。

     

    子供の行動を制約することで問題を解決しようとするなんて、本末転倒と言うほかありません。そんなことでは、保育園の責任を問い詰めようとした記者達と発想が同じです。


    「兼高かおる世界の旅」を懐かしむ

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      兼高かおるさんがお亡くなりになったんですね。昭和3年生まれの90歳。20年前に他界した私の父と同級です。

       

       

      私が2歳の時に放送が始まった「兼高かおる世界の旅」は31年も続く長寿番組になりました。

       

      私がこの番組を観ていたのは子供の頃でした。つまり、両親が必ず見る番組だったので私もその横で観ていたということ。海外旅行が一般的ではなかった時代でしたから、両親の世代はハマっていたのかもしれません。

       

       

      番組の内容はほとんど覚えていませんが、兼高さんの山の手言葉は耳に残っています。彼女が通った某お嬢様学校では、運動会で前のランナーを追い抜く際に「ごめんあそばせ」と声をかけたそうです(笑)

       

      美人で英語が使えて、伝統的な日本女性の所作を身につけていた彼女は、パンアメリカン航空幹部(ヒョーショージョウのおっさん)の目に留まり、同社とTBSが企画していた新番組のレポーターに抜擢されました。パンナムは世界各地の支店網を駆使して、彼女の訪問先を探したそうです。

       

       

      一般女性としては世界で初めて南極点に到達し、北極点にも立ったので、今の若い人が聞けば、イッテQのイモトみたいなもんかと思うかもしれません(笑)

       

      イッテQとの違いは、番組が放送された時代背景にあります。今はその気になれば世界のどこへでも行けますが、私の親の世代は海外に行か(け)ない前提で、兼高さんを通した疑似体験を楽しんだと思います。

       

      祖父が満州鉄道の職員だったので、私の父は満州生まれです。戦後、内地に引き揚げて以降、海外へは出てないと思います。父の死後、私の家族と共に母をサイパンへ連れ出したことがありますが、母の海外渡航経験は(今のところ)それだけです。

       

       

      この投稿のきっかけになったのはこのツイートでした。

       

        

      私と相互にフォローしている方ですが、フォロワーの数は桁違い。この方が私のツイートにいいねをくれたら、私のブログのページビューがグンと上がる関係にあります(^^)

       

       

      本屋や図書館に行けば、必ずノンフィクションや紀行文の棚に向かう私としては、旅行ジャーナリストで思い浮かべる名前は「深夜特急」の沢木耕太郎や「アジアンジャパニーズ」の小林紀晴など。

       

      兼高さんの著書は、私にとっては観光ガイドに近いもので、興味の中心からは外れます。それは、海外を旅する彼女に(私の両親みたいな)気持ちが入らないからでしょう。

       

      「兼高かおる世界の旅」は昭和を代表する番組であり、私が子供の頃、日曜朝の風景の一部でした。「兼高かおるジャンルの人」に異議なしです。


      阿波踊りの来場者数

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        色々とゴタゴタした今年の阿波踊り。今年の来場者数は昨年の123万人から15万人減の108万人だったとのこと。主催者発表ってやつね。

         

         

         

        もっと壊滅的な数字を予想してましたが、9%減なら、それほど悪くない気がします。

         

         

        ところが今、そもそも去年の123万人は本当か?って話になってるようです。昨年、徳島市観光協会から委託され、ある調査会社が来場者数を推定したら21万人になったと。

         

        123万人と21万人。全然違うじゃないですか。いずれも4日間の延べ人数ですから、1日では31万人と5万人。

         

        それはいくらなんでもと思ったら、21万人の根拠がモバイル空間統計によるものと聞いて、俄然信用する気になりました。

         

         

        モバイル空間統計とは、携帯電話の位置情報を利用した統計処理。Googleマップが渋滞情報を表示するために使っていますね。つまり、徳島市の阿波踊りゾーンを、期間中、延べ21万台の携帯電話が右往左往していたということ。

         

        携帯電話を持たない人(子供や高齢者など)の数を加えたり、踊り子など主催者側の数を減じたりする必要がありますが、21万人が30万人になることは無いでしょう。

         

         

        123万人に比べれば21万人は少なく見えますが、それでも1日5万人。甲子園球場一杯分の人が連日来場したのなら大盛況じゃないですか。

         

        そして、今年の桟敷席(有料)チケットの発券枚数が10万6千枚でした。来場者の1/3がチケットを買い、発券枚数の60%が売れたとすれば、来場者数は19万人。先程の21万人に近い数字になります。

         

        一方で、123万人が来場したとして、その何割かは徳島市内に宿泊することになりますが、宿泊施設のキャパは大丈夫でしょうか。もし大丈夫(そのキャパがある)なら、阿波踊り期間外の稼働率はとんでもなく低くなりそうです。

         

        123万人と21万人。実態に近いのは21万人ではないかと思います。

         

         

        だからと言って、私は「主催者がけしからん」とは思いません。誰にも迷惑はかけてませんからね。来場者数が21万人と発表するよりは、123万人の方がインパクトがあり、集客効果を見込めるでしょう。高知のよさこい祭り(100万人)に負ける訳にもいきません。

         

        阿波踊りの経済効果(100億円)は来場者数123万人を元に計算したものなので、来場者数が21万人ならば、20億円以下になってしまいます。

         

        この数値が地元の産業をミスリードしてるかと言えば、まったくそんなことはないでしょう。100億円と20億円のどちらが正しいのか、肌感覚で分からないようでは、徳島で事業を継続することはできないと思います。

         

        つまり、みんな知っているんですよ。123万人ではなくて、21万人ってこと。


        阿波踊りの観光ポスターが素晴らしい

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          阿波踊りがゴタゴタしてるみたいですね。

           

          阿波踊りのフィナーレは約1,500人の踊り手が一斉に登場する「総踊り」。多くの阿波踊りファンは、それを目当てに徳島を目指します。

           

          その「総踊り」を今年から廃止すると徳島市長が決め、それに反発した踊り手の団体が昨夜、ゲリラ的に「総踊り」を強行しました。それを阻止すべく現地に出向いた市の幹部達は、踊り手や観客の熱気に押されて何もできなかったとのこと。


           

          徳島市長は地元放送局のアナウンサーだったそうで、その放送局の親会社である徳島新聞から全面的なバックアップを受けて当選しました。そして徳島新聞は市長を使って、阿波踊りを仕切ろうとしてるんですね。つまり利権争いなのよね。

           

          そのニュースをきっかけに阿波踊りの動画を初めてじっくり観ました。そもそも阿波踊りは盆踊り、念仏踊りだそうで、沖縄のエイサーとルーツは同じなんですね。それも初めて知りました。

           

           

          しかしまあ、女性の踊り手が艶っぽいこと。私は関西に長く暮らしながら、一度も阿波踊りに出かけなかったことを少し後悔しています。

           

          そこで、阿波踊りの観光ポスターが素晴らしく良い出来なので、それをここに貼り付けて、時々眺めようかなと(笑)

           

          (H23)

           

          (H24)

           

          (H25)

           

          (H26)

           

          (H27)

           

          (H28)

           

          (H29)

           

          (H30)

           

           

          今年の観光ポスター(H30)は、上記のゴタゴタの影響で制作中止となりましたが、ある方がそれは惜しいと自主制作されたとのこと。ポスターやハガキなどが売れ、原価は回収できたそうです。

           

          ポスターを作るにも踊り手の肖像権だとか、色々あるみたいで、今年のモデルは愛知県で阿波踊りをやってる方だそうです。

           

           


          では、せっかくですので、この8枚から私的ベストを選んでみましょう。

           

          これがすぐに決まってH28。

           

          先ほど女性が艶っぽいと言いましたが、これなんですよねぇ。阿波踊りは女性が女性らしさを表現するための踊りなのかとさえ思います。

           

          そう言えば、沖縄でエイサーを観る時に、私は男性の太鼓よりも、女性の手踊りに目がいくんですよ。それを更に増幅させた感じ(笑)


          大阪北部地震と沖縄のブロック塀

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            今週月曜日に大阪北部で発生した地震は震度6弱。豊中市にある私の自宅マンションは大きく揺れたものの皿1枚割れることが無く、家族に怪我はありませんでした。

             

            一方、高槻市で亡くなった9歳の少女は本当に気の毒でした。

             

            新聞に掲載された、問題のブロック塀の写真です。

             

             

            その場所のストリートビューがこちら。

             

             

            少女は掃除当番で、他の生徒より一足早く一人で登校し、両親や教師の言いつけを守って緑の歩行帯を歩いていました。

             

             

            ブロック塀が倒れた箇所をよく見ると、上半分と下半分は別の時期にブロックが積まれたことが分かります。

             

             

            元々、上半分はフェンスだったところ、子供の声がうるさいと苦情があり、ブロック塀に変えたとのこと。「上下に鉄筋を通す必要は無い」と誰が決めたんですかねぇ。


            また、このブロック塀の上半分は地震の前から既に傾いていて、生徒達の間では「地震が来たら危ない」と話題になっていたそうです。子供でも気付くようなことが、何故、小学校の安全点検で見過ごされてしまったのか。

             

             

            死亡事故が起きた時は往々にして「あの時こうしていれば」ということがいくつも重なるものですが、その結果が、最悪のかたちで一人の少女に降りかかってしまいました。

             

            全国の小中学校にブロック塀の点検指示が出されたようですので、丁寧な点検をお願いしたいものです。

             

             

            それにしても、沖縄はどうするんでしょ。県民一人あたり、または単位面積あたりのコンクリートブロック使用量は、沖縄が全国で一番ではないかと思います。また、強い陽射しによりコンクリートの劣化が進んでいます。

             

             

            小中学校のブロック塀は早急に点検するとしても、民家のブロック塀は放置されることになるでしょう。

             

            高いブロック塀の近くは歩くなと言われても、歩かざるを得ないんですけどねぇ。どうするんだ、いったい。


            今日、広島原爆の日

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              広島で生まれ育ち、今は沖縄で暮らす私にとって、やはり8月6日は6月23日と共に特別な日です。

              例えば、平和記念公園に鳩が飛ぶだけでグッと来たりするので、歴史と言うより、故郷への愛着に近い感情かもしれません。



              宮内庁は8月9日と8月15日を加えた4日を慰霊の日と定め、天皇陛下が(今日ならば8時15分に)黙祷されているとのこと。来年、元号が変わるかもしれませんが、上皇となられた陛下は、8月6日の広島を訪れることがあるんでしょうか。


              今日の平和記念式典で安倍首相は核兵器無き世界の実現や非核三原則の堅持を訴えたそうです。

              ならば、今年国連で採択された核兵器禁止条約に、日本が参加しなかった理由を説明しなさい。沖縄の米軍基地に核が無いと言うのなら、核無き抑止力とはどのようなものか説明しなさい。と言いたい。

              習近平を広島に連れて来るとでも言うのなら、少しは話を聞こうかという気にもなりますが、まあ、何を言ってもあいも変わらず薄い男です。


              8月6日を知らない(思い出せない)国民が増える中、新潟県長岡市や栃木県小山市など、多くの自治体が、平和記念式典に中学生を派遣する取り組みを続けているそうです。日程は式典前日に原爆資料館などを見学し、翌日は被爆者と対面するもの。中学生達にとって貴重な体験になることでしょう。

              ああ、そうそう。今年の春「この世界の片隅に」を観ました。



              そろそろ上映期間が終わる様子だったので焦って観に行きましたが、今日もなお、桜坂劇場で絶賛ロングラン上映中。

              「今日は日曜日じゃけえ、映画でも見ようかねぇ」とお考えの貴方。「ほりゃあ8月6日ゆうたらこの映画よね。なにしょんね、はよぉ観に行きんさいや」(^o^)/


              この男は他にやることはないのか

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                トランプ大統領のツイートが話題ですね。

                North Korea has just launched another missile. Does this guy have anything better to do with his life?

                「北朝鮮がまたミサイルを打ち上げた。この男は他にやることは無いのか?」



                笑わせてくれますねぇ。

                思ったまんま。

                そこらのオッさんが言いそうなことを、合衆国大統領が(笑)

                日本や韓国はアテにならんし、中国は言うことを聞かんし、手詰まり感がありますよね。いつまで経っても解決への道筋が見えない状況に飽き飽きしてるのかもしれません。


                このツイートは「日本や韓国も黙っちゃいないぞ」と続きます。黙っちゃいないって、安倍首相が何かするのかな?

                日本は既に北朝鮮のミサイル射程圏内にありますが、北朝鮮が日本を攻撃しようものなら、米国が北朝鮮に倍返しをすることになってます。所謂、核の傘。

                ところが、北朝鮮のミサイルが米国本土に到達するとなれば、米国もまた、北朝鮮の報復を覚悟しなくてはいけません。

                アメリカファーストを主張するトランプ氏は、米国国民を危険に晒すような決定、つまり、日本防衛のために北朝鮮を攻撃する決定ができるんでしょうか。

                安倍首相や稲田防衛大臣が、そこをどう考えてるのか。「関係各国と綿密に連携し情報収集に努める」以外の言葉を聞いたことが無いので、まったく分かりませんね。


                仮に沖縄が標的になったとしたら、ミサイルを迎撃するのは日本海のイージス艦。そこで失敗したら、嘉手納基地や那覇空港のパトリオットでしょ?。

                だから安心とは決して言えませんよね。

                「他にやることはないのか」って、合衆国大統領が言うから笑えるんで、日本の首相や防衛大臣が言っても笑っちゃいけません。


                将棋連盟の迷走(4) 理事の解任

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                  三浦九段の処分を決めた常務会のメンバーは7名。そのうち谷川会長と他の理事1名が辞任し、新たに会長と理事1名が選出されました。その際、会員の棋士から残る理事5名の解任動議が出され、後に、内3名が可決となりました(2名は否決)。



                  会長が辞任しようが、理事が解任されようが、三浦九段が失った名誉及び金銭を補えるものではありません。ところが、第三者調査委員会によるシロ判定以降、将棋連盟の目立った動きはこれだけです。

                  これは迷走と呼ぶよりは漂流。将棋連盟は何をどうしたらいいのか、まったく分かっていないように見えます。もしくは口には出さないけれど、いまだに三浦九段をクロだと思っているのか。


                  繰り返しになりますが、将棋連盟は第三者調査委員会がシロ判定を出した時点で、三浦九段への処分を取り消し、竜王戦及びリーグ戦の再戦を決めるべきでした。その最善、最短の対処を自ら封印した結果がこのありさまです。

                  将棋連盟と三浦九段との間で損害賠償の協議が行われているはずですが、合意に至らない場合は、三浦九段が訴訟することになりそうです。三浦九段が将棋に集中できる日はいつ訪れるんでしょう。

                  つまんない投稿を4回も続けたことを、今更だけど後悔しつつ終わりです。

                  (終わり)


                  将棋連盟の迷走(3) 迷走の始まり

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                    第三者調査委員会のシロ判定により、三浦九段にかけられた疑惑は晴れました。

                    しかし、あれですねぇ。私は「第三者調査委員会」なる名称がたまらなく嫌です。

                    いかにも当事者と利害関係の無い第三者であるかのような名称ですが、第三者調査委員会の弁護士らには将棋連盟から報酬が支払われています。お客様である将棋連盟にとって極力有利な判定を行うことが彼らの仕事。利害関係は大アリじゃないですか。

                    その第三者調査委員会が(将棋連盟の意に反して)シロと判定したのですから、これはもうシロの中のシロ。将棋連盟はその判定を受け入れるしかありません。


                    将棋連盟は根拠無く三浦九段を処分したのですから、処分を取消すことがスジ。三浦九段の竜王挑戦権を復活させ、不戦敗となったリーグ戦は再戦とするべきです。

                    それでも三浦九段の名誉が毀損されたことに違いはありませんが、これまでの発言から推測すれば、三浦九段はそれで概ね了承するように思えます。



                    もちろん処分の取消が簡単でないことは分かります。竜王戦の日程調整が必要ですし、スポンサーの了解も必要でしょう。しかし、将棋連盟にはそれらの問題を解決する義務があります。


                    そこへ助け船を出したのが、第三者調査委員会でした。なんと「三浦九段への処分はやむを得なかった」としたのです。

                    このあたりが、報酬をいただく身のつらさ。「処分の根拠は無かったが、処分はやむを得なかった」なんて論理破綻もいいところです。将棋連盟は処分を取消さず、常務会メンバーを減給するというトンチンカンな方法で幕引きを図りました。

                    しかし、そんなことが世間に通用するはずもなく、第三者調査委員会のシロ判定を機に、メディアは将棋連盟にとって否定的な報道を続けました。そして今年の1月、将棋連盟の谷川会長は辞意を表明したのです。

                    谷川会長は「混乱の責任を取って」とか「健康上の理由で」とか言うてましたが、自分の手に負えなくなって逃げ出したというのが私の見立てです。

                    会長が辞任したからと言って、三浦九段の損害はまったく償えないのです。辞任するのは勝手ですが、それは処分取消の道筋をつけた後の話でしょう。

                    (続く)


                    将棋連盟の迷走(2) 第三者調査委員会の判定

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                      昨年10月。渡辺竜王の告発を(間に)受けた将棋連盟常務会(企業における取締役会)は、三浦九段の年内出場停止を決めました。竜王戦の挑戦者に決まっていた三浦九段はその権利を失い、勝てば4千数百万、負けても千数百万の対局料もフイになったのです。

                      将棋よりややポピュラーな大相撲に例えれば、大関稀勢の里が八百長をしたと横綱白鵬が告発し、相撲協会が横綱昇進のかかっていた稀勢の里の出場停止を決めたようなもの。三浦九段の損害ははかり知れないものがありました。(横綱白鵬も相撲協会もそんなことはしませんよ。例えです)


                      将棋連盟は三浦九段の処分を決めた後、弁護士を中心とする第三者調査委員会を立ち上げ、三浦九段の疑惑を究明することにしましたが、処分した後で調査を始めるなんておかしな話です。一方で、三浦九段が本当にカンニングをしたのなら、年内出場停止なんて処分では軽すぎます。

                      多くの将棋ファンは、将棋連盟が動かぬ証拠を掴んでいるのだと考えました。つまり、年内出場停止の処分は第三者調査委員会が調査を行うための時間稼ぎであり、併せて三浦九段を竜王戦に出場させないことを目的としたものであろう、そして、第三者調査委員会がクロと判定した後に三浦九段を除名するなどの最終処分を決めるのであろうと推測したのです。


                      ところが、昨年12月に公表された第三者調査委員会の判定はシロ。三浦九段に対する処分は冤罪であることが明らかになったのです。

                      固まる谷川将棋連盟会長。



                      とんでもないことになってしまった年の暮れでした。

                      (続く)


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