春の慶良間

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    今週来沖したひよこさんが「慶良間へ行こう」と言うので、同じ歳のオヤジ二人で春の慶良間に渡りました。

     

    ダイビングでもなくフィッシングでもなく、ただただ海と島を眺める日帰り旅行です。

     

     

    ハイシーズンの慶良間は船も宿もレンタカーも混雑するでしょうが、今の季節はそんな心配は不要で、高速船の料金は2割引でした。

     

     

    泊港発が9時。座間味島に6時間30分滞在し、泊港着が17時10分です。

     

    島に着いたらレンタカーを3時間借りて、島の展望台を一巡しました。

     

     

    上の写真は女瀬の崎(ウナジノサチ)展望台。左端に渡名喜島が見えています。

     

    展望台は岬の先にあり、その細い岬がウナジに見えたのかとチラッと考えましたが、崎をサチと沖縄風に読んでいることから、女瀬をウナジと読んだだけのようです。

     

     

    次の写真は古座間味(フルザマミ)ビーチ。座間味島のメインビーチです。

     

     

    レンタカーで3時間、昼食に1時間、散歩や買物に2時間の配分で6時間が過ぎました。

     

    島に渡るならせめて一泊はしたいと思っていましたが、ダイビングでもなくフィッシングでもない座間味島は6時間が適当でした。

     

     

    昼食は和山海雲(ワヤマモズク)で三枚肉丼(もずくスープ付き)をいただきました。島のオリオンビールは本島で飲むよりも美味いのよね(^-^)v

     

    ひよこさん。また何処かに行きましょ〜ね。


    まだ渡名喜島がある(5)島でやり残したことは無いか?

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      渡名喜島の三日目。最終日です。

       

      二隻で運航しているフェリーのうち一隻がドッグ入りのため、那覇(泊)行きが10:35から15:35に変更になっています。

       

      もっ、儲かった!!(^o^)/

       

      シーブンのようなこの5時間。やり残したことが無いように島を歩きましょう

       

       

      (1)島の若い女性

       

      写真は渡名喜島の玄関口、フェリーターミナルです。村役場、観光案内所、小中学校、駐在所、診療所、郵便局など島の施設の大半はこの辺りに集まっています。

       

       

      観光案内所に寄ってみたら職員が若い女性だったので、「エッ!」ってなりました。子供は別として、島で若い女性を見かけませんでしたからね。

       

      こちらは、島の小中学校。

       

       

      15の春を迎えた卒業生は島を離れます。その後、就職するにせよ進学するにせよ、ほとんど島には戻りません。

       

      つまり、島には若い女性が滅多にいないということ。それが突然、目の前に現れたら、そりゃあ「エッ!」ってなりますよ(^^)

       

       

      (2)亀の見つけかた

       

      C「渡名喜島には亀が沢山いるそうだけど、遭遇率はどのくらい?」

       

      若い女性「遭遇率と言うより忍耐力ですよ。満潮時に海をじっと見て、ゆらゆらしている黒い影を見つけて下さい。亀は15分に一度、海面に浮かんで呼吸をしますから、それを待つんです。いつまで待っても浮かばなかったら、それは岩か海藻なので次の影を探して下さい」

       

      C「なるほど。見つかるまで待てれば遭遇率100%ってことか」

       

      若い女性「そうです。頑張って見つけて下さい!!」

       

       

      彼女の言う通りでした。前日通りかかった時には影もカタチも無いように思えた亀が浮上してきました。場所はアマンジャキ付近の海岸です。

       

      C「ありがとうございます。亀を見つけました」

       

      若い女性「おめでとうございます!!」

       

      C「いやぁ、見つかると思って探すと見つかるもんですねぇ」

       

      若い女性「そうなんです。この次はもっと早く見つかると思いますよ」

       

      皆さん。渡名喜島に渡ったら観光案内所へどうぞ。エアコンが効いていて、気楽に休憩ができる島のオアシス。最近、二階にカフェがオープンしました。

       

       

      (3)島豆腐

       

      集落内に豆腐屋が一軒あります。

       

       

      ニガリの代わりに渡名喜の海水を使った島豆腐。島民、民宿、食堂などから注文を受け、必要なだけの量を作ります。

       

      民宿の朝食に提供される確率が高いのでお楽しみに。

       

       

      (4)歴史民俗資料館

       

       

      渡名喜村の歴史民俗資料館は昨年オープンしたばかり。新築ピカピカの資料館で待ち構えていたのは担当の比嘉さん(オジィ)でした。

       

      お客さんは一日数名。比嘉さんのやる気が私に集中します(^^)

       

       

      渡名喜島から帰ってすぐに、6年前のこの投稿にコメントをいただきました。

       

      木田大時(ムクタウフトキ)と渡名喜島の子孫達

       

      木田大時は琉球王国時代の超能力者でその子孫が渡名喜島で暮らしています。その子孫のお一人(本島在住)がたまたま私の投稿を読み、自分のルーツを辿ってみたくなったと。ついてはもっと話を聞かせて欲しいと。

       

      お役に立ちたい気持ちはあれど、おそらく私の知識では満足していただけないだろうなと思い、日帰りでも良いから(金曜日は日帰りが可能)島に渡って、比嘉さんに会ってはいかがかと提案しました。

       

      比嘉さんのお母さんは序列1位の神女。歴史民俗資料館で島の祭祀「シマノーシ」の記録映像を観ることができます。

       

       

      (5)帰路につく

       

       

      20年ほど前に出版され、私の愛読書だった「島を旅する」。最近、その著者である今村治華さん(那覇在住)が私のインスタグラムをフォローして下さったので、お礼のメッセージを送りました。

       

       

      彼女は国内外、百数十ヶ所の島々を訪ねています。当然、渡名喜島も。

       

      渡名喜島の風景から築20年以下の建物を消去すると、秘境感さえ漂うような島の様子が想像できます。

       

      島には日本軍が駐留していなかったため、戦争被害を受けることが無く、「重要伝統的建築物群保存地区」に指定される大きな要因となりました。

       

      旅行者の一方的で勝手なお願いとしては、更に20年が経っても「まだ渡名喜島がある」と言われる島であって欲しい。

       

      もちろん再訪したい気持ちはあれど、粟国とか伊平屋とか、他の島が優先になるかもしれません。

       

       

      参考にしたいのに、宿の情報が無いとお嘆きの貴方。すみませんが無いんです(^^)

       

      朝夕の食事は、日常的な家庭料理でした。民宿ですからね。島豆腐、美味しかったなぁ(^-^)v


       

      (終わり)


      まだ渡名喜島がある(4)島の周回道路

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        島の南部周回道路をバイクで走りました。

         

        スタート地点はあがり浜。まずそこから東海岸を南下します。最初に目に入ってくるのは、シュンザと呼ばれている断崖絶壁です。

         

         

        昔、この先の畑へ行くには山越の道を歩くしかありませんでした。そこで、島民がシュンザの下の海岸に石を積み上げ、道を通したのです。その道をアマンジャキと呼びます。

         

         

        アマンジャキを過ぎると、アンジェーラ浜に出ます。人の手が加わっていない、美しい昔のままのビーチです。

         

        そこから周回道路は上り坂にさしかかります。少し上がった場所から振り返る東海岸。

         

         

        先端のダイヤモンドヘッド風の山は、島の北部の西森(ニシムイ)。その左手にチラッと見えているあがり浜、シュンザを経て、手前のビーチがアンジェーラ浜です。

         

         

        周回道路は高度を上げてきました。

         

         

        写真を拡大すると西森の頂上に展望台が見えるはず。そこからの景色は「息を呑む絶景」だそうです。西森は傾斜がキツいので、海を真下に見下ろす視界になるのでしょう。そこで得られるはずの空中浮遊感(^-^)v

         

        西森展望台へ通じているのは散策道だけでバイクは通れません。そのため、集落の外れから片道30〜40分かけて、西森の尾根を歩くことになります。

         

        しかしそれは「息を呑む絶景」のために必要なコスト。「明日にでも息を呑んでみようやないの」と私は心に決めたのでした。

         

        ところが、島のオヤジが言うには「草が茂ってる時はやめたほうがいい」と。簡単にヒルむワタクシ。根性示すだけのために命を失うのではワリに合いません。

         

         

        さて、周回道路は島尻毛散策道の入口にさしかかりました。こちらも草が茂っていますが、木道が整備されているので安全です。

         

         

        入口にバイクを停めて、山に囲まれて海が見えない景色の中を歩きました。

         

        少し歩くと、木道は島の南端の断崖へ向かいます。再び海が広がり、その先には慶良間がはっきりと見えています。

         

         

        島尻毛散策道の先端まで来ました。

         

         

        ここからグルっと回って、最初の入口に戻ります。

         

         

        周回道路脇の東屋から眺める南側の海。

         

         

        その先の大本田(ウフンダ)展望台は周回道路の最高地点。ドラマ「ちゅらさん」のオープニング映像が使用された入砂島が見えています。

         

         

        眺めの良い場所の東屋は最高です。陽射しが遮られ、涼しい海風が吹いているので、気持ち良く座っていられます。

         

        時刻はまだお昼前。時間はたっぷりあります。保冷水筒の水を飲み、一息入れました。

         

         

        周回道路の坂道を下り終えた所は西海岸の呼子(ユブク)浜。神が宿ると言われている岩がある浜で、水着でキャーキャーできる雰囲気ではありません。

         

         

        もっとも、水着でキャーキャーやって良いのはあがり浜だけ。それ以外のビーチは遊泳禁止です。

         

         

        周回道路はこれでおしまい。バイクは渡名喜港に到着しました。

         

         

         

        (続く)


        まだ渡名喜島がある(3)島の歩き方

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          Twitter(X)で相互フォローいただいてるahaha(原子番号8)さんから、「船で久米島に行くとき経由するけど、船からも穏やかな暮らしが見えてめっちゃ降りたくなる島(笑)」とコメントをいただきました。

           

          その風景がこちら。

           

           

          ahaha(原子番号8)さんの見立てはめっちゃ的中してます。すぐにでも、途中下船をお勧めしたい。

           

           

          ところがです。本当に降りてしまうと大変なことになるんですよ。

           

          島の民宿は予約が無いと泊まれません。そして食堂も原則予約が必要。つまり、フラッと降りたのでは、寝る場所も食事も与えてもらえないんです。そして、翌日まで船は来ません。やむを得ず野宿をすればハブの餌食に。

           

          島にとって、無い袖は振れないと言うこと。一つ前の投稿で概ねお分かりですよね。

           

           

          さて、二日目の朝を迎えたあがり浜です。日の出方位アプリによれば、この日のアガイティーダは読谷から現れました。

           

           

          今回、私は島に二泊しました。一泊では行く日と帰る日の二日になり、常に荷物をかかえて移動することになります(コインロッカーはフェリー乗り場にあります)。

           

          その点、二泊すればナカビの二日目は宿に荷物を置き、好きなタイミングでシャワーを浴びたり、エアコンをかけて昼寝をしたり、場合によっては明るいうちからビールを飲めますね。素晴らしいじゃないですか。

           

           

          ところで、島には交通機関がありません。バス、タクシーはもちろん、レンタカーもレンタバイクも無し。唯一の交通手段として、観光案内所で自転車を貸してくれます。普通自転車4台と電動アシスト付きが2台。

           

          集落内は徒歩や自転車で問題ありませんが、島の南側を一周する周回道路はどうでしょう。

           

          ワタクシは来月で66歳。電動アシスト付き自転車で、あの急峻な周回道路は走れないと考え、フェリーにバイクを積むことにしました。大家に借りてるあのバイクです(笑)

           

           

          周回道路は絶景の連続です。「バイクは無理」な方は、予約時に宿と交渉してみて下さい。宿の人が車で案内してくれるかもしれません。

           

           

          9月の沖縄のこと。今回は考えもしませんでしたが、徒歩はアリと思いました。

           

          標高150mほどの山に車道を歩いて登るのですから、ハイキングコースとしては最適と言えるでしょう。距離は島尻毛散策道などに寄り道しても10kmにはなりません。

           

          かつて、ここを歩かされた知念の三女が「騙された。二度と行かない」と怒っていましたが、歩くことを人生から極力排除したい標準的ウチナーンチュの考えですから、聞き流して良いと思います(笑)

           

          (続く)


          まだ渡名喜島がある(2)島のサプライチェーン

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            先週末、久しぶりにワタリグチと久茂地で飲みました。ワタリグチのお父さんは渡名喜島出身で知念のお母さんとは姉弟です。

             

            沖縄本島生まれの彼は島で暮らしたことがありません。しかも「最後に島に渡ったのは子供の頃」らしいので、初めて島に渡ったばかりの私にあれこれ教えてもらうハメに(^^)

             

            そして、「いい島ですねぇ。行ってみたくなりました」と言うてました(笑)

             

             

            島の東海岸。上ノ手展望台から眺めた渡名喜集落とあがり浜。

             

             

             

            集落背後の山の斜面に段々畑の跡が見えます。平地が狭いため、かつて、集落周辺の山々はその頂上付近まで耕作地となりました。

             

            島で暮らすには、これほどの労力が必要なのかと、思い知らされる風景でした。

             

             

            あがり浜は島一番の美しいビーチです。海岸沿いに東屋とベンチが置かれているので、日陰でゆっくり海を眺めることができます。

             

             

            さて、上ノ手展望台から集落へ戻ってきました。こちらもフクギの日陰を歩けます。

             

             

            道路が碁盤の目になっていて、風景は白砂、石垣、赤瓦、フクギ。私は何度も方向感覚を失ってしまいました。

             

             

            島の食堂でお昼を食べていると、島に二軒ある商店の一つ、桃原商店のオバさんと相席になりました。

             

            お肉を毎週、知念精肉店から仕入れているそうで、去年まではワタリグチが冷凍箱詰めして、泊港に運んでいたようです。

             

             

            桃原商店は本島の共同売店よりも更に規模が小さく、品揃えもわずか。島の人達はどこで食料を手に入れるんだろうと不思議でした。

             

            島の商店には商社機能があるんですね。島民から注文を聞き、本島に発注します。本島で注文を受けるのは知念のお母さんのような、島出身の商店主。

             

            島の血で繋がった人達のサプライチェーンが成立してるということ。桃原商店に到着した商品は直ちに注文主に渡されるので、商店に在庫は残らないわけです。

             

            そして、決済金融機関がこちら(^-^)v

             

             

             

            夕方になると、集落を東西に貫いている村道一号線のフットライトが点灯します。

             

             

            西海岸のてぃだ広場から眺めた夕陽と入砂島。

             

             

            そして、すっかり日が暮れた村道一号線。

             

             

            かつて、ワタリグチ姉弟がこの道を走り抜けていたころとの違いは石垣が減り、コンクリートブロックが増えたことくらいでしょうか。

             

            フットライトを選んだことで、景観を損なう照明柱が不要です。加えて、星がよく見えるので大変結構だと思います。

             

            (続く)


            まだ渡名喜島がある(1)珊瑚の道(coralway)

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              念願だった渡名喜島へ渡りました。

               

               

              渡名喜島は東シナ海に浮かぶ久米島、粟国島、慶良間諸島を結んだ三角形の丁度真ん中に位置し、周囲の三島を肉眼ではっきり見ることができます。

               

              島の夜、東の空だけが妙に明るいのはその方向に大都市那覇があるからでしょう。

               

               

              冒頭の写真でわかるように、島の北部と南部が丘陵地になっていて、二つの丘陵地に挟まれた平地に集落が形成されています。

               

              そして、Googleマップがこちら。

               

               

              これはもう一目瞭然。かつての渡名喜島は北島と南島に分かれていたんですね。二つの島に挟まれたリーフに砂が堆積し、平地になりました。

               

               

              渡名喜集落には碁盤の目のように村道が通っていて、路面は舗装されていません。そして、車がすれ違うことのできない道幅。

               

               

              島で100年以上続いている「早起き会」では、集落の皆さんがラジオ体操(ウチナーグチ版)を済ませた後、竹ぼうきで村道を掃きます。そして、珊瑚の道(coralway)に竹ぼうきの筋が残ります。

               

               

              暴風対策のために、渡名喜島の民家は土地を路面よりも掘り下げて建てられています。

               

              次の写真の民家は1m以上掘り下げられているので、ヒンプンの前に立つと目線の高さに路面や石垣があります。

               

               

              建物が低い位置にあるので、石垣を高くする必要がなく、石垣を超えてきた風はフクギに遮られ、フクギを抜けた風が屋根にあたります。

               

              暴風に対処する工夫が、結果的に、白砂の道、石垣、赤瓦の屋根、緑のフクギのバランスを良くしていて、渡名喜島の美しい集落景観が形成されています。

               

              「じゃあ、大雨になったら民家が浸水するんじゃないの?」と心配になりますが、地面が吸水力抜群の砂ですから、雨水は地面に残りません。

               

               

              国が定めた「重要伝統的建築物群保存地区」は沖縄に2ヶ所しかありません。竹富島と渡名喜島。

               

              観光地化が進み、高級リゾートホテルまで建ってしまった竹富島と、伝統的な集落景観の中に人々の暮らしを感じることができる渡名喜島。

               

              (大丈夫)「まだ渡名喜島がある」。

               

              秀逸なキャッチコピーにいたく納得したので、投稿のタイトルに使わせていただきました。

               

              (続く)


              人口300人の島

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                東シナ海に浮かぶ渡名喜島は農連プラザ知念精肉店のお母さん(シズエさん)の生まり島です。

                 

                島の観光協会が考えたキャッチフレーズは「沖縄の原風景が残る島」、「何もしないことができる島」。

                 

                赤瓦の集落とフクギ並木、白砂のビーチ。観光地化されていない竹富島をイメージすれば、当たらずと言えども遠からずではないかと。

                 

                 

                属島の入砂島は米軍と自衛隊が射撃訓練に使用している無人島で、シズエさんによれば、3km離れた渡名喜島まで爆撃音が聞こえるとのこと。

                 

                ドラマ「ちゅらさん」のオープニング映像に使われた島でしたが、日米の爆撃機がここにバラバラと爆弾を落としていたとは誰も思わなかったことでしょう。

                 

                 

                渡名喜村の人口は307人(2023.7)で、国内2番目に小さな自治体です。面積も小さいほうから2番目(^^)

                 

                島の主要人物(村長とか村会議員とか)は、シズエさんの子分の世代で、ネェネェに絶対服従を誓った人達です(笑)

                 

                数年前にアーサが深刻な品不足になった時、シズエさんは「シマから運ばせるから大丈夫」と余裕の表情でした。おそらく、漁業組合長が動いたのだと思います。

                 

                 

                やはり数年前のこと。シマの教育長が官製談合で逮捕される事件がありました。さっそくシズエさんに報告すると、「あの子はそんなことをしない」と。「もし本当なら、誰かに騙されたに決まってる」と。

                 

                教育長はクビになってしまいましたが、その後、村会議員選挙に立候補し、見事に当選。シズエさんが「ほ〜らごらんなさい」みたいな顔をしてました。

                 

                それにしても村会議員選挙のトップ当選が50票で、当落ラインが25票。島民の誰が誰に投票したか(しなかったか)ほぼ分かるでしょうね。オソロシヤ(^^)

                 

                 

                この夏(あるいは秋に)、私はこの島に渡るつもりです。

                 

                渡名喜島にはバスやタクシーは走っておらず、レンタカーもありません。島のホームページには「歩きやすい靴でお越し下さい」と書いてありました(^^)

                 

                知念精肉店の三女が「島の展望台まで歩かされて死にそうになった」と言ってたので、アパートの大家のオートバイを拝借して、フェリーで運ぶことにします。

                 

                 

                宿は古民家をリニューアルした民宿があるようです。一泊では、日中、部屋を使えませんから、少なくとも二泊はして、疲れたら逃げ込む場所を確保したいものです。そして、「何もしないことができる島」を体験したいと思います。

                 

                 

                写真は島の西海岸と東海岸を起点(終点)とする、幹線道路。日没後にフットライトが点灯するようです。

                 

                 

                フットライトは足元を明るく照らすととに、星空を見上げる時の邪魔になりません。ちゃんと考えてあるんですね。


                 

                島に渡ることをシズエさんに話すと、色々と便宜を図ってくれそうですが、それはそれで気を使ってしまうので、事後報告にしようと思ってます。

                 

                「なんで言わないっ!!」と叱られるかもしれませんが、距離感ね、距離感(笑)


                月末の慶良間は晴れるのか?

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                  今月末に慶良間日帰り旅行を計画しているひよこさんと私。



                  初慶良間の私は大いに楽しみですが、それどころじゃないのがひよこさん。


                  一週間ほど前に「そろそろ予定を決めませんか?。座間味の高速船は満席になりそうですが、渡嘉敷は空席がありそうです。で、どうします?」とメールが来たので、とりあえず、座間味往復の高速船を予約しました。前日までキャンセルできるそうです。


                  そのことに気を良くしたひよこさん。「さすがCさん。やることが早い!!」などとヨロコビのメールを送ってきました。


                  それを横目で見ていたメグさん(奥さん)に、


                  「あなたは四の五の言わないで、全部Cさんに任せておきなさい」


                  と嗜められてたそうです(笑)



                  予定が立ったら次に心配なのが島の天気。


                  今週梅雨入りした沖縄。10日先の天気を今から心配してどうするのかと思いますが、ひよこさんは2週間予報のチェックに余念が無いようです。



                  30日の予報は曇り時々雨。


                  今頃ひよこさんは伊豆の高原から心配顔で南西の空を見上げていることでしょう。


                  で、2、3日のうちに、30日の予報は晴れに変わり、南西の空を見上げてニコニコするひよこさん(笑)



                  29日の夜は「りょう次」で飲むことにしています。オリオンビールと沖縄料理で旅の機運が高まることでしょう。


                  ところが外は土砂降り(^^)


                  それでも「明日は晴れるかもしれないから、とりあえず島に渡りましょう」と言いかねないのがひよこさん。


                  彼の魂は既に島にあるんですよ。台風でも来ない限り、四の五の言うんでしょうね(笑)


                  中国企業の離島購入をどう見るか

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                    中国企業が沖縄の離島を購入したことが話題です。

                     

                    沖縄の離島とは写真手前の屋那覇島。写真奥は尚円王生誕の地として知られている伊是名島です。

                     

                     

                    こちらは4年前に私が伊是名島に渡った時の写真。海岸の巨岩「海ギタラ」の先に平坦な屋那覇島が見えてます。

                     

                     

                    屋那覇島の面積は0.75㎢で東京ディズニーランド(0.47㎢)の約1.6倍にあたります。無人島です。

                     

                    日本企業が所有していた島の土地が2、3年前に競売にかけられ、それを中国企業が購入しました。買ったのは島を丸ごとではなく約半分。残り半分の土地には伊是名村を含む多くの地権者がいます。

                     

                     

                    海外資本の参入により、例えば北海道のニセコが世界有数の観光地になりました。北海道新幹線の延伸を見込んで、海外からの投資はますます増えるでしょう。同様に沖縄の恩納村では多くのリゾートホテルが海外資本に買い占められています。

                     

                    バブルの時代。日本の企業がハワイの土地や建物を次々に買い漁り、米国のメディアが「このままではハワイが日本になってしまう」と報じたことがありました。あれから30年以上が過ぎ、日本経済は見る影も無いほどに衰退し、観光地の大規模開発は海外資本に頼らざるを得なくなりました。

                     

                    長渕剛がライブ会場で「北海道の土地を外国に売らないでくれ」と訴えようが、中国が大嫌いな人達が伊是名村役場に「何故、売却を許したんだっ!!」と抗議の電話をかけようが、日本の国力が回復しない限り、今の状況変わらないでしょう。

                     

                     

                    屋那覇島の土地売却が話題になったのは今月のこと。島のビーチから中国人女性が発信したSNSがきっかけでした。

                     

                     

                    見た感じイカれてそうな女性が発信したのは「日本の島を買ってリゾート地にする」ということ。土地を購入した企業経営者の親族と名乗っているようです。

                     

                    島の写真をSNSに投稿した目的は不明ですが、直ちに多くの中国人や日本人が反応しました。

                     

                    「えっ、中国の領土が増えたの?。どんどん買って(C)」とか、「中国は軍事施設を造るはずだから用心しろ(J)」とかですね。

                     

                     

                    私が思うに、屋那覇島をリゾート開発するのは無理でしょう。沖縄本島からフェリーが一日二往復だけの伊是名島。屋那覇島へは漁船で渡るしかありません。もちろん電気、ガス、水道は無し。

                     

                    伊是名島と屋那覇島の間のリーフには養殖モズクのイカダがびっしり浮かんでいるので、マリンスポーツは無理。しかも、島のビーチは伊是名村の村有地です。

                     

                     

                    おそらく「(沖縄の離島で)まとまった土地が安く買えるのなら買っとこか」ってことじゃないかと思います。

                     

                    日本政府が「注視する」と言ってるので、合わせて必要な法改正を検討いただくと。当面はそんな感じかと思います。

                     

                     

                    屋那覇島は伊是名島の属島にあたります。かつての沖縄で、属島は風葬の場所でした。私が伊是名島で聞いた話によれば、屋那覇島は姥捨の島でもあったようです。つまり、楢山節考。

                     

                     

                    映画の公開から早や40年。私もやがて姥捨の年齢(70歳)に到達します。一人が生まれたら一人は去らなければいけない。幸い、そんな風習が無くなる程度に、日本は豊かになりました。

                     

                    屋那覇島に関するいいねやリツイートは半年もしないうちに影を潜めるでしょう。


                    慶良間はどう見えてるのか

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                      慶良間を眺めようと、瀬長島の展望エリアに寄りました。

                       

                      本島から慶良間がよく見えるのは那覇空港の搭乗ゲートでしょう。瀬長島からも同じように見えます。

                       

                      ところが写真に撮るとショボいのよね。人間の眼の性能がいかに優れているか。手前は那覇空港のB滑走路です。

                       

                       

                       

                      さて、慶良間諸島は多くの島々で構成されていますが、ここからどの島が見えてるのか。この機会にはっきりさせましょう。

                       

                      写真右端に三つならんでる小さな島は左からウガン島、中島、ハテ島で、いずれも渡嘉敷村に属します。ハテ島の右側にうっすらと見える島影は渡名喜島でしょう。

                       

                       

                       

                      視線を左に移します。滑走路の奥の黒い島影が前島。左奥が渡嘉敷島。いずれも渡嘉敷村に属します。

                       

                       

                      ということは、本島からは渡嘉敷村だけが見えていて、座間味村は見えてないんですね。あたりまえか(^^)

                       

                       

                      私は13年も沖縄に住んでいながら、慶良間に渡ったことがありません。無理して休みを取ったとしても2泊が精一杯。行くなら一週間くらいは滞在したいですからね。

                       

                      慶良間ー見しが、睫毛ー見らん(きらまーみぃしが、まちげーみぃらん)は沖縄のことわざで、意味は灯台下暗し。そうは言われましても、私は慶良間を眺めたいので、睫毛はまた今度にしましょ〜ね(笑)

                       

                       

                      豊崎都市緑地のやしの木ロードも撮ってきました。

                       

                       

                      椰子が若いのか、幹が細いですね。時間が経てばもっと見栄えが良くなることでしょう。


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
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