企画展「朝薫の五番」

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    国立劇場おきなわの企画展に来ました。

     

     

    今年は組踊上演300周年にあたり、各地で様々な催しが行われています。この企画展では、朝薫の五番(「執心鐘入」,「銘苅子」,「孝行の巻」,「二童敵討」,「女物狂」)で使われた衣装や道具が展示されています。

     

    鬼女の面と撞木(執心鐘入)

     

    天女の衣装(銘苅子)

     

    火を吹く大蛇(孝行の巻)

     

    私は組踊の舞台となった場所を訪ねるのが好きで、末吉の森(執心鐘入)、銘苅の森(銘苅子)、中城グスクと勝連グスク(二童敵討)などを歩きました。例えば、末吉の森を知っていれば、宿の女に追われた若松が寺に逃げ込むシーンのリアリティが増します。また、現場に立つことで、話の辻褄が合うことがあったり、新たな疑問が生じたりします。そこが楽しい(^^)

     

    また、朝薫の生家跡やお墓などを訪ねておけば、彼の生い立ちやその生涯を知る上で、役に立つことがあります。私は沖縄で育ってないので、そこで得られなかった知識を一生懸命に補おうとしてるのかもしれません。

     

     

    この日、国立劇場へは銘苅を抜けて行きました。

     

     

    深い谷になっている上に、谷底は湿地。それで開発を免れたようです。

     

     

    今朝、佐辺昆布店に片栗粉を仕入れに行ったら良和君がいました。企画展へ行ったことを話すと、「あの鬼女の面は確かに僕がつけたものです」と言ってました。

     

    こちらは、鬼女に変身する直前の良和君。舞台の上で、花笠に隠れて鬼女の化粧をします。

     

     

    組踊の衣装は保存用に必ず一着、余計に作るそうです。だから、企画展で展示されていた衣装は、誰も袖を通していないとのこと。

     

    う〜ん。それは教えてくれなくても良かったかな(笑)


    仲田幸子劇団「でいご座」が明日で活動終了

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      17年前の仲田幸子さんと観光客の私です。場所は松山の仲田幸子芸能館。幸子さんは最後部の席に座って、館内の様子を見てました。

       

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      仲田幸子さん率いる劇団「でいご座」は、母の日と敬老の日に定期公演を開催していましたが、明日の公演で劇団としての活動を終了するそうです。

       

       

      幸子さんは86歳で、米寿を迎えます。体力的な衰えはあるはずで、稽古も舞台もギリギリのところでこなしているはず。ところが、そこを踏ん張るのが仲田幸子。明日、沖縄市民会館大ホールは立ち見が出るでしょう。

       

       

      体力の衰えは気力でカバーできるにせよ、どうしようも無いのが、観客のウチナーグチ離れ。幸子さん渾身のアドリブが通じ難くなってきたことが、彼女に劇団の活動終了を決意させたようです。

       

      沖縄芝居は、場面場面で観客を笑わせ、泣かせ、場内の空気を温めつつ、感動のクライマックスへ持っていくストーリーになっています。その場面場面に不可欠なのがウチナーグチ、あるいはそのフィーリング。そこを封じられてしまっては芝居になりません。

       

       

      松山の仲田幸子芸能館は、幾多の存続危機を乗り越えてきましたが、建物の老朽化により、とうとう閉館が決まってしまいました。来年5月だそうです。

       

      母の日と敬老の日に公演を続け、沖縄のお母さんやオジぃオバぁをずっと祝ってきた幸子さんは、やっと祝ってもらえる立場になれますね。「おめでとうございます」と声をかけたいところですが、彼女は大いにご不満でしょうねぇ。


      天皇陛下御在位30年記念「組踊と琉球舞踊」

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        先週の土曜日。(東京)国立劇場で天皇陛下御在位30年と組踊上演300周年を記念した公演がありました。

         

         

        今朝、良和君が配達に来たので、声をかけました。

         

        C「あら、もう仕事か?。国立劇場はお疲れ様」

         

        良「はい。なんとか終わりました」

         

         

        続いて、農連プラザ佐辺昆布店のお母さん。

         

        C「お〜い。天皇陛下が随分喜ばれたみたいじゃない」

         

        母「そうなのよぉ。無事に終わって良かったわぁ」

         

        C「両陛下は途中で来られて、二童敵討だけをご覧になったみたいね」

         

        母「あらそうなの?」

         

        C「『佐辺君が出るほうだけを見ましょうね』ってなったんじゃないか?(笑)」

         

        母「そんなわけないじゃない(笑)」

         

        C「良和君にはお母さん役をやってもらいたかったなぁ。だけど、良和君のお師匠さんクラスばかりだから、『代われ』とは言えんよな(笑)」

         

        母「そんなこと、言えるわけないじゃない(笑)。Cさんは新聞で見たの?」

         

        C「いや、テレビのニュース」

         

        母「えっ?。ニュースでやってたの?。あなたはいつも自分ばかり観てから・・」

         

        C「心配すんな。今見せる」

         

        母「あっ、本当だ」


         

        C「良和君は30秒くらいに出てくるで」

         

        母「えっ?。良和も写ってるの?。あっ、本当だ」

         

        C「この後、両陛下が出演者に声をかけられたみたいよ」

         

        母「えっ、そうなの?。どんなお話だったか良和に聞いてみないとね」

         

        C「そりゃあ『どうですか。昆布は売れてますか?』だろ(笑)」

         

        母「アッハッハ!!。何言ってんの。あっ、あなた。あらぁ、今日は何も無いわね。じゃあ、これでも食べなさい」

         

         

         

        我が子が琉舞を習い始めた頃、まさか天皇の前で踊ることになろうとは、予想だにしなかったでしょう。

         

        ニュースの映像よりも、この時のお母さんやお姉さんの表情を、動画に撮って投稿したかった(^^)

         

        それはもう、絵に描いたような親孝行。いや、良かった良かった。


        歌って踊って、うすまさ沖縄

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          一昨日の劇団伊良波母の日公演。

          朝公演が終わり、昼公演までの超短い休憩時間を使った記念撮影。金城真次さんは昼公演の化粧に忙しく、写真の右上に(笑)

           

           

          前列右端に、喜歌劇「貞女小」で主役の里之子を演じた当銘由亮さん。時代舞踊劇「仲里節由来記」では親雲上役で登場し、彼の歌三線でヤンバルのハールー小(知花小百合)が舞いました。

           

          左隣に良和君、一人おいて知花さん。

           

           

          その当銘由亮さん。今週は神戸、大阪、京都で3Day'sライブだそうです。(うすまさ:凄く、とっても)

           

           

          歌と踊り、芸能の島沖縄。

          国指定重要無形文化財に指定される組踊、歌三線、琉球舞踊を現代エンターテイメントに昇華させる当銘由亮のワンマンライブ。

          多様な琉球芸能のエッセンスを組み込みながら、ウチナーのチムグクル(情感)を伝える。

          伝統的な『ソームン』(本物)の力を現代の聴衆に届け、「楽しむもの」として打ち出す舞台。

           

          当銘由亮さんは、組踊、歌三線、琉球舞踊、ウチナーグチの各分野で活躍する一線級のプロフェッショナルで、すなわちソームン。そして、芸の道を極めつつも「お客様を喜ばせてナンボ」の意識が徹底している方です。そして「仮に何か一つの道を極めるとすれば」と問われれば「私はジュリーになりたい」(笑)



          Googleによりますと、このブログの県別読者数第1位は沖縄で、第2位が大阪だそうです。そこで、大阪ならびに関西の読者の皆様。当銘由亮さんのライブには「是非とも行くべし」です。

           

          特に「琉球芸能に興味はあるけど入口が」なあなた。このチャンスを逃すようでは、一生、入口に立てないかもしれません(笑)

           

           

          関西の皆様。当銘由亮さんと一緒に、うた(唄)たいもう(舞)たいし、あしび(遊)でぃきらち、はな(華)やかさびら

           

          何卒、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m

           

           

          あら、終わってしまったか(笑)

           

          当銘さんの動画を掲載しようとしたところ、youtubeに適当な長さの動画がありませんでした。そこで突然ですが、指笛の練習を。

           

          鳩間節からの、

           

           

          ウチナーグチからの、

           

           

          実技指導付き

           


          (^-^)v


          劇団伊良波 母の日公演(2018)

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            こちらは佐辺昆布店(兼、組踊・沖縄芝居プレイガイド)の店先です。

             

             

            良和君が出演する公演は、もれなくポスターが貼り出され、チケットも手配済み。そんなこともあって、劇団伊良波母の日公演を観るのは今年で4回目です。会場は与那原町の社会福祉センターでした。

             

             

            (1)加那ヨー天川

             

            佐辺良和、金城真次の親友コンビによる雑踊り。会場のお母さん達(て言うかオバぁ達)をジワーッと温め、「さあ、今日は楽しもう」という気にさせてくれます。

             

             

             

            (2)喜歌劇「貞女小」

             

            出稼ぎから帰ってきた里之子(当銘由亮)が自宅近くで女性をナンパしようとするが失敗。自宅に帰ってトゥジと久しぶりに再会したら、あれまぁ、さっきの女性でしたって話。

             

            下男の三良(嘉数道彦)との楽しい掛け合いが会場を沸かせました。

             

             

            当銘さんは今週、大阪で3day'sライブだそうで、忙しい方です。夜9時頃に「これから三線の稽古」などと、よくツイートされてます。

             

             

            (3)時代人情歌劇「中城情話」

             

            里之子(佐辺良和)を好きになったウサ小(知念亜希)には許嫁の阿兄小(金城真次)がいました。

             

            なんとかウサ小を引き止めようとする阿兄小でしたが、里之子が歌う「トゥバラーマ」が聞こえてくると、ウサ小は思わず家を飛び出してしまいます。追いすがりつつ泣き崩れる阿兄小。

             

            金城真次、迫真の演技でした。そこで一旦幕になりまして、幕がおりて大きな拍手がありましたが(演技→幕→拍手)、その拍手は幕がおりる前に欲しかった(演技→拍手→幕)。

             

             

            次の写真はラストの場面。舟に乗り旅立つ里之子とウサ小。なおも追いすがる阿兄小。とうとう諦めてしまう阿兄小に、会場前列のオバぁが「あきらめるなっ!!。連れ戻せっ!!」(笑)

             

             

            金城真次の芝居を観るのは2年ぶりでしたが、なんだか演技のステージが上がってますねぇ。彼の演技が強く印象に残る演目でした。

             

             

            (4)時代舞踊劇「仲里節由来記」

             

            神山のアヤー(伊良波冴子)は夫の死後、夫がヤンバルで産ませたハールー小(知花小百合)を探しだし、首里に呼び寄せました。

             

            その日は神山の二人の娘の舞踊を楽しむ会が催され、若按司や親雲上達が集まっていました。そこへ、言葉も仕草も田舎娘丸出しのハールー小が現れます。

             

            ハールー小は皆の笑いものになってしまいますが、試しに踊らせてみれば、その踊りは明らかに二人の姉を超えるものでした。

             

             

            驚く舞台の上の人達。そして、もっと驚く会場のオバぁ達。ついさっきまで、ハールー小のヤンバル訛りをゲラゲラ笑ってたのに、「ハッサ、ハッサミヨーナ」(笑)

             

            踊りに感心した若按司が、ハールー小に「欲しいものがあれば言いなさい」と。

             

            ハールー小の答えは、

             

            聞けば仲里や 花の本てもの

            咲き出らば一枝 持たちたぼうれ

             

            この歌詞が後に仲里節の一節となりました(仲里節由来記)。

             

            これが分からんわけよね。仲里はハールーの故郷。そこに花が咲いたら一枝持ってきてってこと?。故郷を懐かしむのか?

             

            言うておきますが、全編ウチナーグチの芝居を観て、私が理解できる言葉は1、2割。その口調や演技などで、なんとかあらすじを理解できてるレベル。最後にそんな難しいことを言われても。ねぇ(笑)

             


            現代版組踊「肝高の阿麻和利」が心に響く理由

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              うるま市の小学生から高校生までが演じる現代版組踊「肝高の阿麻和利」。2009年にユネスコ未来遺産運動に登録されました。


               

              私はこれを観るために何度か勝連に足を運び、そのたびに必ず泣かされてます。子供に泣かされてしまうオヤジも「なんだかなぁ」と思いますが、次に観てもきっとまた泣くでしょう(笑)。

               

               

              ネーミングは現代版組踊ですが、これはつまりミュージカル。その完成度は高く、2,800円の料金(S席)を私は高いと思ったことがありません。

               

               

               沖縄本島中部の与勝半島にある勝連は、簡単に言ってしまうと田舎です。(決して都会とは言えない)具志川あたりの人達は半島の人達をヨカチャー(与勝人)と呼び、差別とは言わないまでも軽く見る意識がある(あった)ようです。

               

              「ヨカチャーはアップルパイを知らないのでリンゴ天ぷらと呼び、コーラを知らないので黒水炭酸と呼ぶ」などと悪口を言われてることは有名な話です。事実ではないものの、そんな悪口が広まるあたりが軽く見られてる証拠。勝連にあるのはグスクくらいのもので、またそこの按司(阿麻和利)は首里王府に逆らった悪玉とされてきました。

               

               

              ところが近年、琉球史の研究が進み、阿麻和利は与勝半島に繁栄をもたらした英雄だったとする説が有力になっています。阿麻和利を警戒した琉球王府は首里を守るために、護佐丸を中城グスクに配置し、王女である百十踏揚を阿麻和利に嫁がせています。阿麻和利が一代でそれほどまでに力をつけるには、優れた政治を行ない、人民から尊敬されていたはずだと考えられるようになり、沖縄の万葉集にあたる「おもろそうし」にはそのことを裏付ける歌がありました。また、勝連グスクには戦(いくさ)の痕跡がまったく無いことから、阿麻和利には琉球王府と戦う意思が無かったのではないかとも考えられるようになりました。

               

               

              そんな中、平成11年に始まった現代版組踊「肝高の阿麻和利」は大反響を呼びました。その2年後には勝連にきむたかホールが完成し、活動の拠点となりました。以来、国内外で約300回の公演を行なっています。

               

              ヨカチャーと呼ばれた与勝の子供達は郷土に自信が持てるようになりました。また「肝高の阿麻和利」に取り組むことで、郷土の歴史を学び、郷土に誇りを感じるようになりました。遊びたい盛りの子供達が毎週3回の練習を毎年、高校を卒業するまで続けられる理由がそこにあると私は思います。そして勝連グスクの世界遺産登録。

               

              「肝高の阿麻和利」をこれから観る方は、ステージの端っこのほうで文字通り端役を演じてる男の子、女の子の表情や手の動き、足運びにも注目して下さい。それはもう、ほんまに一生懸命。そのままステージ中央に連れて来ても決しておかしくないことに気付くでしょう。

               

               

              彼らの胸には郷土への誇りががあるからこそ、観客の心に響く演技ができるのだと私は思います。肝高は、心豊か、気高い、品位のあるなどの意味を持つ言葉で、同時に勝連グスクをほめる美称でもあります。その美称を与勝の子供達に与え「肝高の子供達」と呼びたい。そう思い、オヤジはまた涙すると(笑)

               

               

              次回公演は来月。冒頭のポスターの通り土日2日間、昼夜2回計4回の公演です。先ほど調べると日曜日の夜公演はチケット完売で、昼公演が残席わずかでした。土曜日は昼夜とも今なら間に合います。今回は会場がうるま市民芸術劇場になってますから、お間違え無きよう。


              ジュリ馬、舞・・わず

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                辻の二十日正月行事「ジュリ馬祭り」に来ました。



                例年、旧暦一月二十日(今年は2.16)に開催されていますが、今年はその日に神事だけを行い、ジュリ馬の演舞は今日になったのです。日曜日の開催を意図したものだと思いますが、来年以降も是非そうしていただきたい。

                早めに到着すると8名の踊り子が辻の御嶽とお墓にお参りしてるところで、初めてナマの「ゆいゆい」を聴きました。
                (twitterに30秒ほどの動画をアップしています)



                「せんする節」
                京の小太郎が作たんばい
                尻ほげ破れ手籠緒すげて
                板片目貫ち乗い来たる


                京太郎が作ったのは
                尻に穴が空いた
                破れ手籠に緒をつけたもの
                板切れに穴を通したもの(馬)に乗って来た

                組踊「高平良万歳」で、兄弟が親の仇をうつために、当時の人気芸人、京都の小太郎に成りすまし、敵に近づいてゆく場面に使われる唄です。


                演舞台ではリハーサルが行われ、私の気持ちも高まりましたが雨が止みません。



                結局、主催者が「踊り子の化粧が落ちるさぁね」と判断し、観客は料亭那覇に誘導されることになりました。



                料亭那覇の大広間で、ゆいゆいをやってくれるのですが、私はやめておきました。どうしてかと言いますと、私は「難しい男」だからです(笑)


                こちらは二、三年前の琉球新報。



                百人を超えるジュリ達が舞い、この投稿のタイトルは「ジュリ馬、舞う!!」になるはずでした。

                貧しさに負けて娘を辻に売ってしまった私は、物陰から元気な娘の姿を見て、涙するはずだったのですよ。そのオヤジが料亭の座敷でアグラをかくってのはいかがなものかと(笑)。

                来年に楽しみを残したってことですね、つまり。


                ジュリ馬の日程が変更されたようです

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                  旧暦1月20日の今日は二十日正月。お正月の祝い納めの日で、例年、辻のお祭り「ジュリ馬」が開催されます。

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                  毎年「行かないと」と思いつつも早や7年。今日はなんとしてでも行くつもりでした。

                  ついさっき、念のため日程を調べると、高野純一さんの「おきなわスローツアー」によれば、今年のジュリ馬は3月19日(日)に開催だそうです。神事は2月26日(日)。

                  どちらも日曜日じゃないですか。

                  二十日正月が平日になることが多いので、日曜開催になったのかもしれません。

                  なんにせよ、ラッキーです。それなら、最初から最後までじっくり観ることができますね。


                  沖縄芸能公演「五つ星ちゅら美ら」(3) 佐辺のお母さんの心配事

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                    「五つ星ちゅら美ら」の公演から一夜が明けた金曜日の朝。私は朝一で、佐辺昆布店に向かいました。

                    母「あっ、Cさん。ど、どうだった?」

                    C「良和が急に休んじゃったけど、公演は無事に終わったの?ってことよね」

                    母「そうそう。昨日からず〜っと心配だったのよ」

                    C「そりゃあ良和君のファンは残念だっただろうけど、皆んな楽しんで帰ったと思うよ。ブーブー言ってる人も見なかったし」

                    母「そうなの?。はぁ〜、良かった」

                    C「あれは毛遊びだからね。来るはずの人が来なくても、毛遊びは楽しく終わるってことよ」

                    母「あら、貴方上手いこと言うわね」

                    C「知花さんも川満さんも、朝から大変だったと思うけど、そこはプロだから。昨夜のメンバーに集まってもらって、段取り無しで『さあ、やって』でも楽しくなると思うわ」

                    母「ありがとう。やっと安心したわよ」

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                    その頃、佐辺良和、知花小百合、川満香多の三人は、それぞれ次の仕事へ向かっていてました。

                    知花さんは、金曜日の夜から沖縄で「沖縄(ウチナー)燦燦(さんさん)」の三夜連続公演が始まりました。世界三大演劇祭の一つ、アビニョン演劇祭に参加し、地元紙から四つ星の評価を受けた作品です。



                    そして、良和君と川満さんは横浜能楽堂へ向かっていました。

                    横浜能楽堂と沖縄伝統組踊保存会の提携公演「能の五番 朝薫の五番」

                    五年連続公演の今年が三年目。能楽、組踊ともに人間国宝が出演する公演が土曜日、つまり今日、開催されます。

                    組踊の演目は「孝行の巻」。沖縄芸術を背負った舞台ですから、二人とも頑張って欲しい。そして、病みあがりの息子にまたもや心配が尽きないのが、佐辺のお母さんなのでした。


                    最後に、「五つ星ちゅら美ら」の公演で気付きを一つ。

                    良和君の欠場は、開演前の場内でアナウンスされ、川満さんも舞台で頭を下げてました。

                    その日のチケットは、テンブス那覇木曜芸能公演のチケットで、年内の木曜日、どの公演でも使えるものです。「佐辺良和が出演しないなら、別の公演に使う」ってことができるのです。



                    ところが、会場の受付けには、そのことを知らせる張り紙などが無かったのです。観客の大半は開演直前で、初めて良和君の欠場を知りました。

                    良和君の熱心なファンなら、受付けで引き返すことがあったのではと思います。沖縄で開催される各種の催しは、この種の配慮が欠ける印象があります。出演者の実力はどんどん上がっているのに、運営する側がそんなことでは困りますよね。

                    (終わり)


                    沖縄芸能公演「五つ星ちゅら美ら」(2) セットリスト

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                      JUGEMテーマ:地域/ローカル


                      一昨日の沖縄芸能公演「五つ星ちゅら美ら」。



                      そのセットリストです。

                      (1)海の恵み

                      海の声、海のちんぼーら、海やから、糸満乙女、谷茶前

                      (2)山の恵み

                      スンサーミ、マミドーマ・稲しり節

                      ここまでが唄と踊り。沖縄の音楽はどうしてこんなに心地よいものかと思います。どの曲も聴き逃すまいと、つい一生懸命に聴いてしまいますが「心地よい時に何で一生懸命にならなあかんか」っちゅうことですわ。心地よければウトウトするのが自然で「あ〜、このまま眠りたい」と思いつつ、それはあまりにも惜しいので、また一生懸命聴いてしまうと(笑)


                      (3)民謡

                      なりやまあやぐ、赤田首里殿内、十九の春

                      川満香多さんは宮古の人だったんですね。なりやまあやぐは宮古の教訓歌。なりやまは慣れてる山の意味で「慣れてる山だからと言って、(油断して)そこに染まってはいけませんよ。女性に惚れてしまって、仕事をさぼるのも駄目です」みたいな歌詞です。遊んでばかりいる息子に向けた唄でありながら、息子は毛遊びに出掛けて、なりやまあやぐを唄うわけよね。つまり、馬の耳に念仏(笑)。赤田首里殿内で登場した知花小百合さんのミルクは笑いました。サービス精神が旺盛な人ですねぇ。


                      (4)空手・太鼓

                      空手の演舞は、当初、良和君、知花さんの順だったはず。良和君が欠場し、知花さんが二度やるわけにもいかず、良和君の代わりに本物の空手の先生を連れて来たようです。長嶺朝一郎さん。よく来ていただけました。何しろ朝頼んで、その日の夜が本番って(笑)

                      太鼓の伊波はづきさんは、唄三線をやりつつも、本業はパーカッショ二ストだそうで、なるほどの腕前でした。隣の川満さんは一つ前に投稿した通り、私の生涯一で、もはや異次元の太鼓。


                      (5)エイサー

                      南嶽節、テンヨー節・いちゅび小

                      川満さんが、叩いていた太鼓を肩にかけてエイサーに移行。テンヨー、テンヨー、しとりとてん(^O^)/


                      (6)フィナーレ

                      黒島口説、クイチャー、唐船どーい

                      宮古のクイチャーを久しぶりに聴きました。クイ(声)をチャース(合わす)でクイチャー。落ち込んだ時に聴けば元気になる曲です。出演者達は満員の観客全員を強制起立させて、踊りのレッスンを始めました。それは踊ればなお元気になるってことよね。

                      (続く)


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                      念願の沖縄生活を始めて10年になりました。
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