みるく世(ユ)ぬ声合(クイチャー)

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    宮古島民謡「漲水のクイチャー」は人頭税廃止を祝う歓喜の唄。

     

     

    人頭税の廃止を伝える舟が宮古島に到着した時、島民には浜辺の砂が、粟となり米となって打ち寄せて来るように見えたと。

     

    この動画は千回以上再生されていますが、反応の多くは「宮沢和史が踊ってる! 凄〜い!!」というもの。宮沢和史が踊るって凄いことだったんですね(笑)

     

     

    宮古島で開催されている「クイチャーフェスティバル」は今年で18回目を迎えます。

     

     

    沖縄民謡の音源を集める活動に取り組んでいた宮沢さんは、2015年にフェスティバルの全工程を視察したそうです。そして、その直後の活動休止宣言。

     

    宮沢さんとの交流を続けたいと願ったフェスティバルの実行委員達は、沖縄最後のライブ会場となった音市場の楽屋に宮沢さんを訪ね、意を決して、あるお願いをしました。

     

    それは、「宮古島のために、クイチャーをモチーフにした楽曲を提供いただけないか」というもの。宮沢さんは「私でよければ」と、その場で快諾したそうです。

     

     

    夜空の月の美しさ

    八重山の言葉じゃ何と言う

    宮古言葉ならこう言うさ

    月夜ぬ美さや島ぬ美さ

     

    世賀富ぬ世や世や実れ

    吾達が島愛す島

    宮古となぎ島となぎ

    故郷の訛りで揃い皆踊り

     

    ヒヤサッサクヤサッサ

    アリアリアリヤッサ

     

    「みるく世ぬクイチャー」はフェスティバルのテーマ曲となり、島の保育園では発表会の定番になっているそうです。

     

     

    宮沢さんの「島唄」は発売当初、沖縄の民謡界から猛反発を受けました。「観光客の分際で沖縄民謡の真似事をするな」というもの。

     

    ところが「島唄」は、沖縄民謡の真似事どころか、沖縄の島唄を世に広める役割を果たしました。「みるく世ぬクイチャー」も「漲水のクイチャー」を更に押し上げてくれそうです。

     

     

    宮沢さんが沖縄に受け入れられた理由は様々あるでしょうが、音市場の楽屋で発した「私でよければ」の一言に集約されると、私には思えます。


    沖縄民謡「三村踊り節(みむらうどぅいぶし)」

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      竜宮通りの群星(ムリブシ)で唄の時間。谷茶前節(一二揚)から三村踊り節(本調子)。

       

       

      今年の5月に読者のひよこさん達と飲んだ時に撮ったもの。名前が「ひよこ」なので女性と勘違いしてる読者もいるみたいですが、私と同じ歳のオヤジですよ(笑)

       

      「じゃあ何でひよこさんなの?」

       

      と、私にそれを聞かれましても。ねぇ(^^)

       

       

      群星のニィニィが唄ってる「三村踊り節」は、こんな歌詞です。

       

      小禄 豊見城 垣花 三村

      三村のアン小達が揃とーてぃ 布織い話

      綾まみぐなよー 元かんじゅんどー

       

      (小禄、豊見城、垣花の三村。三村のお姉さん達が揃って布織話。模様を間違えないでよ。元が取れなくなっちゃうわよ)

       

       

      てことは、この三村は綿の産地だったのか。

       

      真玉橋から豊見城城址にかけて豊見城。漫湖から奥武山にかけて小禄。御物グスクから屋良座森グスクにかけて垣花。

       

      つまり、国場川を下りつつ南側の河岸を眺めれば、かつては一面の綿畑だったと。いやぁ、眺めてみたい。

       

       

      この唄は、二番以降もこのパターンが踏襲されていて

       

      上泊、泊、元の泊の三村で製塩

      辻、仲島、渡地の三村で遊郭

      潮平、兼城、糸満の三村で魚売り

      赤田、鳥小堀、崎山の三村で泡盛

       

      軽快なテンポの沖縄音階ですから、地名が分からなくても楽しいし、風景がイメージできれば、なお楽しい曲です。

       


      群星のニィニィは、那覇空港駅(谷茶前節)から小禄駅(三村踊り節)に移動しました。赤嶺駅(花のカジマヤー)はどうなったのか(笑)

       

      ところで、ゆいレールの新駅にはどんな曲が選ばれたかご存知でしょうか?。次の通りです。


      石嶺駅(ちょんちょんキジムナー)、経塚駅(はべら節)、浦添前田駅(めでたい節)、てだこ浦西駅(ヒヤミカチ節)。

       

       

      5月以来、ある事情があって、ひよこさんは沖縄に来ませんでした。彼にとっては異例の空白期間と言えるでしょう。その事情が解消され、来週、ひよこさん来沖です。

       

      おめでとうございます。

       

      ひよこ、復活!!(^-^)v


      「まみとーま」と「まみどーま」

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        大城クラウディア&チーム鬼鷲による「まみどーま」はティサージを使った楽しい手踊り。

         

         

        この後、農具のカマやヘラを使った踊りに移りましたが、それが素晴らしくて、素晴らしくて。舞踊の技術としては色々な評価があるかもしれませんが、有無を言わせない躍動感、瞬発力。高校生の身体能力の高さには驚くほかありません。「で、その動画は無いんかい」と言われますと、ありません。見入ってしまったので(^^)。

         

         

        私は、Twitterで「まみとーま」としていますが、これは間違い。「まみとーま」は小浜島の子守唄で、隣の竹富島に伝わって労働歌「まみどーま」になりました。正解は「まみどーま」。

         

        竹富島の「まみどーま」は舞踊になり、種子取祭の奉納芸能に進化しました。島では女性を「ミードゥー」と呼ぶそうで、頭に真(マ)をつけて「マミドー」。(カマやヘラを上手く使える)有能な女性の意味になるんでしょう。

         

        竹富島ではその舞踊を「マミドー」と呼ぶそうで、最後に「マ」が付きません。「マ」は本島の小(グヮ)ですから、無いほうがネーミングとしては良さそうです。

         

         

        話は変わりますが、小浜島の民謡で「まみとーま」と双璧をなす「小浜節」。

         


        小浜てる島や果報の島やりば

        大嵩ばくさでぃ白浜前なし

        (小浜島は果報の島だ。大嵩が後ろにあり、白浜が前にある)

         

        大嵩に登てぃうし下し見りば

        稲粟ぬなをうり弥勒世果報

        大嵩に登って下を見れば、稲粟が実って豊年だ)

         

        幸人が歌うと、島の情景が目に浮かぶようです。囃子は金城弘美さん。この投稿に幸人を無理に付け加えた感がややありますが、良いモノは良いんだから、いいじゃないですか(^^)


        沖縄民謡「いったー あんまー まーかいが」

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          沖縄民謡「いったー あんまー まーかいが」は沖縄の子守唄。

           

          いったー あんまー まーかいが

          べーべーぬ 草かいが

          べーべーぬ まさ草や

          畑(はる)ぬ わかみんな

          姉小(あんぐゎー)そーてぃ コッコイ

           

          貴方のお母さんはどこへ行くの?

          山羊の草刈りね

          山羊が好きな草は

          畑のわかみんなだよ

          お姉ちゃんも一緒だね

           

            

           

          じゃあ、子守をしているのは誰?ですよね。

           

          お母さんもお姉さんも畑仕事が忙しく、子供の世話まで手が回りません。そこで、近所や親戚の若い(幼い)女の子が子守役になったと。

           

          今では、保育園の保育士がその役割を果たしていますね。

           

           

          子守役の子供達(守姉)は赤ん坊(守児)を預かることを誇りに思い、子供同士が顔を合わせた時に、背中に赤ん坊がいないとさみしい(恥ずかしい)気持ちになりました。

           

          守姉と守児の関係(付き合い)は一生続くそうで、その結びつきの強さは兄弟以上だったと。

           

          子守は文字通り、子供を見守ることが役目で、子育てをしてる意識は無かったようです。子供にとって大切なのは、見守ってくれる人なのか、育ててくれる人なのか?

           

           

          先程の動画に登場したお二人は、そこらのネェネェじゃなくて、唄三線の若手実力者。村吉茜(あかね)さんと上地愛美(まなみ)さんでした(^o^)/


          八重山の至宝山里勇吉さん逝く

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            八重山のアブジャーマー山里勇吉さんが、先週、お亡くなりになっていたと知りました。92歳とのこと。とうとうその唄を生で聴くことができず、残念で仕方がありません。

             

             

            映画「ナビィの恋」で満月をバックに唄った「月ぬ美しゃ」は絶品でした。多くの唄者が好んで唄う曲ですが、私の中では誰も勇吉さんを超えることができません。

             

             

            15年ほど前のこと。私は大阪大正駅近くの居酒屋で、知り合って間もない白保出身の女性に、山里勇吉がどれほど偉大かを熱く語っていました。そして私の話は(お弟子さんの)大工哲弘、(白保出身の)新良幸人と続くので、これが長いっ!!(笑)

             

            その長い話を最後までニコニコしながら聞いてくれた彼女は「わかった」という顔で携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけたのでした。

             

            「あっ、勇吉オジぃね?」

             

            腰を抜かしそうになりながら、彼女の携帯を手にした私に、

             

            「もしもし、こんばんは。随分私を褒めてくれたそうでありがとうね」

             

            そこから先の会話は、まったく記憶にございません(笑)

             

            同じ白保出身と言いながら世代が違うし、勇吉さんは沖縄本島で、彼女は大阪で長く生活していたのですから、気軽に連絡を取り合う間柄とは思えませんでした。つまり勇吉さんから見れば、彼女は昔近所に住んでいた女の子。そこをあえて電話してくれたことに私は感激し、何度も彼女に頭を下げたり、拝んだりしたのでした。

             

             

            石垣島出身のきいやま商店が、ライブのオープニングで勇吉さんの「月ぬ美しゃ」を流しています。ステージの袖に立つ三人は、その曲が終わるのを待って、「よし、行くぞっ!!」と飛び出してきます。そこに私は彼らの勇吉さんに対する敬意を感じ取り、ジーンときてしまうのですね。

             

            そして私は、美しい沖縄の月を見るたびに勇吉さんの唄が脳内で自動再生されるシカケになってまして、これがたいへん便利です。

             

            この写真は勝連平敷屋の防波堤から眺めた、太平洋に浮かぶ満月。

             

            20110816112936_0.jpg

             

            東から上がりょる 大月ぬ夜
            沖縄ん八重山ん 照ぃらしょうり
            ほーいちょーが

             

            合掌(泣)


            美人民謡歌手ベスト5

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              以前、キャンパスレコードのビセカツ社長が、美人民謡歌手ベスト5(男性も)を発表したことがありました。

               

              第1位 山里ゆき子

               

              第2位 古謝美佐子

               

              第3位 金城洋子

               

              第4位 伊波智恵子

               

              第5位 我如古より子

               

              選ばれなかった人はもちろん、選ばれた人も(山里さん以外は)異論があったんじゃないのかな。例えば自称「姫」のお方とかですね(笑)

               

              私としては玉城一美さんとか、でいご娘のひがけい子さんとかを入れて欲しかったけど、それよりも、これを口にできるビセカツさんが凄いでしょ。

               

              考えてもみて下さい。これを例えれば、ある男性国会議員が美人国会議員ベスト5を選んで口にしたようなもの。(内心はともかく)それが許されて、「また何か言ってるわ」で収めてもらえるような、立派な男性国会議員がいますかね。いないでしょ。

               

               

              そしてビセカツさんは、ベスト5にとどまらず、同時にワースト5も口にしてしまった(笑)。

               

              どっひゃ〜!!。

               

              よくやりましたねぇ。なお、ベストもワーストも民謡歌手としての実力とは無関係に、カーギの良さ(悪さ)だけで選んだものだそうで、あぁ恐ろしい。

               

              ビセカツさんをよく知らない読者のために多少補足しますと、彼はレコード店の店主にとどまらず、作詞家でありプロデューサーでもあり、レコードレーベルまで持ってるんですよ。つまり沖縄の民謡歌手は多かれ少なかれ彼の世話になり、恩義を感じているってこと。それにしてもねぇ。

               

               

              では私も負けずに、農連市場の美人ベスト5を選んでみましょう(笑)。

               

              まあ、こんな話に人生の大先輩であるオバぁの皆様を混ぜることは大変失礼ですので、対象から外れていただくとしますね。

               

              そしたら貴方。ベスト5どころか、オバぁじゃない女性を5人思い浮かべるだけでも苦労するじゃないですか(笑)。だから、農連ベスト5はやめておきましょう。

               

              いや。ベスト3くらいなら、なんとかなるか。

               

              やっぱりやめとこ(笑)


              空気をかきまぜるからカチャーシーなのか?

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                ナイチでも広く知られている沖縄のカチャーシー。「ああ、三線に合わせた賑やかな踊りね」と反応が返ってくるはず。



                そこで、

                男「カチャーシーはカチャースン。ウチナーグチでかきまぜるって意味でね。ほら、手の動きが空気をかきまぜてるみたいでしょ」

                女「はぁ、なるほどぉ。よく知ってるわねぇ」

                男「喜びも悲しみもかきまぜて受け入れるのね」

                女「ウフ。ス・テ・キ」

                とか、なりますよね(ならんか)。


                これ、本当か?。と言いたい。

                本来は、早弾き唄三線をカチャーシー、手踊りをアッチャメー(小)と呼んでいたと聞いてます。いつしか唄三線と手踊りの両者を合わせてカチャーシーと呼ぶようになり、今は手踊りをカチャーシーと呼んでいます。

                「ナマヌッチョー アッチャメーンカイ カチャーシーンディ ユシガ クトゥバン ミダリティヤ(今の人はアッチャメーをカチャーシーと言うが、言葉が乱れてるな)」と、オジぃが嘆いています。


                つまり、「ほら、手の動きが空気をかきまぜてるでしょ」という説明は、手踊りをカチャーシーと呼ぶようになった後のもの。

                これは後付けの説明ですよねぇ。

                カチャースンは強いて言えば早弾き三線奏者の手の動き。あるいは、三線奏者や踊り手の心の中で、喜びや悲しみがカチャースンされていると考えるのが自然な気がします。


                ところで、うるま市が作成したプロモーションビデオが秀逸です。



                うるま市各地のエイサーを順に紹介する内容で、これがなんとも、ナイチャーの私でさえ心の中をかき混ぜられました。今日の投稿はこのビデオのイントロみたいなモンです。(→こちらから)


                首里城祭「伝統芸能の宴」(1)琉球舞踊

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                  この週末は首里城祭。首里城の下之御庭(シチャヌウナー)で開催中の「伝統芸能の宴」に出かけました。



                  演目は琉球舞踊と地域芸能で、時間はそれぞれ30分程です。

                  実は、同じ時間に国際通りで「琉球王朝絵巻行列」を開催中。国王、王妃をはじめとする総勢700人の大パレードですから、「そっちだろ」って気もします。ところが、国際通りのパレードは、眺めるだけでも結構疲れるのよね。そこで、空いてるほうの首里城を選んだのでした。


                  さて、下之御庭に着きました。ステージ前のテントには200席ほどの椅子が用意されていて、どういう訳か最前列の真ん中だけが開いてました。そこに速攻で座るあたりが還暦を迎えた私と言えましょう(笑)



                  琉球舞踊は「四つ竹」、「前の浜」、「加那ヨー天川」の3本で、女踊り、二才踊り、雑踊りを並べてみましたというプログラム。出演は首里伝統芸能文化協会のみなさんです。

                  「四つ竹」が始まりました。



                  打ち鳴らし鳴らし 四ツ竹は鳴らち
                  今日や御座出じて 遊ぶ嬉しや


                  舞台に立つことを許された若い踊り手の、緊張と喜びを表現します。

                  女踊りは琉球舞踊の華です。華なんだけど、若い踊り手を演じるにはちょっと初々しさに欠けるような、欠けないような。う〜む。


                  続いて「前の浜」。



                  前の浜に 前の浜にちり飛びゅる浜千鳥 
                  友を呼ぶ声はチリチリやチリチリや

                  渡地の渡し船漕ぐともの櫓の音か
                  からりくるり漕げば行きゃい着ちゃい


                  沖縄の各地で集落の浜をメーヌハマと呼びますね。例えば、谷茶前の浜。「前の浜」の歌詞に渡地の渡し船が出てきますから、踊りの舞台は那覇。浜千鳥が鳴く浜が、現在の那覇港にあったのですねぇ。


                  最後は「加那ヨー天川」



                  雑踊りは明治以降に振り付けされた創作舞踊です。水辺でイチャつく、若い男女。

                  それにしても、さすがはS席です。踊り手の表情から細かな動作まで、実に良く見えました。だから、大ホールで観る時は、無理してでも良い席を取るべきなんだよなぁ。

                  (続く)


                  沖縄タイムス伝統芸能選考会でグランプリ

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                    C「もしも〜し」

                    母「あっ、Cさん。久しぶりねぇ」

                    C「おめでとう」

                    母「えっ、何ね?」

                    C「何ねっ!!。ヒロチカや、ヒロチカ。グランプリ」

                    母「アハハ、新聞見てくれた?」

                    C「前回は琉舞の最高賞で、今回は太鼓のグランプリか。よくやったなぁ」

                    母「ウフフ。ヒロチカに言っとく」



                    C「母ちゃんは酔っ払ってる場合とちゃうで」

                    母「なっ、なんね」

                    C「グランプリの母としての自覚と言うか、タタズマイがなぁ」

                    母「何言ってる。ウチだってちゃんとできるさっ」

                    C「息子が冷蔵庫に入れたビールを目立たん所へ移して、忘れさせて飲んだり」

                    母「ギャハハ!!」

                    C「5、6本ある時は後ろから抜いたり」

                    母「良く知ってるさ」

                    C「二つ目は適当に言うたけど、やっとんかいっ!!」

                    母「まあ、たまにね」

                    C「太鼓のグランプリは5年くらい前に与那覇徹が受賞しとるな」

                    母「えっ、誰ね」

                    C「だからそこらがなぁ。与那覇徹ってバリバリの民謡歌手で、プロの中でも演奏が上手いスーパーテクニシャンや」

                    母「へ〜」



                    C「ヒロチカにな。たまには農連市場に来て、良和君に会いに行けって言うてくれ」

                    母「良和さんって、佐辺良和さんね?」

                    C「そうやで」

                    母「何言ってる。あんな雲の上の人にウチの子が何て言うのよ」

                    C「『おいっ、調子はどうか?』とかよ」

                    母「ばっ、馬鹿じゃないの?。佐辺さんに比べたら、ウチの子なんかチョーンよ」

                    C「大丈夫。佐辺のお母さんには報告済みや」

                    母「あっそうそう。三越無くなって、ウチはパレットで働いてる」

                    C「ああ、そうなんや。相変わらず古波蔵から徒歩通勤か?」

                    母「もちろん!!」

                    C「あんな頑張る子をよく育てたな。ヒロチカは一生母ちゃんに頭が上がらんで」

                    母「ウフフ、そこはね。ありがとう」

                    C「じゃあ、またな」

                    母「あっ、たまにはエールに顔出しなさいよ」

                    C「わかった」


                    オジぃやオバぁはもうええわ

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                      JUGEMテーマ:地域/ローカル


                      昨夜は浦添市のてだこホールで、沖縄宮古民謡協会の芸能祭が行われました。

                      てだこは太陽の子ですから、舞台の緞帳には太陽が。これは名嘉睦稔さんの作品でしょう。




                      沖縄には無数の民謡研究所(つまり教室)がありますが、昨夜のてだこホールには沖縄宮古民謡協会に所属する研究所が集まりました。

                      研究所の規模は大小さまざまですが、各研究所の頂点には大先生(つまり経営者)がいて、その下に師範や教師の免許取得者がいます。そしてお弟子さんは、民謡コンクールの受賞内容(新人賞、優秀賞、最高賞)によって格付けされています。研究所の中の序列と言うか、ピラミッドが見えてきますね。


                      芸能祭の幕開けは全研究所の大先生、師範、教師らが勢ぞろいしました。演目は「とうがにあやぐ」と「大世栄(うぷゆーぱい)」。



                      圧巻の舞台で、これは良かった。


                      ところがですね。その後は各研究所が単独で、あるいは複数の研究所が合同で、延々と演目が続くのです。そして舞台のセンターには当然、その研究所の大先生が立ちます。

                      もちろんいずれも立派な大先生なのですが、同時に立派なオジぃやオバぁです。中には「もう無理ちゃうの?」みたいな方がいらっしゃる、と言うかそのほうが多い。

                      例えば柔道の世界で、オリンピックに出る選手は5段や6段です。いくら8段、9段の先生でもオリンピックには出れないのですよ。

                      ある演目では4研究所の大先生4人が揃って、舞踊が始まりました。いずれも宮古民謡(舞踊)の世界では名の通った方なのでしょうが、それを知らない私にとっては4人のオバぁ。足元はフラつき、手にした扇が小刻みに震えます。

                      「貴方達は客席に座って、舞台には各研究所のエースを立たせてはいかがですか」

                      と言いたくなります。

                      「ばーか。研究所の顔が出なくてどーするばぁよ」

                      いや、分かりますよ。年に一度のお披露目ですからね。でも観てて疲れるんですよ。


                      こちらの舞台は18番目の演目で、今年の民謡コンクールで最高賞を受賞した皆さんです。おめでとうございます。



                      まさに伸び盛り。声には張りがあり、動きにはしなやかさがあります。空気の淀んだ部屋の中にず〜っと居た後で、部屋を出て外の空気を吸い込んだ時のような気持ちです。


                      プログラムは29番まで続きますが、私はこの18番で終わりにして、那覇に帰りました。




                      いや、なんかすみません。

                      このオヤジ(私)はタダ券をもらって来ておきながら、まさに言いたい放題。その上、途中で帰るし。

                      ほんとすみません。

                      テレビで総合格闘技が始まっていて、そろそろいいところなんです。山本美憂さんが格闘技デビューだし。

                      だから帰りましょ〜ね。


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                      念願の沖縄生活を始めて10年になりました。
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