最近のスナック「MIKAN」

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    古波蔵のスナック「MIKAN」。

     

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    私が沖縄に来た頃、この店には女の子が6人いました。当時は「熟女の館(やかた)」と呼ばれ、それなりに妖しい雰囲気を醸し出していましたが、あれから10年。

     

    MIKANの女の子は3人に減りました。人の入れ替えは無く、MIKAN最古の女の子だったチーちゃん達が辞めて3人になったってこと。

     

    「出がらし」という言葉が頭をよぎります(^^)

     

    10年もの間、同じお茶っ葉でお茶を入れ続けると、味や香りはかなり薄くなってるのではないかと。


     

    さて、MIKANの女の子の中では最年少で、集客力第一位のヒロミちゃん。

     

    彼女は昨年タバコをやめてから、ブクブクと太りはじめ、パッと見で、体積が1.5倍くらいになってます。

     

     

    ある夜、久しぶりの客が現れました。

     

    あっ、客が来たのが久しぶりじゃなくて、その客が久しぶり(笑)

     

    カウンターで相手をしたのはヒロミちゃん。

     

    客「久しぶりに来たよ」

     

    ヒ「本当にお久しぶりね」

     

    客「あれ、君は僕を知ってるの?」

     

    ヒ「知ってるさぁ」

     

    客「そうかい。ところで、前にいたヒロミはどうしてるのかな?」

     

    ヒ「・・・(^^)」

     

    ママ「ハーッシ、このオジィ。ヒロミはどうしたってヒロミに聞いてるやっしぇ〜」

     

    客「えっ?」

     

    ヒ「えっ?(笑)」

     

     

    MIKANは売上げが減ってはいるものの、女の子が半分になったので原価が下がって利益はアップ。

     

    売上げを減らすまいと頑張ってきたママでしたが、売上げが減っても利益が増えることに気付いてしまったわけよね。

     

    ママは「このままいける」と確信しており、出がらし作戦は続行の模様です。それでも何故か客は来る(笑)


    スナックMIKANのチーちゃん

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      今日は敬老の日で保育園はお休み。私は朝7時に出勤して10時頃には終わる予定です。

       

      明日はヨーグルトが沢山必要なので、イオン那覇経由壺川マクバでその仕入れを終え、一旦、店に戻ろうとした8時過ぎ。

       

      「お〜い」と声が(笑)

       

      声の主は、スナックMIKANのチーちゃんでした。ひ孫がいることは明らかになっているものの年齢は不詳。熟女の館と呼ばれているMIKANでも、最年長、最古の「女の子」と考えられています。

       

      ひ孫がいると聞けば、農連のオバぁ達を想像されるムキもありましょうが、彼女のイメージはこんなです。昭和後期以降に生まれた方には分からないでしょうね、すみません。

       

       

      今朝も、折りたたみ式のようでいて、折りたためないチャリを軽快に走らせて、壺川まで買い物に来ました。そして「お〜い」(笑)

       

       

      彼女が現役の「女の子」である要因は、中年女性水準の体型を維持してることと、動きが若いことにあるでしょう。

       

      今は亡き沖映通りのバンターハウスで、HYのコピーバンドのライブがありまして、最前列でコブシを振り上げていたのが、この小川"チーコ"ローザさんでした。

       

      コピーバンドだからってナメてはいけません。彼女達がMIKANでカラオケを始めると、うるさかった客が黙ります。

       

       

      チーちゃんの素顔は誰も知りません。彼女の顔は常に厚い化粧に覆われていて、表情は豊かなのかもしれないけど、その動きが表面まで伝わらないのよね。そこがまた「何事にも動じない」と受けとめられ、若い男性客から慕われる理由になってます。

       

      朝8時に壺川で買い物するために、彼女はいったい何時に起きて化粧を始めたのか。夜は明けていたのか、いなかったのか。

       

       

      つまり、ある時期から、彼女は老いることをやめたんですよ。

       

      それが何年前のことなのか、あるいは何十年も前のことなのか。そこが謎で、ある客は「幼い頃、首里城明け渡しを見てるはず」と言い、他の客は「だ〜る、だ〜る」と相槌を打ちます(笑)

       

      ともかく彼女は今も現役の「女の子」で、口説こうとする客が普通にいます。

       

       

      なお、チーちゃんの呼び方としては次の5通りが使われています。

       

      (1)チーコ姐さん

      (2)チーコさん

      (3)チーちゃん

      (4)チーコ

      (5)チー

       

      初対面の場合は(1)か(2)を使うことが無難でしょう。私は(3)。喧嘩を売る時は(5)を使います。

       

      「どんなんか?」と思って、MIKANに向かう決心を固めた方。「どこが小川ローザやねんっ!!」とムキになってはいけません。普段着の時の彼女のイメージだからね。イメージ(笑)


      スナックMIKANで飲み会だ

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        隣の青果店のマダム二人に「MIKANに連れていきなさい」と言われたので、「俺、MIKANで飲んでみたいっス」のワタリグチを加えて、飲み会をすることになりました。

         

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        そして、たまたま沖縄に来てるひよこさん達にも声をかけたら、宜野湾でエイサーを観た後で、是非、合流したいとのこと。宿は那覇なんでしょうね?。「アリビラだけど」とか言いかねないので恐ろしい(笑)

         

        那覇市内に賑やかな街が沢山ある中で、静か〜に、大人し〜くしてる街が古波蔵で、その片隅にあるのがスナックMIKAN。なんで、わざわざそんなとこに。

         

        みんなどうかしてるんじゃないのか(笑)

         

         

        気がつけば、参加者の全員が私のブログの読者で、大変ありがたいことです。そして、私以上にワクワクしてるのが、熟女好きのこの男。

         

         

        私とひよこさんがいなければ、従業員からお客さんから、彼の周囲はあっちもこっちもすべてが熟女。最近、よく働いているようなので、30分くらいなら、パラダイスを経験させてあげてもいいでしょう。

         

        「え〜、Cさん。MIKANって、そっこらにあるような、ふつ〜のスナックじゃないっスか。ちょっと思ってたのと違ってたっス。で、次はいつ連れて来てくれるんスか。ねぇ、いつっスか」

         

        きっとこんなことを言うだろうと思います(笑)


        ひよこさんと飲みました

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          来沖中のひよこさんと久しぶりに飲みました。場所は一銀通り近くの割烹風居酒屋。居心地の良い店で美味しいお酒と料理を楽しみました。

           

           

          それにしても私は向かうべき店を知りません。観光客時代に使ってた店はやめてしまったり、オーナーが変わったりしていて、いざどこかで飲もうとなれば「ぐるなび」や「じゃらん」なんかに頼る始末。那覇市民としては情け無い限りです。

           

          その点、現役観光客のひよこさんは次々と店を開拓中。私など「よくまあご存知で」と感心するほかありませんでした。

           

          お互いの近況などを話したりしてるうちに楽しい時間が過ぎ、もう一軒行きましょうってなりました。そしたら地元住民たる私が「じゃあいい店に案内しましょう」と言うべきでしょうね。ところがそれがちっとも思いつかず、もう一か八かで古波蔵のスナック「MIKAN」(笑)

           

           

          で、着きました。

           

           

          奥からママ、カーズー、チラッとヒロミで、その隣にチーちゃん。昨夜はレギュラー全員がご出勤でした。ひよこさんは、このブログの熱心な読者なので、当然「MIKAN」の名前はご存知。だから薄々「いずれは行くことになるだろうな」とは思っていたはず。まあ、2度目に来るかどうかは自分で決めるでしょう。

           

           

          「MIKAN」を場末のスナックなどと言うつもりは毛頭ありませんが、悲しいことに古波蔵が場末。同じ那覇市ではあっても、久茂地、泉崎、壷川に比べると古波蔵、国場はいかにも田舎で、古波蔵十字路あたりを境にその景観格差は明らかです。ところがですね。私がこれまでに「MIKAN」を紹介した皆さんは、勝手にと言うか、自発的に何度も通ってくれてるようで、まったくどうかしてます(笑)

           

          「MIKAN」の魅力を述べてみよと言われましても、私からは申し上げることは何もございません。世の中には説明のつかないことはいくらでもありますからね。そこをあえて理解しようとされる方は是非「MIKAN」にお越し下さい。古波蔵ダイソーの向かいの二階で、オレンジ色の看板が目印です。「Cさんのブログを見た」と言って下されば、熟女達が優しく迎えてくれることでしょう。

           

           

          さて、古波蔵の夜は更けて、朝が早い私は一足先に失礼しました。「MIKAN」からの報告によれば、ひよこさんは機嫌良く飲んでホテルに帰ったとのこと。「また来ます」と言うてたらしくて、めでたく2度目もアリ。かくして、また一人。謎の魅力に取り憑かれたオヤジが誕生しまして、誠におめでとうございます(笑)

           

           

          話は変わりますが、ジョニー宜野湾が今年還暦を迎えるそうで、すでに還暦となった私は軽くショックを受けたのでした。

           


          スナック「MIKAN」のチーちゃん

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            昨日の投稿で古波蔵のスナック「MIKAN」の女の子にはひ孫がいるとバラしてしまいました。彼女の名はチーちゃん。

            先週「MIKAN」に来てくれた沖縄通のOさんもこんな反応でしたから、



            少しチーちゃんをフォローしておきましょう。


            私は彼女を「チーコ」もしくは「チーちゃん」と呼んでいまして、呼び捨てにする時は「チー」。他の客は少し丁寧に「チーコさん」と呼ぶことが多いようです。人生の先輩に対しては「さん」付けで呼びなさいというご意見もありましょうが、私だってお願い事をする際などは、ちゃんと「チーコ姐さん」と呼びます。


            彼女は時々、このような自転車で農連市場に買い物に来てくれます。

            ある日の彼女はスリムな白の綿パンにウグイス色のポロシャツでサングラスをかけていました。沖縄の陽射しから眼を守るためのサングラスかと思いきや、たいていは頭に乗っているので、彼女にとってはファッションアイテムのようです。

            市場の中をシャーッと駆け抜け、私を見つけると、遠くから手を振ってくれます。その姿を見れば、ひ孫がいるどころかオバぁと呼ぶことさえ失礼に思えてきます。

            さて、農連市場で買物を済ませたチーちゃんですが、彼女のオシャレな自転車にはカゴも荷台もありません。したがって買物袋をハンドルのところへ掛けることになりますが、それでは自転車がクルクル回ってしまい、いつまで経ってもお家に帰れません。そこで彼女は、あらかじめ同じ大きさの買物袋を二つ用意してまして、左右のバランスをとりつつ、力強く前に進むのでした。


            このように心身共に若いチーちゃんですが、実は本当に若いんです。本人、子、孫がそれぞれハタチで親になったとすれば彼女は60歳。まあ、それよりは多少上ですが、飲んでいれば私と互角の年頃なのです。

            あっ。そう言えば、那覇市内のライブハウスでロックバンドにキャーキャー言ってる彼女を目撃したこともありました(笑)。

            ある日の夜、このスーパーオバぁがお店でヨタヨタ歩いているのを見て、私は「とうとう足にきたか」とかわいそうになりましたが、その先日、両手に買物袋を持った彼女は自宅の外階段でコケたのでありました(笑)。


            このブログの読者に「MIKAN」のお客さんがいるらしく、ご丁寧に投稿の内容を女の子達に喋ってくれるそうです。ハーッシ。だから、このくらいのフォローはしておかないと、ちょっとまずいことになるのよね。(^o^)/


            スナック「MIKAN」のエープリルフール

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              先週末、沖縄旅行中の読者Oさんに「MIKAN」デビューを果たしていただいて、ありがとうございました。

              この写真はOさんから送られてきた、到着のサインです。



              Oさんには、

              「MIKANは沖縄では普通のスナックやから、ナイチのスナックと比べたりして、マジにならんといてな」

              と、念押ししておきましたが、沖縄に慣れてるOさんのこと。問題無く楽しんでくれたようです。


              「MIKAN」の女の子は全員が母子家庭。亭主がいない理由は、亡くなった、どっかへ行った、最初っからいないなどとバラバラ。一人を除いて孫がおり、一人はひ孫がいます。

              なんて普通なんでしょ。いや、冗談ではなく、沖縄ではほんとに普通です。


              さて、昨夜のこと。「MIKAN」に、客のAちゃんから電話が入ったそうです。電話を受けたのがBちゃん。二人は同年代。て言うかイイ年です。

              A「もしもしぃ。あっ、Bちゃんね、こんばんわ。私ね、結婚するのっ!!」

              B「あらっ、Aちゃんね。おめでと〜。よかったさぁ。私はね、子供が産まれるのっ!!」

              A「えっ、えっ、え〜〜〜っ!!」

              エープリルフールの攻防はBちゃんの圧勝に終わりました。このくらいの切り返しができないようでは、「MIKAN」の女の子は務まりません。


              先日は元同僚の山口君が来てくれましたし、観光旅行+「MIKAN」は今後のトレンドになりそうな気配です。

              ならんか(笑)


              スナック「MIKAN」でアンルイス

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                こちらは古波蔵のスナック「MIKAN」



                本当はもっと明るいけど「こんなとこ入ったら何されるかわからへんで」みたいな感じに撮れて満足です。

                かつてはすぐ近くに住んでいた私ですが、二度の引越しでどんどん「MIKAN」から遠ざかり、今では女の子が私を見て驚きます。てことは当然ボトルもなく、琉球王朝一本に6千円だか7千円だかを投じるか否かで悩みます。

                「おっ、そうや」

                つい最近、元同僚の山口君が奥さんと一緒に沖縄旅行に来て、わざわざ「MIKAN」で飲んでくれたと聞きました。私はその時のボトルが流れるまでに山口君は来ないと見なし、それを勝手に飲むことにしたのでした。


                私は普通の人達とは生活時間がズレてるので、誰もいないスナックに来て、客が集まる頃には帰ることになります。これはカラオケ練習のチャンスと言えましょう。

                昨日の昼間のこと。金城商事の女の子が、

                「Cさん、私。飲みに行ってアンルイスを歌いまくったらベロベロになって、記憶が無くなっちゃったんですよぉ。その日以来、お酒は飲んでませんっ!!」

                と、どうでもいいようなことを言ってたのを思い出し、私も試してみることに。

                →アンルイス「Woman」



                ところがこれが89点。



                「MIKAN」のカラオケで90点以下は「この曲は歌わないほうがいいんじゃない?」のレベル。これじゃあベロベロになれんやん、と思ったら、

                「Cさん、やったぁ。おめでとう!!」

                金曜日に89点で歌うと琉球王朝一本プレゼントなのでした。(^_^)v


                私の「Woman」はイマイチでしたが、女の子によれば「絶対にやめておくべき曲」が少なくとも2曲あると。

                一曲目は「さとうきび畑」

                名曲ですが、これが11番まであるのよね。周囲が大人しく聴いてるのは2番くらいまで。5番くらいになると誰も聴いておらず「そろそろやめれば?」みたいな雰囲気が漂います。そして、次に予約を入れてる客がイライラしてきます。

                「へぇ、最後まで歌う人がいるの?」と女の子に聞いたら、「いる」と(笑)

                二曲目は「ミルクムナリ」。

                エイサーの定番曲で、この曲を知らないウチナーンチュはいないでしょう。ところが、この曲は歌と言うより口説(クドゥチ)。それなりの技術が無いとお話になりません。

                私にはどちらも歌う勇気はありませんが、バシッとキメてくれるのなら、「ミルクムナリ」は聴いてみたいと思います。→日出克「ミルクムナリ」

                「ミルクムナリ」を知らないナイチの皆様。いつ終わるかわからないような曲ですが、日出克が片足を上げ始めたら中盤。歩くように両足を上げ始めたら終盤です(笑)


                つーことで山口君。貴方の琉球王朝はもう無いけど、新品が一本残ってるので、6月10日までに沖縄に来たら、それを飲んでちょうだいね。


                えらっそうにするなってば(1) 歌手糸山ゆり子さんにアドバイスした男

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                  スナックMIKANであった話。

                  酔っ払いのニィニィが気持ち良くカラオケで歌い、カウンター隣席の女性にマイクを譲りました。

                  そして、その女性が選んだ曲のタイトルを見たニィニィが、

                  「この曲は落ち着いて歌えよ」

                  と言いました。

                  「わかりました」と言ってマイクを受け取った女性は糸山ゆり子さん。テイチクレコード所属のプロ歌手です。



                  彼女が歌い始めたとたんに、静まり返る店内。やはりプロはモノが違います。

                  歌が終わって、店内に響く拍手と指笛。

                  プロ歌手に向かってアドバイスしたニィニィは、ポカーンと口を開けたまま、放心していたそうです。

                  スナックの女の子に歌を褒められたぐらいで、いい気になってはいけませんよねぇ(笑)


                  カラオケのやつめ

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                    スナック「MIKAN」のカラオケ機が新しくなったので「歌ってみなさい」ってなりました。

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                    曜日ごとに決められた点数があり、その点数で歌えば泡盛のボトル一本プレゼント。この日は93点でした。

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                    ビギやま商店の「おかえり南ぬ島」を歌ったところ、92点。

                    そこで「チェッ、だめかぁ」で終われば良いものを、そうもいかないのが酔っ払い。

                    「あっ、今のは途中でキーを上げたから、音程が狂ったわけよ。最初からそのキーならオッケー」

                    で、91点。

                    「そっ、そんな馬鹿な。あっ、元気が足りなかったのか。よ〜し」

                    他にお客さんがいないのをいいことに、ムキになって同じ曲ばかりを歌うのが酔っ払い。

                    で、89点。

                    事態は悪化の一途であります。


                    女の子達は「あっれぇ〜?」と言っておればコトが進むので、こんな楽な商売はありません。

                    「今度こそ大丈夫だはず」と言われて88点。

                    チャラン、チャランと8百円。上手く歌おうとすればするほど点数は下がり続け、茫然自失となった酔っ払いは、ようやく歌うのをやめたのでありました。

                    くっそ〜、カラオケのやつめ。

                    バ〜ロ〜。
                     


                    鯉が水面で口をパクパクさせるのは何故か?

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                      お久しぶりの古波蔵のスナック「MIKAN」です。

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                      開店時刻(19時)にやって来て、

                      「明日は早いから10時には帰ろうね」

                      と言った客が、その時間に帰ったタメシがありません。

                      それから閉店の深夜2時まで飲み続けるなんて、私にはとうてい無理ですが、ウチナーンチュにとってはそれがあたりまえです。


                      珍しく、1時頃に客がいなくなると、女の子達が片付けを始めます。そこへ決まって現れるのが、電気屋の与那嶺おとう。

                      「えぇ〜、来んなよぉ。他で飲めよぉ」

                      「そんな言わんとぉ〜。ビール一本で帰るから〜」

                      このおとうがビール一本で帰るはずもなく、定時に帰れるはずだった女の子達は、静かに残業を覚悟するのでありました。


                      さて、ある日の夜。与那嶺おとうが機嫌よく飲んでいたところ、最近元気の無かった水槽の鯉が、ピクリとも動かなくなりました。悲しむ女の子達。

                      そこでおとうが男を上げようと、

                      「だぁ、こっちにかしてみなさい」

                      水槽から鯉をすくいあげ、怪訝な顔でおとうに渡す女の子。

                      息絶えた鯉を両手で挟み、人工呼吸を始めるおとう。親指を微妙に振動させているのは、心臓マッサージだそうで(笑)

                      「こいつ、ほんとの馬鹿だはず」

                      あきれ返る女の子達。

                      「何言ってるぅ。鯉は苦しくなったら直接空気を吸ってるさぁ」

                      いまわの際におとうの酒臭い息を胃袋に吹き込まれた鯉でしたが、それに驚いて生き返るってことはなく、慌しく天寿をまっとうしたのでありました。


                      鯉が水面で口をパクパクやってるのは、酸素を多く含んだ水面近くの水を吸い込んでいるのです。

                      「鯉はエラだろっ、エラっ!!、肺は無いだろっ!!」

                      それ、正解!!(笑)


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
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