JUGEMテーマ:地域/ローカル
食パンの注文をしました。
C「食パンの注文をお願いします」
パ「はい、どうぞ」
C「食パン1.3センチ厚を160枚。3月13日月曜日朝の9時。Cと申します。携帯番号は××です」
パ「復唱しますね。食パン1.3センチ厚160枚を3月13日月曜日の午前9時。お名前がC様で、携帯番号は××ですね」
C「そうです」
パ「いつもありがとうございます。用意しておきます」
美しいやないの(笑)
こんなふうに無駄なくコトが運ぶと、その次の仕事まではかどるというもの。
ところが今回は。
C「食パンの注文をお願いします」
パ「どの食パンですか?」
C「どのって、1.3センチ厚を160枚」
パ「ああ、わかりました」
C「受け取りは3月13日月曜日朝の9時。名前は・・」
パ「ちょと待って下さい。メモを持ってきます」
C「(こいつ、メモも持たずに電話に・・)」
パ「はい、いつですか?」
C「いいから、黙ってメモをしてくれるかな」
パ「あっ、はい」
C「食パン1.3センチ厚を160枚。受け取りは3月13日月曜日朝の9時。名前はC。携帯番号は××」
パ「わかりました。ありがとうございます」
_| ̄|◯
この子はなんとか完走できたものの、途中であきらめて上司に代わるヤツがいまして、嗚呼、これがまた蛙の親も蛙。
上「はい、なんでしょう」
C「どこまで聞いてる?」
上「すみません。全然わかってないようで・・」
C「最初から言うの?。食パンの注文も受けれんようなヤツに電話を取らすなよ」
上「わかりました。すみません」
ところが全然わかってなくて、同じことの繰り返し。
この春、社会人になる皆さん。学校の成績や入社試験の成績が優秀なら、それに越したことはありませんが、大切なのは素養です。素養とは平素の修養によって身につけた教養や技術。
既に高い素養を身につけている人は幸せです。すぐに仕事を任され、一人前の扱いを受けることになるでしょう。
一方、それほどでも無いと自覚できた人は、トレーニングを心がけて下さい。物は何処にあるかを知れば良いし、情報は何処に記録されているかを知れば良い。ところが、素養を身につけるにはトレーニングしかありません。
パン屋の例では、受話器を取った後の二手目を想定できるかどうか。ペンとメモを身につけておくか、電話の横に置きましょう。
次に、注文内容はメモしたものの、それが指定の日時に用意できるか否かが不明な場合。そのメモを上司に見せた上で可否を聞き、必ず自分が客に答えるようにして下さい。
上司や先輩が蛙の場合は、不幸なようで実はチャンスです。呆れたり腹を立てたりする前に、自分ならどうするかを常に考えるようにして下さい。その心がけがあれば相手は蛙。気がつけば彼らを追い越し、彼らが貴方を追うことになるでしょう。