ジュリ馬、舞・・わず

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル


    辻の二十日正月行事「ジュリ馬祭り」に来ました。



    例年、旧暦一月二十日(今年は2.16)に開催されていますが、今年はその日に神事だけを行い、ジュリ馬の演舞は今日になったのです。日曜日の開催を意図したものだと思いますが、来年以降も是非そうしていただきたい。

    早めに到着すると8名の踊り子が辻の御嶽とお墓にお参りしてるところで、初めてナマの「ゆいゆい」を聴きました。


    「せんする節」
    京の小太郎が作たんばい
    尻ほげ破れ手籠緒すげて
    板片目貫ち乗い来たる


    京太郎が作ったのは
    尻に穴が空いた
    破れ手籠に緒をつけたもの
    板切れに穴を通したもの(馬)に乗って来た

    組踊「高平良万歳」で、兄弟が親の仇をうつために、当時の人気芸人、京都の小太郎に成りすまし、敵に近づいてゆく場面に使われる唄です。


    演舞台ではリハーサルが行われ、私の気持ちも高まりましたが雨が止みません。



    結局、主催者が「踊り子の化粧が落ちるさぁね」と判断し、観客は料亭那覇に誘導されることになりました。



    料亭那覇の大広間で、ゆいゆいをやってくれるのですが、私はやめておきました。どうしてかと言いますと、私は「難しい男」だからです(笑)


    こちらは二、三年前の琉球新報。



    百人を超えるジュリ達が舞い、この投稿のタイトルは「ジュリ馬、舞う!!」になるはずでした。

    貧しさに負けて娘を辻に売ってしまった私は、物陰から元気な娘の姿を見て、涙するはずだったのですよ。そのオヤジが料亭の座敷でアグラをかくってのはいかがなものかと(笑)。

    来年に楽しみを残したってことですね、つまり。


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