恋しあかつらの・・

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    ジュリ馬祭りの演舞台にこんな琉歌がありました。



    恋しあかつら(赤津浦)の
    波にすそ(裾)ぬ(濡)らち
    通たるむかし(昔)
    わしり(忘り)ぐりしゃ
    尚灝(しょうこう)王



    赤津浦は若狭の海岸で、ジュリ達が浜下りで遊んだ場所です。野津唯市さんが描いた「雪の崎(ユーチヌサチ」の東側(手前)にあたり、



    琉球歌劇「泊阿嘉(トゥマイアーカー)」で、久茂地の樽金(タルガニー)と泊の思鶴(ウミチル)が出会った場所でもあります。

    20130507124859_0.jpg

    その海岸を、尚灝王(1787-1834)は裾を濡らしながら歩き、辻遊郭に通ったと・・。

    そして、そんな昔が忘れられんと・・。

    そんなこと言われても「はぁ、そうですか」としか答えようがありません。


    尚灝王は尚泰王の祖父で、琉球王朝末期の難しい時期に即位したのですが、後世で語られるような施策は打てなかったようです。

    一妃二夫人八妻をもち、九男十七女をもうけました。八人の妻のうち七人は平民の女性だったそうで、カーギの良い平民女性を集めてオーディションのようなことをしたと・・。

    その上、辻遊郭にも通ったと・・。

    「何をしとるんだ?」と言いたい。


    辻の皆さんがこの琉歌を掲示した意味を考えれば「琉球国王も愛した辻遊郭」ってことになり、私が知らない物語があるのかもしれません。今年は尚灝王の没後183年。長い琉球の歴史からみれば、つい最近のことです。

    そのうち私も、その物語を知る機会があるでしょう。

    もしくは、特には無かったか(笑)


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