JUGEMテーマ:地域/ローカル
保育園は卒園式。某青果店は暇な週末を迎えています。
(1)相棒Aの感違い
毎朝私は、バイクで農連市場を一巡し、その日の仕入れをします。今朝は卸売市場に行かなかった相棒Aが店にいて、なにかゴソゴソしてました。
A「あっ、Cさん。バイクを一回借りるよ。一回だけだからね。一回ね」
C「ええよ」
Aは少量の葉野菜を仕入れてすぐに帰ってきました。
母「支払いはしたの?」
A「後で行くさ」
母「い〜や、今行きなさい」
A「後でって言ったのに、今行ったら変なぁさ」
母「何言ってる。行きなさい」
A「・・・」
C「おいおい、バイクは一回って言うたんちゃ〜うんかい。俺が仕事にならんで」
A「だから後でって言ってるさ」
そのすぐ後、冷蔵庫でAと二人になったら、こいつの機嫌が悪いのよね。
A「あんな言い方はないだろ。一回とは言ったけろ、オカアのせいであんなぁなりかけたわけさ」
C「はぁ?。なんか感違いしとるだろ」
A「してないさ」
C「悦っちゃんとこには後で注文に行くから、二度手間になるんだろ」
A「えっ、よく分かるね」
C「じゃあ、あとは考えなさい(笑)」
A「・・・」
(2)トモコオバぁの超能力
農連市場の各仕入先には、前日に翌日分を発注します。今朝の丸カマボコの仕入れは17本でしたが、昨日それをカマボコ屋のボードに貼った記憶がありません。
ノートのチェックマークを見れば発注書は書いてるのに、握りつぶしたか、風で飛んだか。
ト「あっ、ニィニィ、おはよう。準備してあるよ」
C「へっ?、何を?」
ケースを覗くと、丸カマボコが17本入ってるじゃないですか。しかも、7本、6本、4本に正しく分けてある。
このオバぁはやっぱりユタなのか。
時々、惣菜通りの真ん中に立って、空を見上げてるのよね。あれはやっぱり、天と交信してるんだはず。
C「なっ、なんで知ってる?」
ト「ニィニィの考えくらい分かるさ」
C「いきなり17本もあるんかなと心配したわ」
ト「じゃあ、良かったさ」
何で知ってんのかは「じゃあ、あとは考えなさい」と自分に言って、私は竹輪の仕入れに向かったのでした。
C「驚かすわぁ。やっぱりトモコはユタやで」
竹「ユタね?(笑)。どうして?」
C「頼んでもないカマボコが揃っとるわけよ」
竹「アハハ、そりゃあユタかもね」
C「前々からアレは何かあると思ってたのよ」
竹「私が注文したのよ」
C「ん?」
竹「昨日、竹輪の注文くれたでしょ。そこにカマボコの注文がくっついてたわけ」
C「あっ、そうなんや。で、それをトモコに渡してくれたの?。ありがとう〜」
竹「謎が解けて良かったわね(笑)」