開南バス停のトックリキワタ

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル


    開南バス停のトックリキワタが、バスを待つ人達に木陰を提供しています。



    1964年。南米ボリビアに出かけた天野さんって方がトックリキワタの種を沖縄に持ち帰り、自宅の庭に蒔きました。その木に花が咲き、以降、トックリキワタは南米桜と呼ばれ、沖縄で親しまれる樹木になりました。天野さんちの庭で開花した原木は、おもろまち駅の近くで今も健在です。

    そして、昨年秋の開花時に撮った写真がこちら。


    公設市場の南口、農連市場の北口に位置する開南バス停。かつては多くの人達がここでバスを降り、買い物を済ませてまたバスに乗りました。その頃の混雑は失われたものの、今でも多くのウチナーンチュは開南を交通の要所と見なしています。


    沖縄のオバぁ達にとって開南は昔も今もお出かけの場所。通い慣れた道順で、馴染みの店に向かいます。若い人達がおもろまちやライカムに向かうようなものか?。

    オバぁ達がバスに乗る時の決まり文句は「だぁ。このバス、開南通るねっ?」。バスの行き先は見(え)ないし、系統番号なんて覚える気はさらさらありません。大切なのは開南に停まるかどうか。


    那覇バスターミナルは再開発されてしまい、多くの沖縄ファンをがっかりさせましたが、開南バス停には昔の沖縄の残り香が今も漂っています。


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