首里城祭「伝統芸能の宴」(2)地域芸能

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    琉球舞踊が終わり、地域芸能まで少し時間が空いたので、西のアザナに上りました。何度来ても、ここからの景色は胸がすくようです。



    写真では分かりませんが、この日も慶良間がよく見えています。




    さて、この日の地域芸能はうるま市田場の「ティンベーと獅子舞」。ティンベーは田場集落で継承されている琉球古武術だそうです。

    琉球古武術で用いる武器として名前が知られているのがヌンチャク。ブルース・リーのおかげですね。同様にティンベーは盾、ナギナタは薙刀、エークは櫂。田場集落ではこの三種類の「手(ティー)」が継承されているとのこと。「手」とは技の意味で、ティンベーの手、ナギナタの手などと呼びます。空手の「手」と由来は同じでしょう。

    ナギナタの手と、



    エークの手。



    古武術の「型」を修得することで、本来は「(戦闘)能力」が上がるはずですが、両者は分けて考えたほうが良さそうです。ですから、田場のティンベーは古武術と呼ぶよりは伝統芸能、もしくは演舞で、端的に言えば、そこに殺気は感じられません。

    予定通りの技を出し、それを受けるという意味ではプロレスも同じです。ところが、プロレスはそうと分かっていながらハラハラしますよね。そこんとこをもう少し何とかならんかなと思います。もっともプロレスでは死亡事故が起きるし、つい最近も有名レスラーがたいへんな怪我をしました。

    だからまあ、そういうもんか(笑)

    ところで、ティンベーで使う盾は亀の甲羅だそうで、どんなものかネットで調べたら通販で売ってまして、何か意表を突かれました。亀の甲羅(小)が25,000円。


    引き続きまして、田場の獅子舞。その場でジャンプする獅子はいますが、助走をつけて飛ぶ獅子を初めて見ました。これは凄かった。



    獅子の後ろに入ってる人はかなりの体力が必要なはず。最後に出演者全員が舞台に揃い、獅子の兄ちゃんも獅子から出てきました。

    どんな兄ちゃんかと思っていたところ、あまりにも予想通りの兄ちゃんだったので、ちょっと吹きました(笑)。しかし、凄いジャンプでした。



    田場の獅子舞は、そのジャンプも含めたマジモードと、民謡アッチャメー小で舞うコミカルモードの二通りがあり、後者が観光客にはウケていました。私の好みはもちろん前者です。

    (終わり)


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