山羊の保育園終了

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    南城市大里にある山羊の保育園。私が市場に来る前からのお客様でしたが、近々、契約終了の見込みとなりました。



    ウチのお父さん(86)の事務処理が追い付かなくなり、しかもパソコンの使い過ぎで右腕が腱鞘炎になるシマツ。それを私が引き継ぐ代わりに、保育園を一つ減らしてもらったということ。片道8キロのドライブは快適で、山羊の成長を見る楽しみもあったけど、仕方がありません。


    ここ一年ほど、お父さんと私のやりとりはこんな感じでした。

    父「ほら、右腕がこんな腫れてから」

    C「お父さんは社長で一番偉いんやから、誰でもいいから一人捕まえて『おい、お前が明日からやれ』でシマイじゃないですか」

    父「その通りだけど、それがなかなかなぁ」

    そこで私が「そんなことでは組織とは言えまへんなぁ」とか、「決められへんのなら、痛いだの痒いだの言わんことです」とか、意地悪じゃなく、お父さんの意思決定を促してたわけです。


    そんならお前がやればいいと思われるかもしれませんが、私がお父さんなら、血の繋がりのない、しかもナイチャーの従業員に任せたくはありません。私が事務処理を引き継いだら、三ヶ月もしないうちに、誰よりも店の数字に詳しくなることでしょう。

    お父さんの長男も孫も店で働いているんだから、まずそこなんだけど、二人ともやろうとしないのよ。


    そうこうしてるうちに、お父さんの腱鞘炎は悪化し、事務処理が滞ってお客様に迷惑をかけてしまう事態に。つい最近、見かねた長女が手を挙げましたが、引き継ぎ中に敢え無くギブアップ。

    私にとってはタイミングが来たなって感じになりました。そして阿吽の呼吸で「私がやりましょうか」、「そうか、頼む。ありがとう」と。


    山羊の保育園には、二番目と三番目の理由を伝えました。

    二番目は、既存の保育園が待機児童の解消で定員一杯になったり、近隣子供園の給食を引き受けたりで納入量が増え、私の手が回らなくなったこと。

    三番目は、去年の春までは店と山羊の保育園との中間に保育園があったところ、そこが給食業務を外注したため、ウチとの契約が終了したこと。

    山羊の保育園には「一年半も、わざわざ遠距離を配達してくれてたとは知らなかった」と、むしろ感謝されました。



    これで目先の問題は解決したものの、そもそもこれは店の後継者問題なわけで、そこは未解決のまま。

    86歳が譲らないのか、63歳が引き受けないのか。いずれにせよ、ここは沖縄な気がする今日この頃であります(笑)


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