JUGEMテーマ:地域/ローカル
昨年12月20日の琉球新報にこんな記事が載りました。
茨城県鹿島市で戦争を語り継ぐ「鹿嶋物語を語る会」。そこに所属する鳥羽さん親子が白梅の塔を訪れ、三線の伴奏で県立第二高等女学校校歌を歌い、学徒達を鎮魂したもの。
そして、年が明けた今月5日。このブログの白梅学徒隊に関する投稿に「行動する葦さん」からコメントをいただきました。
はじめてコメント致します。
このブログ、白梅の塔へ訪れる人の役に…立ってますよ!スゴく。
…
私、先月の18日に白梅の塔へ行き、第二高等女学校の校歌を三線で演奏して参りました。
それに先立ち、白梅同窓会にコンタクトを取り現地で演奏する許諾を頂き、当日、中山会長以下役員の方々と白梅の塔で合流。
私「ちょっと弾いてくる」位の気持ちでいたのですが、ちょっとした慰霊祭になっちゃいました。
新聞記事と月日が一致しているため、「行動する葦さん」は、写真の三線奏者鳥羽広樹さんに間違いありませんでした。そして、私の返信。
行動する葦さん
先月18日、白梅の塔まで同行した雑誌「モモト」の編集者は私と同郷で、私が通った小学校の(ず〜っと)後輩なんです。
彼女がFacebookに投稿した写真と新聞記事をたまたま読み、行動する葦さんとお母様の取り組みや、来沖された経緯などを知りました。まさか私のブログにご本人からコメントをいただけるとは思いもよらず、恐縮しています。
素晴らしい取り組みをされていながら、それを「ちょっと弾いてくる」なんて素敵ですねぇ。この度は、コメントありがとうございましたm(_ _)m
そっ、そうか。
このブログが役に立ってるんやぁ(ジ〜ン)
褒められたので、白梅学徒隊の投稿をまとめました。
白梅学徒隊の4ヶ月(1) 第二高等女学校
白梅学徒隊の4ヶ月(2) 国場駅
白梅学徒隊の4ヶ月(3) 東風平国民学校
白梅学徒隊の4ヶ月(4) 八重瀬岳第一野戦病院壕
白梅学徒隊の4ヶ月(5) 白梅学徒隊の解散
白梅学徒隊の4ヶ月(6) 国吉ウテル原の壕
白梅学徒隊の4ヶ月(7) 天皇の沖縄訪問
白梅の井泉
白梅学徒隊の足跡めぐり「ヌヌマチガマ」
白梅学徒隊の4ヶ月(1)〜(7)は学徒隊の足跡を順に追ったもの。その後、八重瀬岳第一野戦病院壕近くの井戸と野戦病院の分院があったヌヌマチガマを訪ねました。
こうした経験をすると、風景の中に白梅の少女達が見えてきます。泥だらけで壕の中を走り回る姿、たった一枚しかないモンペを井戸で洗濯する姿、海岸の岩礁の陰にうずくまり砲弾に怯える姿。
日常的な風景に沖縄の歴史を重ね合わせたものを、当ブログでは「沖縄の風景」と呼んでいます。鳥羽広樹さんが「役に立つ」と言って下さったのは、そうした「沖縄の風景」を探して歩く私の行為に共感していただいたからでしょう。
過去の投稿から抜粋した写真を数枚掲載します。それぞれが「沖縄の風景」。
(1)県立第二高等女学校跡地(那覇市松山)
(2)八重瀬岳第一野戦病院壕跡(八重瀬町富盛)
(3)白梅学徒達(場所不明)
(4)白梅の塔(糸満市真栄里)
(5)白梅学徒隊生存者とお会いになった天皇、皇后両陛下(糸満市摩文仁)
(6)白梅の井泉(八重瀬町富盛)
(7)ヌヌマチガマ(八重瀬町新城)