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農連市場の某青果店。青果物を中央卸売市場から、精肉や鮮魚、缶詰などを農連市場から仕入れます。そこで揃わない商品はスーパーや専門店から。
仕入れた商品は、人参5キロとかツナ缶3缶とか、注文数量毎にビニール袋に入れ、玉ネギ箱に詰めて保育園に配達します。店内で商品を加工すること(例えば人参をシリシリするとか)は無く、小売もしないので、事業構造は極めてシンプルです。
某青果店のお父さんは決算時期になると「大変だ大変だ」と言うてますが、な〜にが大変なのか意味が分かりません。ウチの会計なら、商業高校の卒業生に記帳から決算書の作成まで、入社初年度から任せることができるでしょう。
ほっといても(営業しなくても)注文書がファックスで届き、それに応じて仕入れをするので在庫は不要。商品が余らないので仕入れが無駄になることがありません。
保育園は年間の給食経費が決まっていて、予算通りに注文しようとするので、某青果店の売上はこの上なく安定してます。原価は仕入費、人件費、燃料費などでこちらも安定。仮に年度毎の事業計画を立てたら(立てないが)、概ねその通りになるんですよ。
利益に変動があるとすれば、例えば相棒のAが新車を塀にぶつけて修理代に20万円を支出するくらいのこと。お父さんは「何をしとるんだっ!!。儲けが吹っ飛んでしまったじゃないかっ!!」などとAを叱ってましたが、それは違うんだよなぁ。
商用車に修理はつきものなんですから、過去の実績などから例えば年間30万円を修理費に引当てておけばいいんですよ。
「君たちが丁寧に運転してくれたおかげで、今年は修理費が安く済んだ。ありがとうね。少ないけど、これは気持ちだから貰っておきなさい」
で、正解(笑)
叱ると褒める。20万円の損と10万円の得。きちんと会計処理することで、職場の雰囲気が良くなります。
さて、そのような事業環境の中。私が私自身に課していることが一つだけあります。それは、お客様や仕入先から私に対する苦情をゼロにすること。とにかく、これさえできてれば、私の仕事は満点なんですよ。
お父さんやお母さんは私よりずっと年長ですから「ああしろ、こうしろ」と(60歳の)私に「躾」をしようとしますが、正直なところ、私はまったく聞いてません。
苦情ゼロを維持することは、そんなに簡単なことではなく、常に私は考えてるんです。その場その場の思いつきで説教しようなんて、人をナメてはいけません。
「私の仕事はお客様からも仕入先からも支持されている自信があります。もし私に苦情があったのなら教えて下さい。無いのなら、従業員にそれ以上の何を望むんですか」
と言えますよね。だから満点(笑)
「お客様に満足いただく」では抽象的でイマイチ。「お客様からの苦情をゼロにする」なら、自分に課することができます。
決して自慢話じゃないですよ。仕事に対するモチベーションを高める方法。
例えば、こんな苦情を言われるようではマダマダです(笑)
ところで、沖縄のはり紙って、何か変だよなぁ。「捨ててもいいんかいっ!」みたいな(笑)