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県民投票の日(2月24日)まで、辺野古の埋め立て中断をトランプ大統領に請願する署名運動。ホワイトハウスの返答を得るには10万筆が必要なところ、既に20万筆を突破したようです。
たった今、署名しました。
― 沖縄の風景 (@coralway39) December 13, 2018
「トランプさん 辺野古中止して」 ロバート梶原さん 沖縄県系4世が署名活動 請願へ10万筆目標 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース https://t.co/B4pMiAVvPd
署名の期限は今月7日でしたが、ホワイトハウスから「返答するまでの間、期限を延長して良い」と通知があったそうで、引き続き受付中。ロバート梶原さんには感謝の言葉しかありません。
タレントのローラさんが署名を呼びかけたことが話題になりましが、その後、英国のロックバンドQUEENのブライアン・メイ氏がインスタグラムで署名を呼びかけるなど、運動は広がりを見せています。
ローラさんを「不勉強」と断じた女医のタレントは、メイ氏を前にしても、同じことが言えるんでしょうか。
さて、辺野古の基地建設に賛成する(もしくは反対派を叩きたいだけの)人達がこんなことを言ってます。
「辺野古の埋め立てに反対するのなら、那覇空港の埋め立てにも反対しろよ」
「浦添の海岸を埋め立てて、那覇軍港を移設するんだろ?。辺野古と同じじゃないか」
皆さん、これらがイタくお気に入りのようで、私にとっては目障りで仕方がありません。さきほどの女医タレが基地問題の何を勉強したのかは知りませんが、きっとこんなことを言うんでしょう。
私は「沖縄の行政は遠浅の海岸を見ると、土砂をぶちまけたくてウズウズするらしい」と再三投稿しています。一方で、埋め立ては一切ダメとも思っていません。要は埋め立て地の用途なんですよ。
那覇空港は沖縄の心臓ですから、ここが詰まったままでは困ります。よって、那覇空港は拡張せざるを得ません。一方、辺野古に海兵隊基地を建設することは、埋め立て地の用途として最低と言えるでしょう。
埋め立て地に建設された空港は全国にあります。そこを海兵隊の基地にすると言われたら反対するでしょ?。もし賛成するなら、普天間飛行場(ならびに沖縄の海兵隊)を引き取って下さいよ。
那覇空港の埋め立てに賛成し、辺野古の埋め立てに反対することは、私の中で何ら矛盾していません。
次に那覇軍港の移設について。
沖縄には約2万5千人の米兵が駐留しており、内、約1,500人が陸軍兵。所属部隊は米国陸軍第10地域支援群です。
沖縄に米国陸軍が駐留していることを意外に思われるかもしれませんが、主力はトリイスティション(読谷)の通信部隊です。
那覇軍港は兵站を行う米国陸軍の施設。明治橋あたりから大型船を目にすることがありますね。あの船が米国陸軍の高速輸送船です。
米国の戦艦が接岸するのは勝連のホワイトビーチで、那覇軍港は使いません。つまり、那覇軍港から浦添に移設するのは輸送船の接岸バースです。
浦添のキャンプキンザー沖埋め立て地には、港湾施設が整備され、クルーズ船バースも新設の予定です。そこに、米国陸軍の輸送船バースを新設し、那覇軍港が返還されるというもの。
那覇軍港跡地の用途にもよりますが、那覇の中心部に広大な土地が得られるのですから、悪い話ではありません。もちろん、浦添のバースを米国の戦艦が使うと言うのなら話は別です。
私は沖縄から全ての米軍基地を撤去せよと言ったことは無く、海兵隊は沖縄に駐留する理由が無いので県外・国外に移設するべきだと言ってます。だから、海兵隊辺野古基地はNOです。
辺野古、那覇空港、浦添バースを「埋め立て」だけをキーワードに関連付けても意味がありません。それは「全米軍基地を撤去したら中国に侵略されるぞ」などと、勝手に前提条件を決めて反発するネトウヨの発想と同じ。それはマスターベィションのようなものです。