JUGEMテーマ:地域/ローカル
壺川東公園近くのガジュマルです。
大きなガジュマルの樹齢は、「うっわぁ〜!!」で200年以上、「うわぁ」だと100年くらい(笑)
市営住宅の中庭でシンボルツリーの役割を果たしている壺川のガジュマルは、戦後生まれだろうと思います。市営住宅にとっては既存木。
ガジュマルの大きな傘は広い木陰を作り、陽射しが届かない快適な空間を形成します。
ところが夜になると、ガジュマルは妖しい雰囲気になるのよね。その妖しさは、クネクネと絡み合う幹や根によるものと言えそうです。
幹が崖にへばりつくし、根が岩の裂け目に入り込んだり、大きな岩をまるごとグリップしたり、他の大木に抱きついてシメコロスこともあります。まるで、ガジュマルに意思があるかのようです。
あぁ、それからガジュマルは歩きます。(→歩くガジュマル)
ガジュマルの枝から垂れ下がった気根は、やがて地面に到達し、地中に根を生やします。そこに地下水が流れていたり、土地が肥えていたら、気根はスクスクと成長し、やがて幹になります。そして、その幹がガジュマルの中心になり、元の幹が枯れたら、ガジュマルは5mほど移動したことになります。だから、ガジュマルは四方に気根を垂らし、より良い環境を求めて歩いてると(^^)
夜のガジュマルを不気味とか怖いと言う人もいるでしょう。気持ちは分かりますが、私の感覚とやや違います。唐突ですが、具志頭の夜。大きなガジュマルの下で唄う幸人が良かったぁ。
新良幸人×サトウユウ子
― 沖縄の風景 (@coralway39) October 8, 2017
「満天の星」 pic.twitter.com/jm6ItLSQJg
http://coralway.jugem.jp/?eid=4114
幸人の唄・三線とサトウユウ子さんのピアノと。それらを包み込むガジュマルは神々しくさえありました。
畏敬の念をいだかせるような、ガジュマルのたたずまい。だけど、妖しくもある。こうしたガジュマル独特の雰囲気を表現しているのが、妖精キジムナーと言えるでしょう。
ガジュマルにキジムナーを住まわせたウチナーンチュのセンスは素晴らしいと思います。ガジュマル以外の木にキジムナーは似合いませんからね。あっ、ブナガヤとも呼びます(^^)