ゴーヤーをゴーヤと呼んではいけない

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    約束の時間より早く着いたので、「とりあえず」でビールとゴーヤーチャンプルー。

     

     

    この店のゴーヤーチャンプルーはゴーヤーの苦・硬・厚が適度でなかなか上等でした。

     

     

    ゴーヤーをゴーヤと呼んではいけません(ウチナーンチュをウチナンチュと呼んでもいけない)。


    ウチナーンチュは「ゴーヤ」で切られると、とても気持ちが悪いらしく、そうした下地が無いナイチャーは「ゴーヤーは伸ばす」と覚えるしかありません。地元の新聞や放送局でさえ、「ゴーヤ」と文字にしたり口にしたりすることがあるので、間違いの蔓延を防ぐためにも、きちんと呼びたいものです。

     

     

    さて、八百屋的なゴーヤーの選び方としては、表面の突起がハッキリしていて密なもの。濃い緑の一色で、大きさが同じなら重いほう。パッと見て、夏野菜の勢いが感じられるものが良いでしょう。

     

    色が濃いほど苦味が増しますが、それがゴーヤーなので、わざわざ栄養価の低い薄い色を選ぶより、濃い色を選んで苦味を抑える下処理を丁寧にすることをお勧めします。

     

    ゴーヤーを交配したアバシー はやや小振りで突起が大きな品種です。苦味が少ないのが特徴で、どうしても苦味が嫌な方はこちらを選ぶテもあります。

     

     

    沖縄では5月8日がゴーヤーの日。この日は保育園の栄養士がゴーヤーを使ったメニューを考えるので、注文が集中します。

     

    しかし、夏野菜の王者たるゴーヤーの日が5月8日とはいかがなものかと思っていたら、糸満方面では8月5日を広めようとしています。「裏ゴーヤーの日」(笑)

     

    この日なら旬のゴーヤーを楽しめて申し分ないのですが、先に5月8日が決まってるので「裏ゴーヤー」と呼ばざるをえないのが辛いところです。

     

     

    ゴーヤーをゴーヤと呼んだり、色の薄いものを選んだり、わざわざ5月に食べたりするのは、ゴーヤーに対して失礼ではないかと、目の前のゴーヤーを眺めながら考えていたら、連れが来ました。これから3時間ほど、ウダウダ言いながら酔っ払います。


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