JUGEMテーマ:地域/ローカル
豆腐屋(ヨシエさん)、ビニール屋(オジぃ)、惣菜屋(オバハン)が相次いで今月末での引退を決めました。農連市場取り壊しの際は「建物が無くなっても、中の人達は変わらない」と自分を慰めたものでしたが、いつもそこにいた人達が来月からいなくなるという現実。
豆腐屋とビニール屋は家賃の高い農連プラザを避け、プラザの向かいの古い店舗を二人で使っていました。
やがてビニール屋が「もうやめる」と言い出し、一人では家賃を負担できない豆腐屋が「じゃあ私もやめる」と。
そして惣菜屋のオバハンは、老朽化した惣菜工場の閉鎖によって引退するハメに。
この店は惣菜屋一族のたまり場になっているので、私はオバハンを起点とする女系3等親以内の顔を全て認識できます(^^)。
私がオバハンの姪っ子(年齢は私の半分)を「可愛い可愛いする」ので、そのことに一族が好感し、二人は姪っ子の母ちゃんが認める仲になりました。私が店に入ると姪っ子が「あっ、彼氏が来た」と喜び、一族が「会えて良かったさぁ」という顔をする。つまり、温かなお芝居ね。
その姪っ子にも会えんくなるやないの。
島豆腐はパックで売ることが義務付けられ、冷たい木綿豆腐になります。油紙を巻いて輪ゴムでとめてた丸カマボコやチキアギは真空パックになるでしょう。モズクが入った一斗缶は姿を消し、大量に仕入れてパックに小分けした昆布の佃煮は成分表示が無いため保育園に納品できなくなりました。
つまり、時代が市場を求めていないのよね。残念ですが、市場とスーパーマーケットの違いが分からなくなるまで、そんなに時間はかからないでしょう。
農連プラザはその名前の通りの専門店街となり、「なら良かったじゃん」って感じです。フン!!