JUGEMテーマ:地域/ローカル
妹夫婦のアパートは品川区中延にあり、そこで、妹の旦那と会いました。短い間とは言え、彼は私の義弟でもありました。
妻が広島の実家に用があると言うので送り出したら、翌日に大阪の義兄が連絡してきて「妹が別れたいと言ってる。明日そちらへ行く」と言うじゃないですか。いったい何がどうなってるのか。一昨日はニコニコしながら家を出て行ったのに。
だからね。もう無茶苦茶なんですよ。その日は彼の弟も来てました。頭の回転が早くて口が立つので兄貴に呼ばれたんでしょう。私は妹から聞いたことを包み隠さず義弟に伝え、どうしてこんなことになってしまったのか、彼の意見を聞きました。
長い長い話し合いの末、私は妹と義弟の間に離婚に至るような特段の事情は無いと認めるほかありませんでした。そして、妹の失礼な行動を義弟に詫びました。その上で「しかし、既に妹の気持ちがここに無い以上、結論は変わらないのではないか」と。
何度も言いますが、無茶苦茶なんですよ。涙ぐむ兄と、怒って声を荒げる弟。私は二人を眺めながら「いい兄弟だなぁ」と、場違いなことを考えてました。
バツイチとなった妹は、かねてより弟子入りしていた東京の有名服飾家(橋田壽賀子みたいな名前の人)の元で修行を続け、数年後、東京の百貨店でブティックの販売員(当時はハウスマヌカンと呼んだ)になりました。
さらに数年後、妹は広島市内の百貨店に転職し、実家に戻ることになります。橋田壽賀子の推薦と東京の百貨店の威光を利用したのか、DCブランドショップや外商部などでキャリアを積んだようです。
な〜んだこいつ。やればできるじゃないか(笑)
(続く)