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軽便鉄道那覇駅の転車台です。那覇バスターミナルの建設工事中に発見されたもので、ターミナルの外へ移して保存、展示されています。
転車台は機関車の向きを変える設備で、現役時代の写真が残っています。動力は無く、人力で回転させていたようです。
軽便鉄道の施設は沖縄戦で破壊され、戦後の開発で駅舎はもちろん、レールも枕木も除去されたため、ほとんど何も残っていません。この転車台は軽便鉄道最大の遺構と言えます。
新聞によれば、これが軽便鉄道唯一の転車台だそうです。そう言われて気がついたんですけど、嘉手納、与那原、糸満の各終着駅ではどうやって機関車の向きを変えてたんでしょう。
こちらは与那原駅のジオラマ。那覇から到着した機関車は右を向いてますから、那覇へ向かうには左を向く必要があります。
転車台が無いのなら、ジオラマの右手にこんなデルタ線が必要です。
各終着駅にデルタ線があったなんて、聞いたことがありません。いや、聞いたことはあったけど覚えていないのかもね(^^)
デルタ線は、列車を連結したまま向きを変えるためのもの。軽便鉄道の客車は向きを問わないはずなので、機関車の向きを変えるための、小さなデルタ線があったのかもしれません。
二十歳前後をピークに記憶力は緩やかに下降しています。いくら緩やかでも40年も経てば、情報を次々に記憶することは無理。だけど、こうして疑問に思っておけば、それが解決した時に、答えが記憶に残るのよね。
QAで覚える(^-^)/
「大変だね」と思った貴方。貴方もまた緩やかに坂道を下っているわけだからね。すぐよ、ほんと、すぐ(笑)