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市場本通りの「やまや」にいます。
ムーチー各種(無地、トーナチン、紅芋、黒糖)が各々100円。
ムーチーはどこからかお裾分けがあるものなので、買うことは少ないかもしれません。それでも買ってみれば、プロが作ったムーチーは、やはり一味違うことに気づきます。
できたてのムーチーは美味しいのに、すこし時間が経つと、ムーチーがサンニンにくっついたり、固くなったりします。
ムーチーがサンニンにくっつくと、食べにくいわけよね。
サンニンにくっついたままのムーチーを端っこから食べることになりますが、それでは見た目がよくありません。かと言って、サンニンを手で剥がそうとすると、サンニンが細かく破れてイライラします。
その反対に、サンニンにくっつかないムーチーは固くなってるわけよね。優しい食感が失われたムーチーはもはやムーチーとは呼べず、そこらへポイと投げたくなります。
プロが作ったムーチーはやはり違います。ムーチーがサンニンにくっつかないし、固くもならない。できたてのムーチーの食感なんですよ。
また、やまやのムーチーは、砂糖が控えめ。特に、無地のムーチーには砂糖が使われていません。それでも感じる上品な甘さは餅の甘さなんですね。
「ムーチーなんて誰が作っても同じでしょ」とお考えのあなた。決してそんなことはありません。
餅米の挽きかた、水の量、蒸す時間、何かが違うと言うより、きっと全てが違うんですよ。やまやのムーチーを食べると、たったの100円でそのことに気づきます。