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テンペストの登場人物(1) ベッテルハイム(上)

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    ドラマテンペストはフィクションですから、すべての登場人物が実在したわけではありません。

    例えば、主人公の孫寧温はまったく架空の人物です。第一尚氏最後の国王尚徳の子である黄金子(くがにしー)が中国に渡って孫截渓(そんさいけい)を名乗り、その末裔が孫寧温という設定になっていますが、史実にはありません。


    一方、テンペストの時代に実在した人物がいます。その一人が英国人宣教師、バーナード・ジャン・ベッテルハイムです。

    ベッテルハイムを演じたのはこの人。米国人のチャールズグラバーさんです。

    20110903220830_0.jpg

    本物はこんな顔の人です。1846年から8年間那覇に滞在し、キリスト教の宣教活動に取り組みました。那覇の住民からはナンミンヌガンチョー(波之上の眼鏡)と呼ばれていたそうです。

    20110903220807_0.jpg

    ベッテルハイムの住居は波之上の護国寺にありました。真鶴が彼から語学などを学んだ場所です。

    英国船インディアン・オーク号が漂着した時、ベッテルハイムと真鶴が再会しましたね。「真鶴ではないのか?」とフランス語やドイツ語で問いかけていましたが、そんなことしなくても、明らかに真鶴なのにねぇ。まあ、簡単に判ってしまうと、ドラマが成立しませんからね。

    ベッテルハイムは聞得大君により薩摩藩の奉行所に引き渡されてしまいましたが、裁判で寧温に協力し、聞得大君の追放に貢献しましたね。

    こうして、ドラマの序盤を振りかえってみると、ベッテルハイムはなかなか重要な役割を果たしています。


    さて、実際のベッテルハイムはどんな人物だったのでしょう。

    当時の琉球には外国からの船が頻繁にやってきました。そして、琉球は人情味のある国民と豊かな自然の国として、欧州でも評判になっていたそうです。

    語学の才能に優れ、医者でもあったベッテルハイムは、琉球に派遣される宣教師に選ばれました。未知の国で宣教したいと考えていたベッテルハイムは、その知らせを聞き「喜びに魂を揺さぶられる思い」と述べたそうです。

    また、那覇に到着する直前の船の甲板から見た琉球島の眺めを「目に見えるすべてが主の創り給うた楽園のよう」と記しています。

    これから始まる毎日に、やる気をみなぎらせていたのですね。(続きます)

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