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ウチナーンチュは「めんそーれ」と言うか?

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    答えは「言わない。」

    いくらなんでも、2年3ヶ月も沖縄にいれば、訪問先や商店などで、一度や二度や、七度や八度、出くわしても良さそうなところ、まったく聞いたことがありません。

    私は那覇空港に何十回も到着しています。到着ロビーの「めんそーれ」のプレートを見ると、最初の頃は、「あぁ、沖縄と言えばめんそーれ。また来れて良かった。」などと思っていました。

    ところが、ウチナーンチュの誰もそうは言わないことに、ウスウス気付き始め、少なくとも店頭に「めんそーれ」と書いてある店は、客が来たらそう言えばどうか。と、考えるようになりました。

    そして最近は、「ケッ、何だこれは。」に近い気持ちになっています。


    ある日、那覇市字鏡水150番地、那覇空港ビルディング株式会社のオフィスで、このような会話がありました。

    鈴木部長(56)「私がこのたび、大阪航空局から着任した鈴木です。皆さんよろしく。」

    上地課長(43)「私が課長の上地です。よろしくお願いします。」

    新城係長(32)「係長の新城です。」

    鈴「ところで新城君、さっそくだが、国内線の到着ロビーに、お客様を歓迎するプレートを付けたいが、沖縄ではいらっしゃいませを何と言うんだい?」

    新「えっ!!いらっしゃいませ・・・ですか。『ハイサイ!』か?いや違う。ちょと待って下さいね。」

    鈴「なんだ新城君、そんなことも知らないのか?」

    上「本当に困ったもんで。おいっ新城、早く調べろ!!」

    新「(だったら自分で答えろよな。ったく。)部長!!ありました。『めんそーれ』です。沖縄なんでも辞典にそう書いてあるので、間違いありません。」

    鈴「『めんそーれ』か、いいねぇ。上地課長、それで間違いないね。」

    上「はい。まぁ。」

    鈴「よしっ!!新城君、早速バーンとやってくれ。」

    そして、那覇空港の到着ロビーに、めんそーれプレート紅型模様付きが設置されるはこびとなったのです。(本当か?!)


    「めんそーれ」は、御免候えと聞いた記憶がありますが、それではいらっしゃいませになりません。参る+召す+おわすが正解のようです。代表的大和古語ですね。いずれにせよ、直訳して「いらっしゃいませ」になっても、意味や用法が違うので、使われてないのだと思います。

    ウチナーグチに明るい方に聞いてみると、「よーんなー、めんそーれー」、「ゆくてぃ、めんそーれー」などと使うとのこと。

    素晴らしい!!

    優しくて、いい響きです。なんだか、スッと入ってきます。


    したがって、那覇空港ビルディング株式会社が「めんそーれ」をどうしても使うのなら、到着ロビーではなく、出発ロビーに「またん、めんそーれ」もしくは「またん、めんそーりよー」とするべきでした。



    よーんなー、めんそーれー
    (慌てずゆっくり来てくださいね。)

    ゆくてぃ、めんそーれー
    (休んでいってくださいね。)

    またん、めんそーれー
    (また来てくださいね。)

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