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沖縄のわらべ歌「赤田首里殿内」(1)

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    「赤田首里殿内(あかたすいどぅんち)」は首里に伝わるわらべ歌です。

    赤田首里殿内 黄金灯籠さぎて
    (あかたすいどぅんち くがにどぅるさぎてぃ)
    うりが明かがれば 弥勒う迎け
    (うりがあかがりば みるくうんけ)
    シーヤープー、シーヤープー
    ミーミンメー、ミーミンメー
    ヒージントゥー、ヒージントゥー
    イーユヌミー、イーユヌミー

    この歌は、琉球版「むすんでひらいて」。モノレール首里駅のホームで流れてる歌です。

    シーヤープー、シーヤープーで頬を膨らませて首を横に振り、
    ミーミンメー、ミーミンメーで両手で両耳を引っ張って左右に振り、
    ヒージントゥー、ヒージントゥーで肘を左右交互に手で叩き、
    イーユヌミー、イーユヌミーで指で手のひらを突きます。

    歌の前半の意味は、赤田首里殿内で黄金の灯籠提げて、これが明かるくなれば、弥勒(みろく)様をお迎えしよう。

    後半の意味はわかりません。イーユヌミーなんて、私の知識では魚の目ですからね。だけど、歌うと子供は上記の動作をします。


    首里城の東側に広がる首里三箇(さんか)の古い写真です。

    20111231180048_0.jpg

    首里三箇は琉球王朝時代の、独占的泡盛生産地区です。この写真は首里城から撮った写真のようですから、赤田集落が写っていることになります。現在の首里赤田町です。

    ドラマ「テンペスト」で、高岡早紀さん演じる聞得大君(きこえおおきみ)が注目を集めました。琉球王国のノロの頂点に君臨していましたね。その聞得大君の下に、上級ノロとして、首里、儀保、真壁と、三人の大阿母志良礼(おおあむしられ)が配置されていました。そのうちの一人、首里大阿母志良礼の屋敷が赤田にあり、それを赤田首里殿内と呼んだのです。


    首里城東側から崎山馬場跡を歩き、終点を左折すると、鳥堀交差点に繋がるスージに入ります。このスージを赤田首里殿内小路と呼びます。そのスージを歩くと、右手に赤田クラブの門柱があります。ここに赤田首里殿内がありました。赤田クラブは、赤田公民館のことです。

    20111231180818_0.jpg


    赤田クラブの入口に横断幕が見えます。赤田のみるくウンケーと書いてあります。みるくは弥勒。もちろん、弥勒菩薩の弥勒です。お盆に、弥勒が路次楽隊と共にここをスタートし、赤田集落を練り歩きます。今年のお盆、私は平敷屋エイサーに熱中しており、弥勒を見ていませんので、琉球新報の写真を載せますね。

    20111231201035_0.jpg

    弥勒さんは300年ほど前、中国からやってきました。そして、弥勒さんのお陰で、この辺りにまん延していた病が治まったのです。無病息災。大きなうちわで、厄を払っているのです。路次楽隊が演奏するのは、もちろん、弥勒を迎える歌「赤田首里殿内」。シーヤープー、シーヤープーです。(続きます)


    ひょっとすると、(2)は年を越すかもしれません。皆様、よいお年を。

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