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右か左か

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    沖縄の地元紙、琉球新報と沖縄タイムスは、かなり左寄りと言われています。確かにその通りですし、左過ぎると思う記事も時々あります。

    ウチナーンチュのほぼ全員が、どちらかを読んでいるので、長い間には沖縄が「極左の島」になってしまうのではないかと心配になります。

    ところが、ウチナーンチュは両紙を読む時に「この新聞はそもそも左に寄ってるのだ。」と、うまくバイアスをかけているので、世論が極端に左に寄ることにはならず、真ん中よりやや左くらいで落ち着くんですね。

    いいバランス感覚だと思います。

    左右の意見が明快に分かれるものの一つが、戦争に関する歴史認識でしょう。例えば、南京大虐殺、従軍慰安婦の強制連行、集団自決の軍命令などです。

    左の人達はいずれも事実だと主張しますし、右の人達は全部ウソだと言います。


    大江裁判は、大江健三郎氏の勝訴が確定しましたが、争われたのは、軍命令があったとする大江さんの著書が、座間味島の梅原大尉や、渡嘉敷島の赤松大尉の名誉を棄損するか否かでした。つまり、軍命令の有無が争点ではなかったのですね。


    座間味島と渡嘉敷島で約500人の住民が集団自決したことは、紛れもない事実です。

    その住民たちは、軍命令により自決したのか、自発的に自決したのか。

    仮に、住民が自発的に自決したのだとしても、それは、米軍の捕虜になることを戒めた、軍の教育によるものだったでしょう。軍命令が直接的か間接的かの違いはあれど、住民の集団自決に追い込んだ責任は軍にあると言わざるをえません。

    早々に投降していれば、命を失うことは無かったのですが、集団自決した住民に、その発想はありませんでした。

    一方、軍人はと言えば、梅澤大尉も赤松大尉も、米軍が上陸した後、あっさり投降しているんです。つまり、そうすれば命を落とさずに済むと知ってたのですね。それなら、住民が命を落としたのは何だったのか。そこが釈然としません。

    もちろん、お二人とも、本人のためにも家族のためにも、生き延びるべきでした。しかし、そうするのなら、住民の命を守る方法を考え、実行するべきだったでしょう。

    二人の大尉が、大江裁判で守ろうとした「名誉」にどんな意味があったのか。そこが理解できません。

    右の人達が背中を押したってことなのでしょうか。

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