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津波古さんと小波津さん

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    同僚のウチナーンチュK君は、やさしい性格の実にいい男です。
    ところが、ヤマトンチュが多数派の職場では、テーゲーな気質のせいで、上司に怒鳴りつけられることがしばしばです。

    営業を担当している割には、すぐに頭が真っ白になってしまい、取引先との電話ひとつでも、常に緊張しています。
    電話で伝言を受けた場合、会社名、名前、電話番号をメモするのが普通ですが、メモをとる習慣の無いK君は、へたをすると会社名を忘れたりします。

    先週も、大事な取引先の電話を受け、留守をしていた社長に、それを告げています。

    社長 「そうか。O社からの電話だな。名前は?」

    K君  「津波古さんです。」

    社長 「すぐに電話しよう。番号をよこせ。」

    K君  「あっ、すみません。聞いていません。」

    社長 「おい!、お前はいつもそうだ。いつになったら、ちゃんとできるんだ。」

    K君  「すっ、すみません。すぐに調べますので。」

    社長 「ちょっと待て。いいか、伝言を受けたらだな、まず・・・・」

    私   「社長。名前を覚えているだけ、K君としては上出来ですよ。それより、連絡ですよ。」

    社長 「うーん。それもそうだな。K!、早く番号を持って来い。」

    K君が電話番号を社長に伝え、社長はその番号に電話をかけています。
    K君は席に戻って、小さくため息をついています。「また、やってしまった」と。
    その直後です、社長室から、とんでもない声が聞こえてきます。

    社長 「えっ、なんですって。津波古さんは半年前に退職されている。いえ、そんなはずは・・・」

    K君の顔が曇ります。私のほうを向き、「どうしよう。」という顔です。
    社長の電話は続いています。
    K君、今度は天井を見上げた後、下を向いて小さくつぶやいています。

    「小波津さん・・・・。だったかな。」

    この続きは可哀想ですから省略します。


    K君は、このブログにも何度か登場しています。
    代表的な投稿としてはこちらです。皆さんも、K君を感じてください。

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