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今帰仁城主 攀安知(2)

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    千代金丸は、那覇市歴史博物館で保管されています。国宝です。最近になって、ある研究者がこの刀の形状、意匠、鍛治の手法などを徹底的に観察し、色々なことがわかってきました。

    例えば、刀身が71センチあるにもかかわらず、柄の部分が11センチしかありません。

    20120626051549_0.jpg

    これは片手で持つ、サーベルタイプの刀で、日本刀とはまったく異なるそうです。

    結論としては、モンゴル騎馬軍団の刀。つまり、チンギスハーンが馬に乗って振り回した、あの刀だということがわかりました。千人規模の騎馬団を率いる大将クラスが持つ刀だそうです。

    三山時代、三つの国はそれぞれ中国と交易がありましたから、そこで入手したのでしょう。

    古琉球の戦争で、騎馬戦があったのかどうかは知りませんが、この刀は、実戦用ではなく、宝物の一つとして入手したようです。ですから、北山と中山の戦闘で、攀安知が千代金丸を手にしていたかと言えば、それは疑わしいですね。


    尚家伝来の宝刀は三振りあり、千代金丸の他に、冶金丸(ちがねまる)、北谷菜切(ちゃたんなきり)。

    このうち、北谷菜切は刃長25センチで、包丁のような刀です。この刀を振ると、何でも真っ二つに切れたそうで、北谷村から今帰仁城に献上されました。岩でもスパッと二つに切れたので、城壁を築くのにたいへん役立ったとか。だから、今帰仁城の城壁は真っ平らで、どこにもノミの跡が無いそうです。(笑)


    ところで、攀安知が斬りつけた守護神の霊石ですが、今帰仁城内の御嶽にあるはずなのに今はありません。目撃者によると、近所のオジぃがどこかへ持ち逃げしたらしく、どうやらこれは本当の話みたいです。


    (終わり)


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