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豊見城城址の森はどうなる?

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    とよみ大橋の上から眺める、豊見城城址の森(旧城址公園)です。

    手前には、ラムサール条約に登録された漫湖の干潟が広がっています。

    20130310111537_0.jpg

    海も湖も埋め立てて、森を次々と切り開き、ツルツルピカピカの近代都市を目指している那覇市です。

    豊かな自然を眺めることができるのは、この場所と末吉の森くらいでしょう。


    ところが今、城址の東側で、新しい公営火葬場(南斎場)の建設が進められており、その事業の一貫として、城址を周回する道路の建設が予定されています。

    20130310111646_0.jpg


    城址の東側を流れる饒波川上流の石火矢橋(イシバーシ)まで行ってみました。つまり、南斎場建設予定地の南端です。

    20130310111600_0.jpg

    右手の細い道は、現在の民営火葬場へ続く道で、左手が建設中の南斎場です。

    次に、饒波川を、現在の火葬場付近まで下りました。

    20130310111621_0.jpg

    写真左手の白い建物が現在の火葬場。その奥で、城址の森を切り開いて、南斎場が建設されています。


    次々に疑問が生まれてきて、今、私の頭の周りは「?」マークで覆いつくされています。


    (疑問1)

    現在の火葬場の面積は1,000平方メートル。新設の南斎場は13,000平方メートル。

    13倍!!

    その広大な敷地に建設される火葬場の建屋は、饒波川対岸のイオンとサクモトを合わせた規模に匹敵するそうです。

    沖縄県民の寿命は短くなったようだが、そんなにバタバタと亡くなっているのか?


    (疑問2)

    城址の森を切り開いてしまったが、グスクを復興させるつもりは無いのか?

    豊見城の城主は南山王の汪応祖 (おうおうそ)。中山の首里城に対抗していた王であり、グスクです。

    20130310145554_0.jpg

    汪応祖は南山王として中国から冊封を受けており、初めてのハーリー(爬龍)を国場川で開催しました。

    そんな由緒あるグスクを何で復興しないのか、常々不満でしたが、まったくやる気無いのか?


    (疑問3)

    火葬場を建設するために、何で周回道路が必要なのか?

    石火矢橋から火葬場へ続く道があればそれで良いはず。上の地図の赤い市道と黄色い市道は何のために必要なんでしょ。

    火葬場の建設費用が26億円。道路の建設費用が32億円。「ついでに道路も造りました。」って額じゃありませんね。

    まさか、道路を造るついでに火葬場を造るんじゃないでしょうね?


    (疑問4)

    その周回道路は、城址の森と漫湖の干潟を分断することになるが、干潟への影響は無いのか?

    この干潟では、例えば、100種類を超える渡り鳥が観察されています。その干潟を保全するために、ラムサール条約に登録したんでしょ。

    そもそも、道路って、誰が通るための道路なの?


    ああもう、書ききれん!!

    つまり、漫湖最後の干潟は消滅し、城址の森の西半分は住宅地になるんじゃないかと。

    そんな将来しか思い付かない。

    と言いたい。


    コメント
    自分も豊見城城跡を復活させないのはあまりにもったいないと思っています。
     もしこの敷地が那覇市ならきっと復元か整備をされたと思うのですが、残念ながら豊見城市なんですよね。
     豊見城市は、城址公園所有者から売却の話があったのを拒否したそうです。豊見城市にとって豊見城城跡よりも豊崎地区の方が重要なんだと思います。残念なことです。
    • ahaha
    • 2013/03/10 4:52 PM
    本当に惜しい話ですよね。

    いただいたコメントの「那覇市なら・・」の箇所はどうなんでしょうね。

    南斎場は、豊見城、糸満、南城、南風原、八重瀬、与那原の6市町の火葬需要に対応する施設ですが、事業主体である、南部広域市町村圏事務組合の理事長は翁長那覇市長、理事が宜保豊見城市長となっています。

    つまり、那覇市長は推進派のリーダーです。
    • coralway
    • 2013/03/10 5:06 PM
    推測しかできないのですが、那覇市は首里城を抱えて成功させていますので、観光資源の活用は積極的だと思います。自然保護には消極的ですが。
     那覇市にとって道路ができて湖がどうなるかは興味ないと思います。しかし、豊見城城跡の現状は憂いていると思いますよ。上手くいけば金になるわけですし。
     豊見城市は空手会館?とかにしてしまいたいようですが。
    • ahaha
    • 2013/03/10 6:35 PM
    前のコメントにあった「豊見城市は、城址公園所有者から売却の話があったのを拒否した」ことは知りませんでした。

    今回は、土地の所有者が、市道を通すことを火葬場の用地提供の条件にし、上記の事務組合がそれを了解したようです。

    市道の開通で城址公園跡地の資産価値が上がるってことだと思います。
    • coralway
    • 2013/03/10 6:55 PM
    豊見城城跡を上手く活用できれば、他の都市との大きな差別化ができると思うんですけどね。
     「道路の整った住宅街」より大きな効果を生みそうですけどねぇ。豊見城市にとっても。
    • ahaha
    • 2013/03/10 7:10 PM
    まったくその通りです。

    グスクを復興させる気があるのなら、大きな火葬場や周回道路を造らせないでしょうからね。

    本島南部には空いた土地がいくらでもあるはずなのに、何でわざわざ豊見城の城址に火葬場を造るのか。

    6市町から見れば、北のはずれなんですけどね。

    行政が「おかしなことをするなぁ」って時は、何か歪な力が作用してるってことだろうと思います。
    • coralway
    • 2013/03/10 7:28 PM
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