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牧志の散歩(4) 牧志朝忠(上)

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    牧志朝忠(まきしちょうちゅう:1818-1862)は、琉球王朝末期の牧志の地頭です。

    20130501163000_0.jpg

    地頭は琉球王府から与えられた領地を管理し、徴税した物品などを王府に納める役割を担っていました。そして、定められた納税義務を果たしておけば、その集落の領主としての権限を与えられていたのですね。


    朝忠は下級士族の生まれでしたが、その能力を認められ、1838年、二十歳の時に冊封謝恩使に随行し、北京留学を果たしました。

    帰国後は、米国人宣教師のベッテルハイムや、仏人宣教師などから英語や仏語を学びました。そして、琉球へ来航した西洋船との交渉に対応するなど、琉球王府の外交官として、その地位を確立したのです。

    更に、1851年。帰国途上で琉球に寄港したジョン万次郎の取調べを担当し、万次郎から米国の政治状況などを詳細に学びました。


    1853年から1855年にかけて、琉球に来航したペリーとその一行は、英語を話すばかりか、米国に関する豊富な知識を持つ朝忠の存在に驚いたようです。小さな島国だからと言って、ウチナーンチュをナメてはいけません。

    冒頭の肖像画は、ペリーに随行した絵画師が描いたものです。このことからも、朝忠がペリーらに与えたインパクトの強さがうかがえますね。

    ペリーの滞在中に、琉球と米国は琉米修好条約を締結しましたが、朝忠の果たした役割は大きく、益々、その評価は高まったのでした。


    (続く)


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