JUGEMテーマ:地域/ローカル
沖縄本とは、沖縄在住の、あるいは沖縄を旅したライターが、沖縄での出来事などを多少のデフォルメを加えて書いたもので、内地在住の沖縄病患者などに人気です。
私も、かつては読み漁っていたクチですが、沖縄に来てから、まったく読まなくなりました。
当然ですよね。沖縄にいるんですから。
さて、那覇に沖縄本のライターがいまして、彼の書いた本は安定して売れています。沖縄ファンなら、名前を知ってる人も多いはず。私も初期の作品を何冊か読みました。
(以降の話を、万一、悪口と思われては困るので、名前は伏せます。)
そのライターのブログに、農連市場の記事があり、食堂「メモリー」の黄色いカレーが紹介されていました。
カレーのルーを使わず、カレー粉と小麦粉を炒めて作った、懐かしい味のカレーです。
で、メモリーのお姉さんに、ライターの名前を告げると、知らない。次にお兄さんに、ネットで拾ったライターの写真を見せると、見てない。
ありゃ、いつも食べてるように、ブログには書いてあったのに。
黄色いカレーの歴史、お店のコダワリみたいなことを取材しないのかな。
シャイなのか?
ライターがシャイでは困るけど、ノンフィクションライターじゃないから、いいのか?
考えてみると、ウチナーンチュに沖縄本を説明することは難しいかもしれません。このライターがメモリーのお姉さんやお兄さんに名乗っても、まず、「沖縄本って何?」ってところから説明が必要になりそうです。
で、その説明を二人が理解したとしても、「そんな本の何が面白いのか?」って聞かれそうです。
じゃあ、名乗らんか(^-^)/
ところで、実は、食堂メモリーの黄色いカレーの売れ行きは、イマイチです。普通のカレーがメニューにあれば、そちらが売れると思います。
今は、たまに、まれに、カレーの注文が入りますが、月に一回、あるかどうか。つまり、皆が黄色いカレーを好きって訳ではないのです。
沖縄本に、黄色いカレーが好きなウチナーンチュが、多数派であるかのように書いてあったとすれば、それは嘘とは言いませんが、誇張が過ぎるように思います。