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大城賢勇の墓(2)

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    越来間切の按司となり、踏揚を妻に迎えた賢勇は、越来グスクに居を移しました。


    それにしても、それまでの踏揚の人生は過酷なものでした。

    P4s.jpg

    政策結婚により勝連に嫁ぎますが、その夫(阿麻和利)が祖父(護佐丸)を討つことになります。

    さらに、父(泰久王)を討とうとする夫の計画が発覚し、従者(賢勇)とともに首里へ戻ります。

    そして、賢勇が首里王府軍の大将として夫を討ち、今はその賢勇の妻です。


    首里王府と地方按司との闘争に巻き込まれ、翻弄されてしまった踏揚。彼女はどんな心境だったのか。

    そこで、大きなファクターとなるのは、踏揚が阿麻和利を愛していたのかということ。

    琉球国王の娘として、政略結婚を自らの定めと割り切っていた。つまり、阿麻和利を愛していなかったのなら救われます。

    祖父を討ち、父をも討とうとした阿麻和利を、賢勇が討ち、その妻となったのですから、踏揚としてはハッピーエンドと言えるでしょう。


    一方、踏揚が阿麻和利を愛していたとすれば、一連の出来事をどのように折り合いをつけようとしたのか。その苦しい心中は察するにあまりあります。

    現代版組踊「肝高の阿麻和利」では、阿麻和利と踏揚は愛し合う設定になっています。

    そのため、阿麻和利の死は、護佐丸の子による仇討によるものとなっており、死の直前の阿麻和利に「賢勇!!踏揚を頼んだぞっ!!」と言わせています。


    越来グスクは、泰久王が国王になる前に住んでいたグスクです。踏揚はここで生まれ、幼少期を過ごしましたから、言わば実家に帰って来たようなもの。賢勇の妻となり、踏揚はやっと落ち着いた日々を迎えることができた、かに見えました。

    (続く)


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