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沖縄本島の南部に、与座岳という山(て言うか丘)があります。
沖縄戦末期。首里を放棄した日本軍が、与座岳と八重瀬岳を結ぶ防御ラインを設定したため、与座岳麓の集落(現在の糸満市与座)は激戦区となり、壊滅的な被害を被ることになりました。
現在の与座岳山頂には、航空自衛隊の基地があり、一昨年、このようなレーダーが設置されました。
円形のレーダー部分が亀の甲に似ていることから「ガメラレーダー」と呼ばれています。ミサイルや航空機を監視するための高性能レーダーで、日本全国に4基が設置されています。
去年、与座の「与座ガー」を訪ねましたが、その水量には驚きました。
すぐ近くの大里集落にある「嘉手志川」と共に、本島屈指の湧き水と言えるでしょう。
いずれの湧き水も、その水源は与座岳にあります。自衛隊基地には賛否がありそうですが、宅地開発などを防ぐ意味では効果絶大です。今後もこの一帯の湧き水が枯れることはないでしょう。
(続く)