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ウルトラマンの生家

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル


    南風原町津嘉山にある料亭「松風苑」。



    ウルトラマンを生んだ金城哲夫さんの生家です。

    中学卒業後、東京の高校に進学した金城さん。25歳の時、円谷プロダクションに入社し、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」などの企画・脚本を担当しました。



    復帰前の時代。金城さんの意識には、他国に統治された故郷沖縄が常にあり、ウルトラマンの脚本には、沖縄の立場を反映したかのような箇所が、何ヶ所もあるそうです。

    小学生の私がそんなことに気付く訳は無く、毎回点滅するカラータイマーに、ハラハラドキドキするばかりでした。


    ところで、今になってわかりましたが、チブル星人の「チブル」ってウチナーグチじゃないですか。



    そして、ウルトラマンの顔の原型は、サキシマスオウノキの種ではないかという噂もあります(笑)。




    ウルトラマンの大ヒットで、金城さんは一流脚本家の地位を獲得しました。しかし、その後は、いくら良い作品を作っても、常にウルトラマンを超えることを求められることになります。やがて金城さんは円谷プロダクションを退職し、失意のまま沖縄に帰ってきました。

    その頃の沖縄と言えば、本土復帰と海洋博。思えば、巨額の振興予算が沖縄に注ぎ込まれたのはこの時期からでした。特に海洋博の利権は沖縄を狂乱状態にしました。

    その海洋博のプロデューサーに就任した金城さんは、沖縄の復興を実現したい気持ちで仕事に取り組んだはずでした。ところが、その気持ちとは裏腹に、満足のいく仕事はできませんでした。特に、ウチナーンチュから、本土側の人間とみなされたのは辛かったようです。


    松風苑の敷地内、離れの2階には、金城さんの仕事部屋が残っています。ゆかりの品が展示されていて、希望すれば入れてもらえるとのこと。

    ある日、金城さんは仕事部屋に続く外階段を上り、部屋に入ろうとして、鍵が無いことに気づきます。そして、窓から部屋に入ろうとして転落してしまいました。彼は泥酔状態だったそうです。


    本土での成功と挫折。そして、海洋博の狂乱に巻き込まれ、その後の転落死。金城さんは、沖縄への想いを果たせないまま逝ってしまいました。享年37歳。

    仕事部屋を見せていただくのは気が進みません。彼の心情を察すれば、ちょっと辛いものがありますからね。

    彼の半生を描いた書籍を見つけたので、まず、それを読んでみようと思います。

     

     

     

     

    シュワッ!!


    コメント
    以前、桜坂劇場のお店で金城さんのDVDを買ったんです。
    内容はおっしゃってる事と同じですが、沖縄に戻ってきてラジオやテレビで活躍されていた姿もありました。
    成功した者に対する妬みや批判や差別は、いつの世もあるかとは思いますが、それらに屈せず自分の使命を追いかけていたように思います。

    • しもちゃん
    • 2015/02/06 12:48 PM
    そう言えば、映画「吉屋チルー物語」の脚本は金城さんでしたね。

    今年は、生誕75周年になるそうで、記念事業として、南風原でウルトラマンのステージがあるようです。

    後で、そのポスターをTwitterにアップしておきます。
    • coralway
    • 2015/02/06 1:10 PM
    ウルトラQはおもしろかった!
    ウルトラマンにもあるけど、地球が攻撃されて
    戦うんだけど、ほんとにそうなのか、友好的な
    手段はないのか、というテーマが子供心に
    響いたなあ。
    • ikoka
    • 2015/02/06 8:03 PM
    え〜〜〜!!

    そんなこと考えてたの。

    口を開けてポカーンと見てたガキとはエライ違いや(笑)。
    • coralway
    • 2015/02/07 5:07 AM
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