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てだこ生誕の地「伊祖グスク」

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    尚巴志が琉球を統一したのは1406年のこと。それ以前は古琉球の時代です。

    アマミキヨが創造した琉球の島々。神が降臨させた男女が三男二女を産み、ウチナーンチュの始祖となりました。

    その子孫から琉球王が生まれ、その王統を天孫氏(てんそんし)と呼びます。1万7802年もの間、琉球を統治しました。

    つまり、神話の世界です。


    天孫氏王統は、家臣の利勇に滅ぼされ、その利勇を討ったのが舜天(しゅんてん)です。

    以降、舜天王統(1187-1259)が始まり、三代目の王義本が英祖に王位を譲るまで続きます。

    このあたりが、神話と歴史の境界。


    英祖を始祖とする英祖王統(1259-1349)の居城は浦添グスク。琉球の首都が首里となる前の時代です。

    英祖は太陽の子(てだこ)と呼ばれ、今も浦添のヒーローです。浦添市民会館はてだこホール。お祭りはてだこ祭り。

    英祖生誕の地は、浦添グスク近くの伊祖グスクです。そして、長い前置きの末、私はその伊祖グスクにいます。




    伊祖グスクの入口です。



    石積みが劣化しているのは、グスクが古いということと、このグスク一帯が沖縄戦の最激戦区だったことによります。


    一の曲輪に向かう石畳道には鳥居がありました。



    戦前の国家神道の影響で、沖縄の御嶽は神社とみなされたのですね。

    鳥居を建てるように命じたほうもどうかしてますが、それをいまだに許しているウチナーンチュもどうかしています。

    ウチナーンチュにとって、御嶽は心のよりどころのはず。そこにこんなものを建てられて、何で平気なのか。

    まあ、私は怒る立場ではないので、このくらいにしておきますが、私が歩いている石畳道は「伊祖神社の参道」ってことになります。

    参道の奥には神社があり、「英祖の宮」と記されていました。本来その場所は御嶽の拝所のはず。全く釈然としません。


    神社の裏手に高い石積みがあり、物見台がありました。



    そこからの眺めです。



    左端の高い煙突が牧港。そこから、宜野湾、北谷、読谷、残波岬まで一望できます。

    読谷から南下してくる米軍を迎え撃つには絶好の位置ですね。伊祖グスクは鳥居を建てられたり、砲弾を雨あられと撃ち込まれたり、本当に災難です。


    鳥居と沖縄戦の意識を横に置けば、伊祖グスクは古琉球を感じられる場所でした。



    手の加えられていないグスクですが、それはそれで味わい深いものがあり、いい雰囲気です。




    それにしてもなぁ。(まだ言うてますが)


    コメント
    中国のことを「唐」と呼んでいたり、沖縄の歴史の謎は深いですよねー。
     「天孫氏二十五世」を、「久米三十六姓」と同じように実は世帯を示した言葉ではないかとする人もいるようですが、このように様々な想像が膨らむのも沖縄の歴史の楽しいところですね。
    • ahaha
    • 2015/03/14 11:09 AM
    ああ、なるほど。

    天孫氏の話、それならツジツマが合いますね。王が25人とすれば、平均700歳になりますからね。

    • coralway
    • 2015/03/14 12:05 PM
    お願いがあります。
    >そこから、宜野湾、北谷、読売、残波岬まで一望できます。

    「読売」は「読谷」にしといてくれませんか。
    「読売」は、でーっきれー。
    • nobu
    • 2016/05/05 10:45 AM
    ありゃあ、間違いを見つけていただいて、ありがとうございます。

    私も読売はでーっきれーです。

    • coralway
    • 2016/05/05 11:05 AM
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