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劇団伊良波 母の日公演(2015)

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    日曜日に、伊良波冴子劇団母の日公演を観ました。



    昼の部は3時から。立ち見は勘弁と思った私は1時半に那覇市民会館に到着しました。ところが、すでにこの通り。



    2時に中に入れてもらって、こんな感じ。



    9割がオバぁです(笑)。

    親子連れは少なく、オバぁ同士が誘い合って来てるようです。やはり若い人(中年も)は芝居に来ませんね。


    佐辺良和さんと小嶺和佳子さんによる「加那ヨー天川」で、舞台が始まりました。



    水辺でイチャつく若い二人って設定の踊りです。

    舞台セットは無いのに、花染手巾(ハナズミティサジ)を上手く使って、水辺の雰囲気を創ります。そして、「加那ヨー節」と「天川節」の軽快なリズムが、オバぁ達をワクワクさせます。

    演者が変わり鳩間節、続いて南洋浜千鳥。そうして、オバぁ達がジワーッと暖まったところで、芝居が始まるのです。


    一本目は「情無情」。

    沖縄に住む正夫は、妻と二人の幼い子供、母親の五人家族です。

    正夫は尾類のチル小といい仲で、それに腹を立てた妻は、家を出てしまいます。そして、貧乏な暮らしに嫌気がさした正夫はナイチに出稼ぎに行き、音信不通となりました。

    残された母親と子供達は、たちまち生活に行き詰まってしまいます。

    数年後、ナイチで成功した正夫が沖縄へ帰ってきました。母親と子供達がなんとか暮らしていたことがわかり、ホッとする正夫。

    母親と子供達の生活を支え、帰って来る保証の無い正夫を待ち続けたのは、心優しいチル小でした。

    そのことを知り、ジーンとくる正夫。それを見てジーンとくる客席のオバぁ達。


    二本目の芝居は「音楽家の恋」。

    琉球舞踊界を牽引する若手。佐辺良和、金城真次、嘉数道彦が出演しました。良和さんが主役の三線奏者で、残る二人は下男、下女役。

    あらまあ、随分なキャスティングだなと思ったら、下男、下女の二人が笑わすこと。芝居のストーリーは人情話なのですが、すっかり喜劇です。

    絶妙のウチナーグチフィーリングと動作。お二人がこれほど面白い人達だとは知りませんでした。

    佐辺のお母さんによれば、

    「良和はできないけど、真次君達はウチナーグチができるからね。普段からあんな感じなのよ。良和はとてもついていけないわ。」

    だそうです。

    つまり、地でやってると(笑)。

    私が知ってるお二人は、組踊の立方。厳かに舞う姿が思い浮かびますが、そのギャップが痛快でした。

    さて、佐辺のお母さんが「どうしよう、どうしよう。」と心配していた、良和さんの演奏シーンです。



    三線のプロと比較はできませんが、無難で違和感の無い演奏でした。これでお母さんも一安心です。


    昨日、市場で聞いた話ですが、

    「日曜日の午後、オバぁの集団が仏壇通りを歩いてたが、あれは何だったのか?。」

    ですって(笑)。

    その集団は、市民会館でワクワクして、ジワーッと暖められて、ジーンときて、ゲラゲラ笑って、い〜い気分になったオバぁ達でしょう。

    公演の後、開南へ遊びに行ったんでしょう。

    楽しい母の日になって、なによりでしたねぇ。
     


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