JUGEMテーマ:地域/ローカル
1972年5月15日に沖縄が日本に復帰して、今日で43年が経ちました。
沖縄県内の高校生を対象にした調査によると、復帰の日(年月日)を正しく回答できた比率は12.4%だったようです。
誤答が27.8%で、わからないが59.7%。
「高校教員は何をやっとるんだ」と言いたいし、「親は何をやっとるんだ」とも言いたい。
もちろん、日付けを暗記しろと言ってるわけではなく、学校で家庭で、この日について語られる機会が無いのだろうなと、容易に想像できる数字だということ。
復帰の年に生まれた人は今、43歳。丁度、高校生の親にあたる世代です。
復帰後の43年を生きてきて、何も感じないのか。感じるのならば、子供に伝えておくべきことは無いのか。とても不思議です。
米国統治下にあった沖縄が日本に復帰したことは、もちろん嬉しいニュースでした。
しかし、「ああ良かったね」で、話は終わらないはず。
復帰前に思い描いた沖縄の将来と現状とは何が違っているのか。
10兆円を超える沖縄振興費が投下されて、沖縄の何がどう変わったのか。
保守だ革新だ、オール沖縄だみたいな話の前に、復帰後43年の歴史(事実)を学ぶことが、とても大切だと思います。
今回調査対象となった高校生は、やがて選挙権を得ます。初めての投票日。どんな動機で投票したのか、一人一人に尋ねてみたいものです。
決めつけて申し訳ないが、復帰の日がいつかも知らないような成人が、まともなことが言えるとは、とうてい思えませんね。