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白梅の井泉

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    昨日までの4日間、白梅学徒隊の投稿を続けました。つまり私は、松山、国場、東風平、八重瀬岳、国吉と、女子学生のストーカーをやってたことになります。

    資料を読んだりして、色々なことがわかってくると、やはり「その場」に立ちたくなります。

    そして、八重瀬岳病院壕や、白梅の塔などの目的地へは、なるべく、学徒隊が歩いた道を歩きたい。

    何しろストーカーですから(笑)。


    ところが、白梅学徒隊が何処を歩いたかなんて、誰も教えてくれません。そこで役に立つのが、スマホのナビゲーションシステムです。

    東風平国民学校跡(緑のピン)から、八重瀬岳病院壕(赤のピン)に向かうルートを検索してみましょう。



    2.9キロの距離を徒歩で38分(青色のルート)、車で9分(水色のルート)です。当然、徒歩ルートが最短距離になり、古くからの道が多いのです。

    学徒隊はこれを歩いたと思うんですよね。もちろん、ピッタリではないでしょうが、当たらずとも遠からず。


    さて、八重瀬岳が見えてきました。



    学徒達が、

    「あっ!!、八重瀬岳が見えた!!」とか、

    「あ〜、やっと着いた〜」とか、

    「病院壕が見える?」とか、

    口に出したと思うんですよ。私が立ってるこの場所で。

    そう思うと嬉しい(笑)。

    なんて安上がりな趣味なんでしょう。


    例えば、この場所。



    次の写真の場所かもしれません。歩いているのは米兵です。




    ここは八重瀬町富盛。

    そう言えば、富盛の村獅子を訪ねたのは、米兵の写真がきっかけでした。




    病院壕に近づいてきたので、私は井戸を探しました。学徒達が毎日何度も水を運んだ井戸です。

    道端に井戸を見つけて「あぁ、きっとこの井戸だ」ってなれば最高ですが、そうはうまくいきません。


    そんな時、頼りになるのが公民館です。集落のことなら、何でもわかります。




    C「ちわ〜っす。」

    公「いらっしゃいませ。どうしました?」

    C「富盛の史跡マップはありませんか?」

    公「あらぁ、無いんですよ。時々聞かれるので、作ろうとは思ってるんですけど。」

    C「そうですか。早く作って下さいよ。」

    公「どこか、目当ての場所があるんですか?」

    C「いやぁ、マップがあれば全部行きたいけど、一番知りたいのは白梅学徒隊の井戸の場所。」

    公「それなら、地図で探せます。あっ、区長さんだ、丁度良かった。」

    C「区長さんですか、こんにちは。白梅学徒隊の井戸の場所を知りたいんです。」

    区「あぁ、山井泉ね。それで、わざわざ?」

    C「ええ。」

    区「すぐ近くですよ。地図ではここ。」



    C「あぁ、やっぱり。その辺りかと、目をつけてたんですけど、見つかりませんでした。」

    区「草が多いからね。今週、町役場に井戸の整備費用を申請するんですよ。」

    C「それはいいですね。頑張って予算を取って下さい。」

    区「あはは。どうなるかね。」

    C「じゃあ、さっそく行ってきます。」

    区「整備が済んだら、また来て下さい。」


    地図のおかげで、井戸はすぐに見つかりました。



    確かに、草に埋れてえらいことになってます。



    わかりますか?

    奥に井戸。左右に石組み。中央の平らなスペースは井戸の床です。


    ここから病院壕まで2、3百メートルはあるでしょう。

    500床の総合病院をイメージして下さい。その病院には水道が無く、食事や治療に必要な水は、すべて、離れた井戸から運ぶんです。

    いったい何往復したんでしょう。


    本当は、女子学生が洗濯をしながら、キャッキャと笑って、井戸端会議をしている様子を思い浮かべたい。

    ところが、そうはならんわね。

    真っ黒い顔の女の子が、ボロボロの汚れた服を着て、歯を食いしばりながら、一斗缶を運んでましたわ。

    お盆やし。


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