<< 西原町幸地の刻時森(1) 首里城漏刻門 | main | 西原町幸地の刻時森(3) 首里城日影台 >>

西原町幸地の刻時森(2) 刻時森

0
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    さて、この小さな山が刻時森(ククジムイ)です。アドベンチストメディカルセンターの駐車場から撮りました。



    漏刻(水時計)の誤差を補正するために、琉球王府は日時計の開発に着手しました。国王は第13代尚敬(1700-1751)、三司官は蔡温(1682-1762)の時代です。

    それを任されたのは、数学者の古波津里恒(こはつ りこう:1663-1753)でした。


    太陽の南中時刻は日によって異なります。日時計が正午を示していても、実際の時刻は、例えば11月3日なら16分30秒進んでいて、2月13日なら14分30秒遅れているそうです。里恒が知りたかった数学です。

    これは、地球が太陽を周回する軌道が楕円であることと、周回速度が変化することによります。

    そのため、少なくとも一年間は継続して、太陽の南中時刻を測定する必要がありました。幸地の丘陵地の上にポコッと突き出た刻時森は、周囲に障害物が無く、たいへん都合が良かったのです。


    刻時森に登るには、しま模様のタンクを目指します。



    長い階段の先がフェンスで遮られているかのように見えますが、大丈夫。

    階段を登りきった後、フェンスに沿って歩きます。



    この時点でこの眺望。北谷の海や読谷が見えます。



    フェンス沿いに歩き終わると、刻時森の入口があります。



    登ります。



    登ります。




    おお、頂上が見えてきました。



    頂上には3m四方の平地があると聞いていましたが、

    ありました。




    この場所で、古波津里恒が太陽の南中時刻の測定を続けたのは1740年のことでした。

    抜群の能力の持ち主だったようですが、それにしても苦労の連続だったと思います。また、日照時間が短い沖縄で、肝心な時に太陽が出ないってこともあったでしょう。


    刻時森の頂上まで、病院駐車場から10分もかかりません。樹木が邪魔をして眺望は今ひとつですが、正面に首里城が見えます。



    (続く)


    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    calendar
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << September 2018 >>
    プロフィール
    profilephoto


    念願の沖縄生活を始めて8年になりました。
    沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。
    Twitter
    お勧めの本と映画
    selected entries
    categories
    archives
    recent comment
    recent trackback
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM