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クワディーサーの木陰

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    中城村泊集落の大クワディーサーです。



    こちらが夏バージョン。



    200年ほど前、琉球王府の役人が番所での任期を終え、村を離れる時に植えたと伝えられています。

    クワディーサーは沖縄の代表的な緑陰樹で、涼しい木陰を作ります。役人は良くしてくれた村人達へこの樹をプレゼントしたのです。

    私の自宅近くの上間集落では、崖に面した広場をクワディーサーバンタと呼び、湧き水のそばにも大きなクワディーサーがあります。クワディーサーが作る快適な空間に人々が集まります。


    ところが、詩人の山之口貘さんはクワディーサーのことを「沖縄には、人間の悲しみや泣き声を聞いて育つ木があるという」などと言うています。

    「お〜い、それはちゃうやろ」と言いたい。

    確かに、お墓のそばでもよく見かけますから、貘さんには「墓」=「クワディーサー」の意識があったのかもしれません。

    ナイチの感覚ではそうかもしれませんが、沖縄のお墓は、ご先祖様と共にご馳走を食べ、楽しむ場所です。お墓のクワディーサーの役割は、広場や湧き水のクワディーサーと同じです。

    貘さんはナイチの生活が長かったから、ナイチのメンタリティーになっていたのかもしれません。


    ところが、その影響なのか、ウチナーンチュでありながら「クワディーサーは人の涙で育つ」などと言う人がいるんですよ。

    じゃああれか?

    泊の役人は、人の涙で育つような樹を、村人達にプレゼントしたってこと?

    上間集落の人達は、それをわざわざ広場や湧き水に植えたって言うの?

    て言うか。クワディーサーの木陰に入っていい気分にならないの?


    有名な人からグッとくるような話を聞くと、すぐ信用するんやから。


    コメント
    まあまあ。(笑)有名な人に感化されるのは、よくある話かと。(^_^;
    山之口貘といえば「生活の柄」。
    私が好きな中山うりが歌っていて、高田渡が山之口貘の詞を元に作った歌のカバーだったとは、ずっと後に知ったのでした。

    さらには大工哲弘がカバーしたり、生活の柄というお店があったり、そういうのを調べまくった私がいたりするのも、全ては山之口貘に感化されたおかげなんですよ。

    理由になってないですか?(笑)
    • しもちゃん
    • 2016/03/28 5:41 PM
    う〜ん。

    なってない(笑)
    • coralway
    • 2016/03/28 6:43 PM
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