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浦添市牧港「立津ガー」

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    浦添市牧港の「立津(タチチ)ガー」を訪ねました。



    伊祖グスクの丘を水源とする井戸です。



    古くからの湧き水ですが、石組みは最近改修されたものだそうです。



    農業用水として利用されている現役の井戸ですが、10年ほど前に、近くを通る県道地下のパイプから重油が漏れて流入したそうで、それ以来、飲用不適です。


    透明な水の中をグッピーが沢山泳いでまして、水草の中にはエビやカニもいそうです。



    枯れた井戸が多い中、水が湧き出る様子が見える井戸は、本当に嬉しいものです。


    多くの沖縄の井戸と同様、この井戸でも、先週投稿した沖映通りのティーラガーでも、羽衣(天女)伝説が語られています。

    冒頭の写真の木の枝に羽衣がかけられていて、井戸では美しい女性が水浴中。それを見た近くの男性が羽衣を隠したため、女性は天に帰れなくなりました。女性はその男性と結婚し子供を産みましたが、ある日、羽衣を見つけ出し、天に帰って行くと。

    沖縄には、天女が現れた井戸は無数にあります。以前に同じような投稿をしたと思いますが、昔の沖縄で、お母さんが姿を消すことが多かったってことなんでしょう。

    まず病気。それから、首里とか中国とかの権力者による拉致などですね。


    お母さんが姿を消した後、お父さんが子供を納得させる話として、羽衣伝説は実によくできています。

    「空に舞い上がったお母さんは名残惜しそうに、何度も空を旋回し、とうとう意を決して、天に昇った」

    と話せば、子供の中にはこんなお母さん像が出来上がります(彼女は南風原の天女です)。



    そして、子供だけではなく、お父さんもそんな風に考えて、事実を受け入れようとした。

    これは、羽衣伝説の数だけ、悲しい事実があったと考えて良さそうです。


    浮気をしてナイチに行った、みたいなお母さんは天女にはしてもらえませんので、悪しからず。


    コメント
    士族など権力者は、たとえ夫と子供がいようが気に入った女性は強制的に連れて行ったみたいですね。
    そのせいで自殺した女性は「石になった」と伝えられたり。
    どうせなら天女にしてあげたいです。
    • jaha
    • 2016/04/01 12:29 PM
    野底のマーペーなど、石になる話は各地にあるようですね。

    これ以上は無い極限の悲しみ、ですねぇ。


    • coralway
    • 2016/04/01 1:27 PM
    組踊の「銘苅子」も、そういう悲しい物語から生まれたのですね・・・。
    • やまねこ
    • 2016/04/01 3:31 PM
    銘苅のシグルクガーですね。

    http://coralway.jugem.jp/?eid=2643
    • coralway
    • 2016/04/01 3:43 PM
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