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浜比嘉島の散歩(2) アマミチューの墓

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    浜比嘉島の比嘉集落には、2つの重要な聖地があります。

    アマミチューの墓とシルミチュー。

    アマミチューは琉球の創造神で、アマミク、アマミキヨとも呼びます。漢字をあてると阿摩美久。阿摩美久はテンペストで、聞得大君の辞世の句に使われてました。

    阿摩美久の根国ふさよわる真石懐に詰めて風になゆん
    (祖神アマミクが創造したこの国、祝福されたこの大地、その全てを包んで今、私は風になる)


    久高島に降臨したアマミチューは夫のシルミチューと共に浜比嘉島に住んだと、浜比嘉島では伝えられています。


    この小島に、アマミチューの墓があります。



    コンクリート製の道を渡ると、右手に船着場のような入江があります。



    そして、お墓のある左手には、この道を進みます。



    岩がせり出していてご窮屈様ですが、以前は干潮時に海を歩いたそうですから、濡れるよりはマシと思って下さい。


    お墓に着きました。





    琉球特有の風葬墓です。

    琉球王朝の時代、墓を持てたのは王族や士族に限られていたため、庶民は洞窟などに遺体を安置しました。死者の魂は海の彼方のニライカナイに還ると考えられていたので、小島の断崖にある洞窟は良い場所と言えます。


    ところで、お墓に賽銭箱がありますね。

    ナイチャーの私にとって、賽銭箱は神社やお寺にあるのが常識で、賽銭は祈願成就のお礼(あるいはその前払い?)です。お墓に賽銭箱なんて初めてです。

    一方、ウチナーンチュにとって神とは先祖神。御嶽で拝みをするのは、先祖に語りかけているのであり、それはお墓まいりでも同じです。ですから、御嶽やお墓に賽銭箱があっても、理屈は通るのかもしれません。

    浜比嘉島は、島をスピリチュアルな場所としてPRしていますから、アマミチューの墓には多くの観光客が訪れます。ですから、主として観光客が入れた賽銭を、墓周辺の整備などに使うのかなとも思います。


    ところで、お墓の真ん前にあるこのノッチ。



    あと数十年もすれば、倒れてしまうような気もしますが、かつては大きな岩で、アマミチューが葬られるのを見てたんでしょうかね。

    (続く)


    コメント
    Cさんの好奇心をくすぐりそうな展示会が、
    15日までの予定で、南風原文化センターで開催されています。
     琉球・うちなーだった頃の南風原の風が吹いていました。
    ご参考まで。


    • へそまがり
    • 2016/05/02 4:54 PM
    おおっ!!

    くすぐられますねぇ(笑)

    さっそく行ってみます(^o^)/
    • coralway
    • 2016/05/02 5:22 PM
    風葬墓とは思っていませんでしたね。
    確か近くの碑にいろいろ書いてあったような。(^◇^;)
    お墓自体は作り直されたものだはずだから、昔は岩だけだったんでしょうね。
    • しもちゃん
    • 2016/05/06 1:12 PM
    そういうことでしょうね。

    第一尚氏の頃までは王族の墓もこんな感じですよね。

    • coralway
    • 2016/05/06 1:26 PM
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