JUGEMテーマ:地域/ローカル
4、5年前に「ウチナーンチュは何処から来たのか」をテーマに投稿したことがありました。
2011.12.14 山下町第一洞穴遺跡
2011.12.15 山下洞人のその後
2011.12.16 何故、ウチナーグチは古い日本語みたいなのか?
弥生時代から大和王朝時代にかけて、大和のある一団が琉球に来て稲作を始め、定住しましたが、この一団が、現在のウチナーンチュのルーツと考えられています。そして、それが事実なら、大和民族と琉球民族には同じ血が流れていることになります。
その後、琉球民族は国を造り、長きに渡り独自の文化を醸成してきました。
そして、島津藩による琉球侵攻と明治政府による琉球処分により、琉球は大和に組み込まれてしまいます。
国連の人種差別撤廃委員会が日本政府に対して、琉球民族を先住民族として認めるように勧告を続けています。
その勧告に対する衆議院議員宮崎政久の主張を聞きましたが、その内容のなんとも稚拙なこと。
彼の理屈は「多くの日本人も沖縄県民も、琉球民族を先住民族とは思っていない(だから先住民族ではない)」というもの。
これじゃあ近所のオバハンです。て言うか、それでは近所のオバハンに失礼です。
「琉球民族は先住民族ではあるけれど、現在は自他共に日本国民と思っている」という命題は成り立つのですよ。
琉球民族が先住民族であるか否かは、先住民族の定義に従い、これまでの琉球の歴史を振り返る必要があります。
その議論を避け、こんなデリケートな問題を世間話のような根拠で決めつけるなんて。よくまあ沖縄の選挙区で立候補できたものだと思います。
(続く)