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写真集「南風原」(1) アマダイガーラ

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    写真集「南風原」から、昔沖縄の風景を数枚紹介します。

    一枚目はアマダイガーラ。南風原町照屋にあった民家の写真です。



    茅葺の屋根に瓦の庇を取り付けてあります。明治時代に民家の瓦葺が許され、この形式が流行しました。

    沖縄には「アマダイミジャ ソーユジケー」という言葉があります。雨垂れ水は醤油のように使え、ですね。つまり、アマダイガーラはアマ(雨)ダイ(垂れ)ガーラ(瓦)。


    上の写真は、座敷が見えないので、北西方向から撮ったものだと思います。では、南側、東側はどうなっていたのか。

    こちはら、八重瀬町の美味しいそば屋「屋宜家」の庇です。

    20120116151701_0.jpg

    庇の下の空間を雨端(アマハジ)と呼びます。上の写真の民家の南側、東側にはこんな雨端があったはずです。

    雨端は屋内でも屋外でもない空間です。雨や陽射しは遮られていますが、自然と無関係ではいられません。また、訪問者と接する場でもあります。

    昔の沖縄の民家はオープン型。自然と共生している雰囲気がありました。


    やがて、台風被害を防ぐために、沖縄の民家はコンクリート住宅に建て替えられました。広いテラス付き。

    つまり、こんなお宅ですね。



    ナイチの発想としては、テラスのスペースにもう一部屋造るでしょうが、それよりもテラスが優先されます。現代版の雨端。

    家族や友人とバーベキューができますね。雨の日に一人で本を読んでもよろしい。いや、うらやましいです。


    そして、最近の民家のトレンドはこんな感じ。



    話は変わりますが、出張などで使うビジネスホテル。私は外界から隔離された、あの無機質な空間が好きでした。

    雨が降ろうが、夏の強い陽射しを受けようが室内は快適で、部屋の外の出来事と無関係でいられます。更に言えば、他人と交わることもありません。


    沖縄の民家はオープン型からクローズ型に移行していると言って良いでしょう。 どちらが暮らしやすいのか。これはなかなか難しいところです。

    一軒一軒のお宅はその家の好みとしか言いようがありませんが、クローズ型の住宅が増えていることは世相を反映していると言えるでしょう。


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