JUGEMテーマ:地域/ローカル
イスラム国によるテロが、一昨日の夜、北谷町美浜で起きるとデマが流れ、それがSNSで拡散したため、ちょっとした騒ぎになりました。
テロが起きていれば、情報を拡散した人達は被害を食い止めたことになったんでしょうが、問題はその情報源です。ネットで得られるような情報に悪乗りし、むやみに拡散することはやめろと言いたい。
デマを拡散した人達はその反響の大きさに驚き、ツイートを削除したり、アカウントそのものを消したりして、証拠隠滅に必死なようですが、そんなことなら最初からじっとしとれって話です。
米軍基地が集中する沖縄は、テロリストから見れば米国の飛び地のようなもの。9.11の後、深刻な風評被害を受けました。
その頃の沖縄は官民あげてこんなキャンペーンをやってましたね。
私はちょうど沖縄に通い始めた頃でしたから「言われんでも行くわっ!!」と思ってました。ところが、改めてこのステッカーを見ると当時とは受け止め方が随分違います。
何が大丈夫なのか、当時も今も、その根拠を示すことは誰もできないでしょう。つまり大丈夫とは言えないってこと。テロが起きると言う嘘も、起きないと言う嘘も、罪の重さは同じです。
当時はテロの標的になるとすれば米軍で、沖縄はその巻き添えを食った立場でしたが今は違います。平和安全法制の成立、南スーダンなどのPKOとそれに伴う駆け付け警護など、今や日本がテロの標的になる要素は充分にあります。
四方を海に囲まれた沖縄はテロリストの浸入が容易で、テロにうってつけの施設が沢山できました。沖縄はますます「だいじょうぶさぁ〜」などとは言えなくなっています。
今回のデマが拡散したことは、沖縄県民がテロに対するリアリティを少なからず持っていると言って良いかもしれません。