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久茂地尋常小学校の遺構(1) 那覇市による地上げ

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル


    こちらは、2014年に廃校となった那覇市久茂地小学校です。校舎は近々解体され、跡地には市民会館が建設されます。



    那覇市は市内中心部のドーナッツ化現象により生徒数の増加が見込めないとし、101年の歴史を持つ小学校を廃校にしましたが、それでも300人近い生徒が通っていたのです。小学校周辺の遊休地に市営住宅や高層マンションなどの集合住宅を建てれば、久茂地小学校を存続することはできたでしょう。市内の一等地ですから、集合住宅の需要は充分にあったはずです。


    例えば、久茂地小学校近くにあった久茂地公民館(2011年撮影)。

    20111021144802_0.jpg

    こちらも沖縄少年会館として建設された歴史的な建物でしたが、那覇市は耐震性に不安があることを理由に解体しました。耐震工事を施せば使えた建物でしたが、そこは百歩譲るとして、ここに集合住宅を建てることはできたでしょう。



    久茂地公民館は安里に建設されたサイオンスクェアに移り、集合住宅が併設されました。現在再開発中の農連市場にも市営住宅や高層マンションが建設されます。そして、それらは久茂地小学校の校区外にあたります。


    ドーナッツ化現象を問題と認識しながらも、なんらの対策も講じず、小学校の廃校を選択する。この本末転倒には理由があります。那覇市はとっくの昔に久茂地小学校跡に市民会館を建設することを決めており、生徒数が増えると都合が悪かったてこと。ドーナッツ化現象を廃校の理由に上げる一方で、それを維持もしくは悪化させようとしました。

    もちろん、久茂地小学校の地域住民には市民会館建設の予定は無いとして「市民の意見を踏まえ、地域及び全市的な観点から有効活用を検討していく」などと説明していましたが、それを信用する住民はいませんでした。


    この行政による「地上げ」を推進していたのが当時の那覇市長(現知事)と教育長(現市長)でした。

    先ほど、久茂地公民館にリンクさせた投稿には「取り壊し賛成派」さんからコメントがありました。なにかの予感があってコメントのIPアドレスを検索してみれば、それは那覇市役所のネットワークから発信されたもの。それなら、ハンネを「取り壊し推進派」にしろっちゅうの。

    (続く)


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