JUGEMテーマ:地域/ローカル
相棒のA「あっ、Cさん。惣菜屋の人参と玉ねぎはどこにあるのかな」
C「どこにも無い。大根1ケースは用意した」
A「えっ、なんで?」
C「1本か、1キロか、1ケースか、なんやねん」
A「あっ、しょれでね。え〜っと、この字は誰の字だったかな」
C「書いたのは長男。でも長男に聞いても分からんよ」
A「なんで?」
C「昨日の夕方に注文があって、電話に出たのがお母さんだそうだ。そんで長男に『人参ティーチ、玉ねぎティーチ、大根ティーチ。ハッサ、マチヤグヮーなってるさ』とか言うてやな、長男は言われた通りを書きました」
A「お母はどこね?」
C「今日は休み」
A「じゃあ、わからんね」
C「よくそれで平気だな。まあ、お前の配達先やからええんやけど」
A「平気って何ね」
C「お前は市場に行く前にも『惣菜屋の注文はどこね』ってお父さんに聞いたら、お父さんが『さあ、どこだったかな』。それから二人で探し始めて、やっと見つけたら葉野菜の注文は無し。注文の内容をお前が知ってたら探すことにはならんやろ」
A「そうらけろ」
C「毎朝、毎朝、同じことを繰り返して、よくまあ平気だなって言ってんの」
A「そうね」
C「ほんでお前は、人参も玉ねぎも1キロ持って行くだろ。そしたら惣菜屋に『あっ、玉ねぎは1キロだけど、人参は1ケースだったんですぅ』って言われてやな、『ハーッシ。もう一回、惣菜屋へ行ってこようね。あ〜忙しい』ってなるやん。もう、そこまでがセットやねん」
A「そっ、そうらけろ。じゃあ・・・」
C「それから言うとくが。惣菜屋の用意をするのはお前の仕事やで。何年も前に、お前が一人で市場に行くようになって、あんまりオタオタするから、俺がやるようになったんや。そろそろ『長い間しゅんましぇん。今日からワンがやりましゅ』って言え」
A「えっ!、そうらったかな。忘れてたさ(笑)」
C「で?。惣菜屋の注文はどうすんねん」
A「どうしゅるって、なんね」
C「惣菜屋が注文して、お前が配達する。たったそれだけの仕事やろ。何でそこにお父さんやらお母さんやら長男やらが挟まってるわけ?。ついでに俺まで挟んでから。おかしいやろ」
A「どうすんの?」
C「惣菜屋からお前の携帯に注文してもらえよ。それだけで今の話は全部解決や」
A「考えとくさ」
C「『考えとくさ』。あ〜、イライラする」
A「ウチナーンチュはイライラしないからね」
C「ほ〜、よぉ言うた。ウチナーンチュの全員が一緒にすんなって怒るやろ。お前なんか、昨日や今日と同じように明日も過ごしたいわけよ。まあ、ずっとそうやっとれ」
A「フン」