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糸満バスターミナル再訪

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    糸満前端区の路地探しの合間に、区内にある糸満バスターミナルに寄りました。



    二つ並んだ建物は、沖縄バス(左)と琉球バス(右)の営業所。左の建物が一見新しく見えますが、ペンキを塗り替えただけで、築年数は隣と変わりません。


    十数年前の夏。観光客の私はここにいました。私の記憶にある糸満バスターミナルはこんなです。



    沖縄には数回来ていたものの、真夏は初めて。何も無い埋め立て地の一角でバスを降りたら、バスターミナルがハレーションしてました。建物も地面も空も全てが輝く白。その圧倒的な光の量に私はビビってました。なんともまあ、初々しいこと(笑)


    その時、何をどう考えたのか、私はバスでひめゆりの塔を目指していました。ところが、那覇バスターミナルで乗った糸満行きのバスが北に向かって走り出したのですよ。その後、やっと南を向いたと思ったら今度は東に走り出すし「沖縄のバスは何を考えとるんだ」と思いましたよ。

    そんなことで、バスから眺めるつもりだった海は一度も見えず、20分位で到着するつもりが1時間近くもかかるし、ひめゆりに向かうバスは90分待ち。


    上の写真に緑色のシートが見えますが、あのあたりで私は途方に暮れていました。

    今、その姿が見える(笑)。

    40代で今より少し若い私は、憮然とした顔で「チッ」と舌打ちしながらタクシーに乗り込みました。


    実は、沖縄の各地で観光客の私と会うことがあります。道を曲がった時や、見たことのある店の前で、突然、旅行カバンを手にした私が現れるのですよ。先ほどの話だと、国場十字路を東風平方面に右折するバスの窓に、狼狽えた顔の私。

    映画「異人たちとの夏」を思い出します。



    ちゃぶ台に扇風機、冷えた西瓜、簾、線香花火、父と母の笑い声ー。

    鶴太郎が風間杜夫に声をかけたように、私も観光客の私に声をかけてやりたい。

    「信じてくれんだろうけど、お前は数年後に沖縄で暮らすことになるの。だから、そんなイライラすんな」

    みたいなことですかね(笑)

    と、そんなことを考えつつ、私は路地探しに戻ったのでした。


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